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―実写版セーラームーンを検証する―
Act.23:マーズれい子登場編――
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本稿は、2004年3月13日(土)にTBS系列各局で朝7:30~8:00に放送された、「美少女戦士セーラームーン」(実写版)第23話の感想記(DVD鑑賞レビュー)です。
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今回は、Act.20以来、久々にセーラー解説がありました…。
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担当はうさぎちゃんですが、前回のライブハウスでのシーンが掻い摘んで再現され、そこにナレーションだけが被さります…「敵に捕まって、心を変えられてしまった亜美ちゃんが、私達を襲ってきたの。でも、亜美ちゃんと戦うなんて、絶対ぜったいできない!…そんな、亜美ちゃんへの気持ちとか、悲しい気持ちとかでいっぱいになった時、その時、私も、レイちゃんもまこちゃんも、なぜか信じられたんだよね。力を合わせれば、きっと亜美ちゃんを取り戻せるって」。
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次に、ダーク・キングダムの四天王石の保管庫が映されます…で、ゾイサイト石が光っております。
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あれ? 前回のラストシーンでは、ゾイサイトはいつもの「幻想即興曲」を弾いてたのに、今回は、曲が「革命のエチュード」(←ショパン作曲 エチュード(練習曲) 作品10 第12番 ハ短調)に変わってますねぇ…(←ちなみに「革命」は俗称)…
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同じシーンを、前回のを使い回さずに、新たに撮り直すのは分かりますが、弾いてる曲が違ってんのは何故でしょうか? で、シーン自体も前回とは若干違っております(↓)
―シチュエーション― |
―前回― |
―今回― |
ピアノの音に気付くタイミング |
ドアを開ける前 |
ドアを開けてから |
陽菜さんのセリフ |
「CD? やだ! 誰かいるの?!」 |
「やだ! 誰かいるの?!」 |
ゾイサイトが弾いてる曲 |
幻想即興曲 |
革命のエチュード |
ゾイサイトのセリフ |
ピアノを止めて立ち上がってから |
ピアノを弾きながら |
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これ、Act.17の時も、Act.16のラストシーンを新たに撮り直してましたが、ナニげに今回もその時と同じ監督さんなのですが、Act.17の時は明らかにリメイクの必然性があったのですが、今回のリメイクには、果たしてどのような必然性があったのか? 何度検証し直してみても、ワシにはサッパリ分かりませんでした…。で、一応ワシなりに立ててみた仮説は、以下の通りでございます(↓)
1.
ゾイサイトの中の人が、休んでる間にいっぱいピアノを練習して、レパートリーを増やして来た。
2.
今回の監督さんが密かにショパン好きで、ショパンの曲をたくさん使いたがった(←ショパンの曲は詩情豊かであるが故に、有名な曲から無名な曲まで、映画、ドラマ、アニメ、CM、ゲーム等、国の内外を問わず至る所で使われまくってるので、詳しく知らない人でも、「え? これもショパンだったの?」という曲が山ほどある。他の作曲家が特定の曲しか使われないコトを思えば、その多岐にわたる曲数と使用頻度は、おそらくNo.1ではないだろうか?)。
3.
前回は、視聴者に向けて『ゾイサイト復活を告げる』ために、毎度おなじみの「幻想即興曲」を弾かせたが、今回は、『もはやかつてのゾイサイトではない』と印象付けるために、わざと違う曲(←その名も「革命のエチュード」)を弾かせた…等々…。
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地場衛:「お前は!!」。ゾイサイトはピアノを弾きながら、顔だけを地場衛に向けて、「マスター、エンディミオン…」。
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「♪じゃ~ん…ひとみは~いつ~も~ジュ~エル~(ジュ~エル~)…♪」(←ここでオープニングです)。
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オープニング開けは、その続きから…。
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前回接触不良だったゾイサイトのピントが、だいぶ合ってきたようです…「やはり間違いない…。マスター、…あなただ…」(←以前は、Act.11、12のいずれもタキシード仮面としか会ってないので、今回初めて、マスクを取った素顔でそれを確認した訳ですな)。「お前は…あの時!…『ヴィーナスに秒殺されてたメッチャ弱いヤツ!』」(←その時のシーンを回想しつつ)。「…『いや、アレは思いっきり油断してただけで…ってそうじゃなくてっ!』…思い出して欲しい。かつてエンディミオンと呼ばれていた頃を…」。「オレが?……お前は誰なんだ?…オレのコトを知ってるのか?!」。
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ゾイサイトは続けます…「はるか昔……」。「……」。「…静かに心を合わせて…『ただし…、慣れない者が最初から飛ばし過ぎると、お腹を壊すので気をつけて…』」。そうして地場衛がゾイサイトのピアノを聴いてると、突然、玄関の方から「衛?! どうかした?!」という陽菜さんの声が…「!!」…ゾイサイトの指が止まり、地場衛が振り向きます。陽菜さん:「ねえ! 入るよ!?…『私だって、いつまでもそう物分りのいい女でいるつもりないのよ!』」。「いや! ちょっと待て!…」。
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地場衛は慌てて玄関へ走ります(←この時、地場衛は居間のドアを途中までしか閉めませんでした。つまり、閉め切って音を立てると怪しまれるので、取り敢えず中を見られないよう視界だけ塞ぐようにしたんですな)…で、地場衛が「陽菜!」と止めようとすると、買い物袋から果物(←オレンジ?)や野菜がこぼれ落ちてしまいます(←また手料理か? 今度は何を習って来たんだ? セロリがあったので、前菜にサラダがあるコトは間違いない…つまりまた洋食系だな)。「ごめん…」。地場衛はそれを拾いながら、「あぁ…ちょっとぉ、外でコーヒーでも飲もう?」(←く、苦しいぞ…)。「いいけどぉ、あの音ナンだったの?」。「え?!…『ナニが?』」。「…『ナニが?って、そうくるか…』」。
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ダーク・キングダムにて…。
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ついにゾイサイトがダーク・キングダムに復帰です…。で、また違う曲を弾いております…今度は「木枯らしのエチュード」(←ショパン作曲 エチュード(練習曲) 作品25 第11番 イ短調)です(←ちなみに「木枯らし」は俗称)…
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…その音を聞いて、御前会議中のベリル様が「!」と振り向きます。四天王の面々もナニげに耳を澄まします。
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ネフライト:「あのピアノは!」。ベリル様:「ゾイサイトが復活したか!…『曲がいつもと違うが…』」。クンツァイト:「ゾイサイトが?!…『ちっ、余計なヤツが出て来ちまったな…』」。ネフライト:「…『ちっ、休んでる間にレパートリー増やしやがったな…』」。ジェダイトくん:「…『ちっ、また差をつけられたか…』」。ベリル様:「クイン・メタリアの力が大きくなったせいであろう。また一歩復活が近付いたのだ…」。
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ところで、このようにダーク・キングダム・サイドでは、ゾイサイトの復活がたった今確認された訳ですが、てコトは、さっきゾイサイトが地場衛宅にピアノ持参で現れた映像は、ダーク・キングダムの音楽室から『心を飛ばして来た』訳ではないと言うコトになりますな…。ひょっとすると、曲の違いによって、『心の飛ばし方』にバリエーションが付けられるのでしょうかね? なのでゾイサイトは、一番最初に『マスター訪問』を果たしてから、そのあとでダーク・キングダムに職場復帰したみたいですね…「セーラーヴィーナス様」にやられた時のあの場面が、よっぽど心残りだったようです(←で、相変わらず御前会議には出席しないようで、ジェダイトくんみたいにベリル様の前には挨拶に来ませんな)。
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ベリル様は、そのジェダイトくんを見て、「…ジェダイト…よくエナジーを集めたな」。ジェダイトくん:「は! ベリル様のため、さらにエナジーを!」(←って、あれぇ?! もしかして、前回の『ジョーカー妖魔』ってアレ、密かにジェダイトくんの妖魔だったみたいじゃないですか?)。
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…てコトは、これはアレですな、前回ジェダイトくんが、クンツァイトから「手柄を立てたいと言うなら……力を貸してやるぞ」と言われて、その後、どうやらこの両者の間に裏取引が成立してたみたいじゃないですか?…てコトは、前回の遊園地での一件は、実は『クンツァイトとジェダイトくんの共同作戦だった』ってコトになるじゃないですかっ!…てコトは、あの時クンツァイトは、ジェダイトくんにマーズとジュピターの相手をさせ、その隙に、自分はダーキュリーにセーラームーンの相手をさせていた…というコトになりますな…てコトはだっ! つまり、前回クンツァイトが、「まあ、ヤツらを追い込んでみるまでだ」と言ってたその「ヤツら」とは、実質セーラームーンだったってコトになるじゃないですかっ!(←やはりクンツァイトは、『プリンセスはセーラームーンだ』と思っていたのだなっ!)。
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ベリル様は、今度はネフライトを見て、「ネフライト!…そろそろお前の存在価値を見せてもらいたいものだが…」(←おおっ! 一方コチラは、ナンか「存在価値」とか言われちゃってますよ?!…こりゃさすがに、いよいよヤバいんじゃ…)。ネフライトは焦った表情を浮かべつつ、「はっ、幻の銀水晶、今しばらく時間を!」。するとジェダイトくんがほくそ笑みながら、「時間の問題ではないと思うがな…『バカなオレが言うのもナンだが、要するに、アタマの問題?』」(←おおっ! やはりジェダイトくんは、完全にクンツァイトに寝返ってた模様です…コイツは世渡り上手です…「パシリ体質」とも言いますが、意外と実力以上に出世するタイプかもしれません)。ネフライトは、ベリル様にお辞儀しながら、そんなジェダイトくんを睨み付けます。クンツァイトは、そんなネフライトを見ながらニヤりとします…。
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やはりクンツァイトは、自分の本来の目的のために利用できるなら、他人に「手柄」をくれてやるコトなど何とも思ってませんでしたな。で、前回、それをうまくモノにしたジェダイトくんと、Act.15でモノにできなかったネフライトとの明暗が、ここで分かれた訳ですかな?(←まあ、もっともネフライトは、そもそも『幻の銀水晶探し』担当に任命された時点で、すでに貧乏くじ引かされてたようなモンなんですけどね…)。
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で、ダーキュリーはと言うと、前回ベリル様に向かって、「誰かの部下になったつもりはないわ」と啖呵を切ったので、当然の事ながら、御前会議にも出席しませんな(←きっと、学校がない日のお昼とかは、クンツァイトにコンビニ弁当を買って来させて、基地の屋上で食べてるんでしょうな)。
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ネフライトは、御前会議のあと、洞窟の通路を歩きながら、「ジェダイトめ! クンツァイトに擦り寄るとはっ!…」。
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すると、その先に立っていたダーキュリーが、それを聞いて、「あなたもそうしたければ、私が口を利いてあげましょうか?」(←おおっ! これはつまり、『クンクン・キングダムの社長秘書』に就任した訳ですなっ!)。「黙れ! 誰がクンツァイトなどにっ!」。
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「じゃあせいぜい頑張るのね…」。ダーキュリーはネフライトの横を通り過ぎて立ち止まり、「ただし、セーラー戦士には手を出さないで。……私の獲物だから…」(←おおっ! 「獲物」とか言っちゃってますよ?!)…ダーキュリーは、ダークに微笑みながらそう言うと、その場を立ち去ります。ネフライトはその後ろ姿を見送りながら、「生意気な!……『でも…いいなぁ、アレ…。やっぱ口を利いてもらおうかなぁ…』」。
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クラウンにて…。
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「亜美ちゃんを元に戻すのは、やっぱり、みんなの力だと思うの」(←ノーマルバージョン)…ルナが、赤いソファの背もたれの上に乗って演説しております。その背後の壁には写真ボードがあり、Act.5で初登場した「三人時代の写真」や、Act.9に至ってやっと追加された「四人時代の写真」が見えます(←正に、青春の軌跡ですなぁ…しみじみ…)…「セーラームーンが力を放った時、マーキュリーが元の姿に戻りかけたでしょ?」。
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みんなは、いつもの丸テーブルのイスに座ってそれを聞いてます(←みんな制服姿です)。「……」(←うさぎちゃんは、あの時の幽体離脱「…うっ……うさぎ…ちゃん…」を回想中…)。「戦士たちの、あの力をもっと強くすれば…」。「そのために、あたし達も、うさぎみたいに、自分たちの力に目覚めないといけないわけね…」。「そうよ。戦士の力は、もっと大きいはずなの」。「うん…」。「うん…」。
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それにしても、一番戦士の自覚のないうさぎちゃん(=セーラームーン)が一番最初に「戦士の力」に目覚めるというのも、皮肉めいてると言うか、ナニやら示唆めいてると言うか…(←攻撃陣のレイちゃんとまこちゃんは、ナニげに納得いかなかったりして…)。
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ちなみに、今回、まこちゃんの出番はたったのコレだけで御座います…(←ここんトコずっと、『じみに大活躍っ!』だったモンね♪)。
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※ ちなみに、実は前回の次回予告に、おそらくこのクラウンのシーンのどこかだと思われますが、まこちゃんが「レイの歌、聴いてみたいけどね?」って言ってるシーンがあったのですが、本編ではカットされてしまってますね。DVDの映像特典にもコレに絡んだ「未使用シーン」は収録されてなかったので、それがどういう流れの中で出て来たセリフなのかは、ちょっと不明です。ただしっ! 今回このあとに続く展開の中で、結局まこちゃんだけレイちゃんの歌を聴かずじまいに終わってますから、そのまこちゃんに、なぜここでこのセリフを言わせたのか?と言うコトに関しては、ナニげにちょっと引っ掛かるモノがありますねぇ…(←なぜなら、そうするとレイちゃんは、「聴いてみたい」と言ったまこちゃんにだけ、結局歌を聴かせなかったコトになる訳ですからねぇ…)。
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そのレイちゃんは、前回の「セーラーヴィーナス様」のお言葉(←「もう少しよ…自分達の力のすべてを、思い出して!」)を回想しております…。
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で、これは、今のクラウンからの帰宅途中でしょうか?…制服姿のレイちゃんが、いつもの帰り道の途中で立ち止まり、「……(心の声→)どうやったら…」と考え込んじゃっております。
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石段を上がって鳥居をくぐると、突然レイちゃんは、「はぁ(笑)…!」。見ると、お母さんに連れられた女の子が、神社にお参りに来てて、ちょうど帰るところだったみたいです。レイちゃんはお母さんの方に「こんにちは」と言うと、女の子に向かって腰を曲げて、「ななちゃん退院したんだ?」。お母さん:「ええ、おかげさまで」。「よかったねぇ?」(←関西弁?)。ななちゃん:「あのね、愛野美奈子が、ななが、入院していた、病院に、お見舞いに来てくれたんだよ」。「えっ?!…(心の声→)愛野美奈子が…?」。
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ちなみに、このシーンの最中に、ナニげに一匹の黒猫(←首の下と足は白)が神社の軒下を通り過ぎて行きましたな…。でもコレ…、まあ普通に考えれば単なる偶然でしょうなぁ…(←そもそも、ここで意図的に猫を歩かせる理由が何もありませんからねぇ…)。で、ひょっとすると、その偶然が面白かったお陰で、レイちゃんは、本来NGだったはずの「よかったねぇ?」(←関西弁)をOKテイクにされてしまった…なんてコトはないでしょうかねぇ?
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つまり、それはどう言うコトかと言うと、たとえるなら、ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」のジャケットを撮影したカメラマンさんのエピソードみたいなものではないか?と、単に連想したに過ぎないのですが…⇒【そのカメラマンが、アルバムの裏ジャケ用に「アビイ・ロード」の標識のある壁を撮影してた時、いきなり女の人が前を通り過ぎたために影が写ってしまい、カメラマンは思わず怒ったのだが、ビートルズはその影を面白がり、そのNG写真を裏ジャケに採用したのである…】。芸術家には、案外、「偶然の産物」を面白がるところがあるものですからねぇ…。
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その、「ななちゃん」が入院してたという「南十番総合病院」にて…。
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この病院もけっこう大きい病院ですが、Act.11~12で美奈子が入院し、Act.21で亜美ちゃんが運び込まれた「港区立 十番病院」と比べたら、遥かに小さいですな(←建物自体は、5階建てです)。
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レイちゃんは私服に着替えてますが、これは、さっきの火川神社のシーンの直後でしょうか?(←後述するが、実は日付が変わってるのだ)…レイちゃんがその病院に行って見ると、ナニやら、病院らしからぬ音楽の音が、漏れ聴こえて来ます…。音のする方へ行って見ると、病院内の施設(←子供のためのレクリエーション・ルーム?)に特設ステージを設けて、愛野美奈子がミニ・ライブをやっておりました。
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ちなみに、ナニげにちょっと気になったので、それとなしに観客の数を数えてみましたところ、当ライブの観客動員数は全27名で、しかも、その内訳は以下の通りでありました…(↓)
小さい女の子⇒ |
6人 |
小さい男の子⇒ |
4人 |
お母さん⇒ |
13人 |
看護婦さん⇒ |
2人 |
レイちゃん⇒ |
1人 |
若い女の子⇒ |
1人 |
野郎⇒ |
0人 |
合計⇒ |
27人 |
★
コレって…要するに愛野美奈子は、ナニげに「女・子供」にしか人気がないんでしょうか?(←それともコレは、そういう『子供向けチャリティ』なのか?)。しかし…この部屋はガラス張りで外から丸見えで、おまけに入り口のドアも開けっ放しなのに、野次馬がレイちゃんただ一人だけで、部屋の外にいる人々が誰も興味を示そうともしてないのは、一体どういうコトだ??…(←職員さんと患者さんのマナーが良すぎるのか?)。
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で、美奈子は、ちょうど「セラビー」を歌い終わったところで、お客さんが一斉に「わぁ~っ♪」、「かわいい~っ♪」などと言いつつ拍手しております。で、それがラスト・ナンバーかアンコール・ナンバーだったらしく、美奈子がステージを降りて来ます。
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で、美奈子はその時、レイちゃんの姿に気付き、一瞬、「…『ちっ、また来たわね…』」みたいな顔をしますが、すぐに笑顔に戻って、子供達にサインしてあげます。看護婦さん:「はいっ、順番に並んで並んで!」。女の子:「サインしてくださーいっ」。そのお母さん:「お願いしますぅ…」。美奈子はしゃがんで、お母さんからペンを受け取ります。
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レイちゃんは部屋の中に駆け込んで来て、入り口の前でその光景を見ております…「…『ナニよコレ?…めちゃめちゃ好感度アップしちゃってるじゃないっ!』」。美奈子は、サインしてあげたノートとペンを女の子に渡しながら、「はいっ、早く元気になるといいねっ♪」。「うんっ、ありがとう」。看護婦さん:「あ~良かったねぇ~。はい次ぃ…」。次のお母さん:「お願いしま~す」。
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「…『て言うか…あたしの「火川神社 子供会」にコレで対抗しようってわけ?』」などとレイちゃんが考えていると、そこに、「あのぉ~」と女の子が一人やって来ます。「?…」。するとその子は、ナンとレイちゃんに向かって、「サインください」とか言い出すではありませんか…。
★
「えっ?……あっ、愛野美奈子はあっちよ♪…『フッ、子供は正直ね…どっちが美人か、見りゃ分かるってか?』」。すると、その子のお母さん(←妊婦さん)が、「あっ、あのぉ、美奈子ちゃんと同じ事務所のタレントさんなんですってね?」とか言い出すではありませんか…。「?」。「マーズれい子さんって言うんでしょ?」(←ま、ま、ま…、まーずれいこぉ?!)。
★
「はい??…」。「美奈子ちゃんが教えてくれたわよ!」。「な!…『ナンぢゃそりゃあぁ!!』」。そのやり取りを、美奈子がサインしながらチラっと見てます(←相変わらず、イタズラ好きなお茶目さんですな…)。
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ところで、その「マーズれい子さん」は、この時、この女の子にサインしてあげたんでしょうかね? もしもサインしたとなると、Act.12でうさぎちゃんが美奈子の「ひげ武者」をやった時の、「うさぎ」のサインに匹敵する『レアモノ』ですな(←ワシ、サインなんて一切興味ないですけど、『マーズれい子』のだったらメチャメチャ欲しいですな…)。
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サイン会も終わり、お母さんとお子さん達が会場から引き上げて行きます…。
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レイちゃんは、外で柱に寄りかかり、美奈子が出て来るのを待ってます…。さっきレイちゃんに話しかけたお母さん(←妊婦さん)が、美奈子に「頑張ってくださいね♪」と声をかけてます。「ばいばい♪」(←女の子に手を振る美奈子)。
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美奈子がレイちゃんに気付くと、レイちゃんが歩み寄ります…「どういうコト?! あたしがタレントだなんて…『スカウトしたいわけ?』」。「…『誰がっ!』…あたしのコトは追わない約束でしょ?…『それともアナタ、あたしの追っかけ?』」。「…『誰がっ!』…あなたが毎月ここに来てるって聞いたから…何かあるのかと思って…『一応心配してあげてんのよっ! ダーキュリーにも負けてたくらいだから』」。「…『ムカっ、その嫌味言いに来たわけ?!』…健康診断のついでに、入院してる子供達を励ましてるの…『超性格いいでしょ?』」。
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「毎月?」。「体調管理のためよ…『しつこいわね』」。「…」。ここで美奈子は、本心を悟られないよう目を伏せて、レイちゃんの斜め後ろに歩を進めながら、「それより、セーラームーンが最初に(←ここでレイちゃん:「!…『ギクッ!』」)目覚めるなんて、意外だったわね(←相変わらず、イマイチ美奈子から信頼されてないセーラームーン…)。アナタが先だと思ってたのに…」。
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「…『ちっ、また話をすり替えやがった…!』…リーダーになるはずなのに、情けないって言いたいんでしょ?…『リーダー…いい響きだわ…』」。「そうね、力が目覚めるには、心の問題が大きいけど、リーダーとして何か欠けてるんじゃないの?…『リーダー…ホントいい響きよね…』」。「!…」(←ナニげに痛いトコ突かれたか?)。
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美奈子がそう言って、レイちゃんの前を横切って去って行こうとした時、そこに、「あの~う!」と、看護婦さんが、入院中の子供達(←女の子3名)を引き連れて駆けて来て、「美奈子さんに聞いたんだけど、午後からマーズれい子さんがミニ・ライブをして下さるって!」。「え?!」。レイちゃんが美奈子を見ると、美奈子は顔をそむけてクスクスと笑い始めます…(←この人ホント、イタズラ好きよね…そんな美奈子がワシも好きだが…)。看護婦さん:「子供たち大喜びですぅ~、ねぇ~っ♪」。子供達:「ねぇ~っ♪♪」。「はぁ…」(←苦笑い…)。レイちゃんは、思わず美奈子の腕を引っ張って柱の陰に連れて行き、「チョット、どういうコト?!」。「だから、罰よ!」。「!…『ってナンの罰よ?!』」(←「追わない約束」を守らないからか? 「目覚める」のが遅いからか?)。
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すると看護婦さんが、「あの~う…ステージに必要なものって何かありますか?」(←バック・ダンサーとか?)。「いえっ、でも、私…ぜんぜん有名じゃないし…『まだハリウッド進出も、もうちょっと先なんで…』」。『ナニがハリウッドよっ! アレじゃ「ひこえもん」扱いじゃないっ!』。『ほっといて頂戴っ!』。看護婦さん:「ああ~そんなコトぜんぜん…『インパクトじゃ「ひこえもん」以下でしたよ?』…ねぇ~っ♪」。子供達:「ねぇ~っ♪♪」。『こんガキャ~っ!』。「入院してると楽しみも少ないから、子供たち元気になると思います! よろしくお願いします。じゃ行こう! 楽しみにしてま~す♪…」。
★
たぶんコレって、たとえば、これを言いに来たのが看護婦さん一人だけだったら、レイちゃんはナンだカンだ言って断固拒否する事もできたんでしょうが、一緒に子供達を連れて来ちゃってたがために、断るに断れなくなってしまったんですな(←誰の差し金かは知りませんが、ナニげに手口が巧妙ですな…)。
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レイちゃんは美奈子を睨みつけますが、美奈子はそんなレイちゃんをやり過ごしながら、「リーダーの力で、みんなに協力してもらえば?」。「こんなコトで仲間は使わないわ!」。「そう…、じゃぁ、あたしは検診があるから…。がんばってね、マーズれい子さんっ…」(←去ってく美奈子)。「!…『チョット! その芸名だけでもどうにかしてっ!』」(←柱を引っ叩くようにして悔しがる)。「…『イヤよ、超気に入ってるんだからっ!』」。
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ちなみに、前回ワシが作成した「仲間という言葉を使った回数表」によれば、Act.8を最後にこの「仲間」という言葉は誰にも使われていませんでした。そして前回、『ダーキュリー事件』をきっかけに、まこちゃんとルナがやっと思い出したかのように使った訳だったのですが、今回それが、ようやくレイちゃんによっても使われましたねぇ…。で、それを言わせたのが美奈子だったと言うのも面白いですが、その美奈子は決して『仲間』とは言っておらず、ここでは「みんな」という言い方をしたんですよね…それなのに、それに対してレイちゃんは、「仲間」という言葉で返してるんです…。要するにここには、『プリンセスのアナタにとっては単なる「みんな(=部下)」でも、あたしにとっては「仲間」なのよっ!』というニュアンスと、『だから、こんなセーラー業務と関係ないコトでは「仲間」を使わないわ!』という二つのニュアンスが含まれてるんですな。で、前回も書きましたが、このようにレイちゃんが「仲間」絡みのセリフを言う時、必ずそこには、『セーラー業務をするのが「仲間」であって、それ以外のプライベートなコトは「友達」同士でするコトだ』という、両者を区別するような『線引き』のニュアンスが含まれてるんです。つまりレイちゃんは、「仲間」は「仲間」として考えてて、それとは別に、「友達」は「友達」として割り切って考えようとしてるんですな。だからこそ、亜美ちゃんに気兼ねして『うさぎに対して距離を置く』なんて芸当もできる訳です。そこが、最初から「仲間」という概念しか持とうとしない『体育会系』のまこちゃんとは違うところです。一方のうさぎちゃんと亜美ちゃんの守備陣は、そこが完全に公私混同されており、「仲間」と「友達」の間に一切『線引き』がないんです。要するに、レイちゃんは、本当はうさぎちゃんや亜美ちゃんのように、「仲間」のコトを「友達」と思いたいのに、素直にそれができないと言うコトなんですな。なぜなら、Act.4で亜美ちゃんに言ったように、「友達とか、家族とか…、いつかきっと壊れるから…。今までずっとそうだったし…」と、今でもそう思ってるからです(←※この心理に関しては、レイちゃんの場合、自身の「家族」の問題と切り離しては、決して解決できないからです)。つまり、「仲間」のコトを大切に思えば思うほど、それが「壊れる」時のコトを恐れてしまうからなんですな。だから普段から、その本心を、一切言葉にも態度にも出さないように勤めてる訳です。前回も触れましたが、つまりそれが、レイちゃんが「友達」という言葉を使う時、その全てが「間接的」であると言うコトの理由なんですな。
★
ところで、そう言えば、さっき看護婦さんは、「午後からマーズれい子さんがミニ・ライブをして下さる」って言ってましたね? てコトは、今は『午前中』と言うコトになりますから、これ、さっきの火川神社のシーンから日付が変わってますな。火川神社ではレイちゃんは学校帰りだったので、あの時点ですでに『午後』だった訳ですからね。つまり今日は、土曜か日曜というコトになる訳です。おそらく、「ななちゃん」のお母さんから、美奈子のライブは『午前中』に行われると聞かされて、レイちゃんは、ちょうどそれが終わる頃の時間を見計らって来たんでしょうな(←なぜなら、『美奈子のライブ自体には全く興味がない』ので…)。
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★ ★ ★ ★ ★
★
ばんっ!と、クラウンのテーブルに歌本を叩き付けるレイちゃん…。
★
「やるわよっ、ナニよ!(←ここでキッと振り向き)ライブくらい…!」(←この時点では、美奈子に対する対抗心がみなぎっておりますな)。
★
で、レイちゃんはカラオケ・マイクを取ると…「…『どーすんだよコレ?』」みたいにまじまじと見つめ…、
★
取り敢えずステレオのスイッチを入れ…、
★
なぜか、チューナーのスイッチの下の、何もない所を指で2回押し…、
★
恐る恐る…、そして思い切って、イコライザーのモード切替スイッチ(?)みたいのを押し…、
★
するといきなり、ぼんっ!とスピーカ-から大音量で「セラビー」のイントロが流れ出し…、
★
「う゛わ゛っ!」と吹っ飛んで、ステージから床にもんどりうって倒れ…、
★
立ち上がった瞬間、目の前のサラウンド・スピーカー(?)がぴーーっ!とハウリングを起こしてまた吹っ飛び…、
★
「負゛け゛る゛も゛ん゛か゛っ!…『あんなヤツにっ!』」と、這ってステージによじ登り…、
★
アンプのボリュームを下げるつもりが思いっきり逆に回し…、
★
再びスピーカーがぼんっ! ぼんっ!と鳴って「う゛わ゛っ!」と吹っ飛ばされ…、
★
要するに…、歌う以前に、カラオケの機械を相手に、組んずほぐれつの大格闘を演じております…。レイちゃんのこの様子を見てると、レイちゃんは、普段みんながカラオケする時、みんなが器材をどういじってるのかすら、全く見ちゃいないコトが分かりますな…。…と言うより、コレ…、要するにレイちゃんは、早い話が…、『めちゃめちゃ機械オンチ』…だったのだな…(←ひょっとすると、カラオケ嫌いなのも、そのせいだったりして…。いっそのコト、「妖魔退散」でクラウンごと焼き払っちまいたい心境なんじゃないでしょうか?)。
★
★ ★ ★ ★ ★
★
その頃、美奈子は、病院でMRI検査(?)をしておりました…。
★
看護婦さんが、「大丈夫ですよ」と言って美奈子を起こしてあげます。美奈子は、看護婦さんが行ってしまうと、横に控えていたアルテミィ~スに、苦笑いしながら「ちょっと、イジメすぎたかなぁ?」とか言っちゃってます。「まったくぅ~キミはっ!」(←脱衣カゴの中に入ってます)。
★
美奈子は、さっきレイちゃんに「リーダーとして何か欠けてるんじゃないの?」なんて意味ありげに言ってましたけど、言った本人が「イジメすぎた」とか反省しちゃってますから、てコトは、アレは、別に何か意図的な根拠があってそう言ってた訳じゃないってコトですな(←要するに、単なる嫌味です)。まあ、当然でしょうな…美奈子はそこまでレイちゃんのコト詳しく知ってる訳じゃありませんからな。
★
すると、看護婦さんが戻って来て、「愛野さん、向こうで、点滴しましょうか?」。「はい…」。
★
で、その隣の部屋では、お医者さん(←男性)が美奈子のCT画像(?)を見ながら、「やはり、あと半年でしょうか?」。女医さん:「本人には?」(←こっちの座ってる女医さんの方が偉い人みたいですな)。お医者さん(←男性):「はい…『もう言ってあります…』」とか、ヒソヒソ話しちゃっております…。
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「あと半年」って言えば、Act.18でも美奈子自身が、「あと…半年…か…」って言ってましたねぇ…。それがちょうど1ヶ月と1週間前の話ですから、つまり、美奈子はこの間に、『1ヶ月と1週間寿命が延びてた』ってコトになりますな…(←良かったじゃないかっ!)。それはそうと、このCT画像は、どれも頭(←脳)を写したものですな。そう言えば美奈子が倒れる時、いつも頭を押さえてますから、美奈子はどうやら脳関連の病気のようですな。
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美奈子は、MRIの台から降りようとすると、急にめまいを起したように目を閉じて止まり、また頭を押さえています。「あっ、…美奈子…!」。「……大丈夫…」。
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実は、美奈子が初めて我々にこのような症状を見せたのは、Act.17のホテルの時ですが、その時も、今と同じように、押さえていたのは頭の左側です。しかし次のAct.18のタクシーの中では、右側を押さえてました…。で、Act.19でホテルで倒れた時は、特に頭は押さえておらず、Act.20の「さいたまスーパーアリーナ」では、再び頭の左側を押さえてました(←その後Act.21、22では、病気で倒れる場面は出てきてません)。と言うコトは、これらのデータを総合いたしますと、ワシが睨んだところでは、どうやら美奈子は、脳の中心からやや左よりの位置に、かなり悪性の腫瘍か何かができちゃってるんじゃないか?と思われます…(←って知らんよ?)。
★ ★ ★ ★ ★ ―CMタイム― ★ ★ ★ ★ ★
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こちらは、地場衛がご帰宅です…(←ナニげに、最近では珍しく陽菜さんもおらず、一人ですな)。
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部屋のカギをガチャリと回し、ドアノブを掴んだ瞬間、地場衛は急に固まったように動きを止め、「……『またいるんじゃないだろうな?…アレ…』」と聞き耳を立てますが、中から何も聞こえてこないようなので、意を決して中に入り、居間に入るのも恐る恐るです…「…『ナンでオレ、自分ち入るのに泥棒みたいにしてんだよ? まあ、泥棒っちゃ泥棒なんだけど…』」…誰もいないのを確認してます。
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テーブルの上に、Act.21で出て来た「2004年度 留学生募集要項 セントフォード大学」や「海外の大学に留学する高校生のための本 留学ガイド ―イギリス―」って本がありますが、その他にも、「海外の大学に留学する!」という小冊子みたいのが増えてますな。で、地場衛は、その上に、「海外留学センター 英国ロンドン」という資料袋と、「成功する為の留学 イギリス留学」という本を無造作に置きます(←さすがA型…準備に余念がありませんな。これは要するに、もうしっかりと「留学」に向けて気持ちが固まっている、というコトなんでしょうな)。で、ほっとしたようにソファに腰を下ろします。
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すると、地場衛は先日のゾイサイトの事を回想するのですが…⇒(「思い出して欲しい。かつてエンディミオンと呼ばれていた頃を…」)⇒…で、そのシーンでゾイサイトが弾いてる曲が…なぜかまた違う曲になっております…今度の曲は、「ベートーヴェン作曲 ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 (月光の曲)」です(←ちなみに「月光」は俗称)…
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…二度ならず三度までも、同じシーンで曲を変えてきましたな…。「二度ある事は三度ある」…「仏の顔も三度まで」…これはもう、この三度のシーンは、実は全部違う日で、ゾイサイトは毎日のように地場衛宅にこうして押しかけて来て、その度に違う曲を弾いて、毎回同じ事を言って帰ってんのか!?(←もはや、それ以外に解釈のしようがないじゃないかっ!!)。
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で、地場くん曰く、「確かに…あのゾイサイトという男を知ってる気がする…」ってちょっと待てーっ! ナンでキミ、いきなりゾイサイトの名前知ってんだよっ?! くどいようだが、ゾイサイトはまだ、セーラー戦士にすら一度も自分の名前を名乗ってないんだぞっ!(↓)
Act.6: |
ゾイサイト初登場 |
ジュピター登場編のラストシーンで初登場したが、セーラー戦士達の会話を陰で盗み聞きしただけで、すぐ消えた。この時は誰とも会ってないので、もちろん名乗ってない。 |
Act.8: |
ゾイサイト初見参 |
美奈子が「ナコナコなりきりコンテスト」の会場に車で乗り付けた時、美奈子に痴漢しようとして出て来たが、カーラジオのスイッチであっという間に消された。この時は、美奈子に向かって手を伸ばしてニヤついてただけなので、もちろん名乗ってない。しかしこの時の美奈子の様子からは、彼女の前世の記憶に、ゾイサイトがいたようには見えなかったが…。 |
Act.11: |
ゾイサイト初遭遇 |
「星のまつり」の「会場 I.O.Z.HALL」で、マーキュリー、マーズ、ジュピターに催眠術をかけて操った時に、セーラームーン、ルナ、タキシード仮面と初遭遇したが、やはりここでも名乗ってない。ロープで縛られて一部始終を見てたルナも、ゾイサイトが去ったあと、彼を「あの敵」としか呼んでない。 |
Act.12: |
ゾイサイト初石化 |
「セーラーヴィーナス様」登場編のバトル後に、いきなり出て来て「セーラーヴィーナス様」に秒殺され、名乗る暇すらなく消された。その後、石化し、帰らぬ人となる…。 |
Act.14: |
ルナのセーラー解説 |
「とうとう、私達のプリンセス、セーラーヴィーナスが見つかったの。一緒に、四天王の一人も倒したし…」とルナは言ってるので、ゾイサイトを「四天王」だとは思ってたようだが、やはり名前までは知らない。 |
Act.23: |
ゾイサイト復活 |
今回Act.23のオープニング開けのシーンで、地場衛はゾイサイトに対して「お前は誰なんだ?」と言ってたので、まだその時点では、地場衛はゾイサイトの名前を知らなかったのである。 |
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【備考】⇒ゾイサイトは、これ以外はすべて、ダーク・キングダムの部屋でずっとピアノを弾いてて、しかも御前会議にも一度も出席してないので、ナンとベリル様にすら顔を見せてない。ちなみにゾイサイトが外に出たのは上記の4回だけで、そのうち1回が屋内で、1回が夜だから、つまりゾイサイトが日光を浴びたのはたったの2回だけで、それも数秒から数分の間だけなのである…(←白いわけだ…)。
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【結論】⇒要するに、きっと、ゾイサイトが毎日のように地場衛宅に現れてるうちに、さすがの地場くんも、いい加減彼の名前を聞いたんだろうな…(←もうそれでいいや…)。…以上、ワシ著:四天王列伝③『ゾイサイト その儚くも激動の生涯~プリンセス抹殺の命を受けた男』より(←ちなみにこのような本も御座いません)。
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「…(心の声→)エンディミオンが、オレのかつての名前…。…けど…今さら知ってどうなる?…『オレは、6歳の時に事故で両親と記憶を失い、陽菜の家に引き取られた…。てコトは、オレは6歳になる前は、エンディミオンとして、あのゾイサイトに育てられていたと言うのか?! そんな過去、死んでもイヤだっ!…だから』…もう、決めたんだ」。地場衛はそう言うと、パスポートを手に取り、じっと見つめております…(←出発の準備は、着々と進んでるようですな)。
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こちら月野邸…。
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おや?…ナンと、うさぎちゃんが机に向かってお勉強してますな…。予習復習のはずありませんから、おそらく試験勉強か宿題かなんかでしょうかね?(←科目は英語です)。そう言えば今回、うさぎちゃんはオープニング前のセーラー解説以外、まだ一言もしゃべってませんが、挙句の果てに家でお勉強までしちゃってるなんて、明らかに様子がヘンですな(←ずっと亜美ちゃんのコト考えてると、こうなっちゃうんでしょうか?ってまさかね?)…。
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ちなみに、うさぎちゃんのノートをちょっと覗いてみますと(↓)
※左側のページは半分以上が「画面見切れ」 |
※右側のページ |
two tickets for the his Saturday. の試合のチケットを 2枚もっています。) to come with me? せんか?) to. ~ ? いかがですか? いしましょう |
重要語句(←黄色のラインマーカーで囲ってある) Would
{ Wud, d } [助] ????? I’d { Aid } → I would front { front } [名] …前面 in front of …の前で Step
1(←この横になんかフキダシがある) 1.
自分の家に来てくれませんか Would you like to come house? 2.
一緒に買い物に行きませんか Would you like to go shopping? 3.
バスケットボールをしませんか 4.
ロックコンサートに行きませんか 5.
カラオケに行きませんか |
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……だからナンだってコトも特にないのですが…しいて言えば、ナニげに実写版の内容を踏まえているかな?…と。
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と、そこへ電話がかかってきました。うさぎちゃんは、「はいはい~…」と言いながら、勉強机からテーブルに行きます(←この電話の出方は、Act.14のうさママとそっくりですな…血は争えないと言うコトですか…)。ぴるんっ!「…もしもし~」(←セーラー・ケータイなので、当然誰からかかって来たかは分かってる訳です。なので、そういう場合はやはり、Act.14のうさママと同じように、「月野です」とは言わない訳ですな)。
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「うさぎ…、そのぉ~………元気?!」。すっかりヘタリ込んでしまったレイちゃんからです(←どうやらレイちゃんは、人に頭を下げるのが、これが生まれて初めて、といった感じですな)。
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「え?! ン…元気だけどぉ…。…どうかしたのぉ?…『ナンか嫌な予感…やっぱ家で勉強なんかするとろくなコトが…』」。
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「え、…助けて……欲しいんだけど…」。
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「助けて…?」。
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「……うん…」(←こんな可愛らしいレイちゃん、初めてなんじゃないでしょうか?)。
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「…?…」。
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うさぎちゃんは、大急ぎでクラウンに向かいます…。
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なんか、とっても嬉しそうに、「うふっ♪」と年間パスポートをカメに見せ…(←もはや、元基の留守はカメでも勤まるようです…次からは、カメキチがカウンターに立って、元基を水槽に入れてても、誰も気付かないコトでしょう…)。
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うさぎちゃんはルナカラに駆け込みます…。
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「レイちゃ~んっ♪」。「!」。レイちゃんはやっと立ち上がりました(←ずっとこの体勢で落ち込んでたようですな…)。「お待たせっ!…レイちゃんがライブやるなんてもうびっくりだよ! はいっ♪」…バッグから歌本数冊を取り出し、「これも!」…さらにCDが数枚…いったい、レイちゃんは何を歌ってくれるんでしょうか?…「…『先に断っとくけど、愛野美奈子の曲だけは死んでも歌わないわよ』」。「うふっ、今まで、実力を隠してたのね!」。「別に……やりたくて…やるわけじゃないわよ」。「うふっ、いいステージにしようねっ♪」(←めっちゃハイ・テンション)。「……」(←苦笑いしつつ、うなずくような、首をかしげるような…)。
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ちなみにこのシーンで、レイちゃんの背後に映ってた壁の写真ボードに、愛野美奈子のセカンド・アルバム「VENUS」のCDが飾ってあるのが見えましたね(←おそらく、大ファンのうさぎちゃんが飾ったんだと思いますが…)…たぶん、『コイツのせいでやる羽目になったのよっ!』って意味で、「やりたくて…やるわけじゃないわよ」の背景に映り込ませたんでしょうな…。
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その頃、ダーク・キングダムでは…。
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ネフライトが、洞窟の通路の岩の上に、妖魔石を置いております…。そして、それに手をかざして念を込めるように、「妖魔よ、出でよ!…我が力を与える!」(←これは、いつになく気合が入ってる模様ですが、ナニげにその「我が力を与える」ってのがイケナイんじゃないのか? 要するにそれって、『バカがうつる』ってコトですからな…)…コレはついに、彼の「存在価値」を見せる時がやって来るのでしょうか?
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「南十番総合病院」にて…。
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美奈子が、別室に移動してベッドに横たわり、さっきの看護婦さんに点滴をしてもらってます。その傍らで、アルテミィ~スが、「美奈子…」と心配そうにしております(←その声…看護婦さんに聞こえてねーか?)。
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ルナカラにて…。
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「♪かーみーさまーなんて~~いない~~、だけどナニかしんじたい~~、そーんなこと~~、おもうおーぼーろーづきよ~~、さくらふぶきとーけてく~~♪」(←おおっ! レイちゃんがマイクを持ってステージに立ち、カラオケを歌ってる~っ! しかも、「昭和初期の歌手」みたいに、やっぱり直立不動だっ!)(←で、マイクの持ち方もナンかヘンだ…)…で、この曲はナンですかね? 実写版のオリジナル・ソングですかね?
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この曲は、「セーラーマーズ 火野レイ(北川景子)」のキャラクター・ソングとしてシングル発売もされた、「桜・吹雪」というオリジナル曲ですが、コレについての詳細は、本稿の【実写版セーラームーン関連CDの解説▼】(←特に「CDコロちゃんパック」のところ)を参照していただければ幸いに存じます。
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レイちゃんが歌い終わると、うさぎちゃんとルナは、「う~ん…」。「う~ん…」(←とほほバージョン)。「…『ナニよ?』…ダメなの?…『めちゃめちゃイケてね?』」。「…合ってるけどぉ…」(←ってナニが? 選曲が? それとも音程?)…「う~ん…」(←とほほバージョン)…「レイちゃん…顔……怖いよ?」(←恐る恐る…)。「…」(←苦笑いしつつ、首をひねりながら小さくうなずく…)。
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レイちゃんがステージを降りて、マイクをテーブルの上に置くと、うさぎちゃんは心配そうに、「レイちゃん…、そんなにライブやるの、イヤ?」。「…違う…。…情けないのよ…自分が…」。「それは、慣れてないからだよ」(←ライブに慣れてたら、それはプロだな…)。「そうじゃなくて…、こんなコトで、うさぎ達に助けてもらったりして…」(←今、「達」って言いましたな?)。「……」。「こんなコトじゃ、戦士の力が目覚めないのも、当然だわ…」(←おや?! クラウンの壁の写真ボードに、ルナのソロ写真が貼ってありますな…ルナ、ヨカッタじゃないかっ! てコトはキミも、レイちゃんに「仲間」って認めてもらえたんだねっ♪戦士の自覚が一番強いレイちゃんにとって、ナニげにルナは、唯一、セーラー業務で密談するほど親密な仲ですからね)。「…レイちゃん…」(←ナニげに、一番戦士の自覚がないのに、一番最初に「戦士の力」に目覚めちゃった人…)。
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※ ちなみに、このシーンには「未使用シーン」(←DVD第6巻の映像特典に収録)があって、レイちゃんがカラオケを歌う前に、歌詞を覚えるために、歌本を見ながら部屋の中を行ったり来たりしてるシーンがあったんですね。つまり、この「桜・吹雪」という曲は、劇中の設定では、すでにカラオケ化されてる『既存の歌手の持ち歌』ってコトなんですな。
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「あ、たいへんよっ、そろそろ時間じゃない?」(←ノーマルバージョン)。「あっ、ホントだっ、レイちゃん急ごうっ!?」。「……」(←急に緊張しだしたのか、顔がこわばってソワソワし始めます)。「レイちゃんっ!」。
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「南十番総合病院」にて…。
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意気揚々と歩くうさぎちゃんのあとから、レイちゃんがとぼとぼと付いて来ます…。
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ワシは以前、Act.16の時に、「うさぎちゃんとレイちゃんが、クラウンと火川神社以外の場所で二人きりになるコトはまずない」と書きました(←セーラームーンとマーズはもちろん別ですよ)。しかしながら、それが今回初めて、この二人がクラウンと火川神社以外の場所で、一緒に時を過ごすコトになった訳です。そしてそれは、同時に、もう一つの側面として、皮肉と言えば皮肉ではありますが、今、亜美ちゃんがいないお陰で、レイちゃんが、『亜美ちゃんに気兼ねするコトなしに、うさぎと付き合えるから』…という意味も、ここにはあるんじゃないでしょうかねぇ…。と言うのも…、それでは、じゃあレイちゃんは、このライブをやるコトになったいきさつを、うさぎちゃんとルナには一体ナンて説明したんでしょうか? 当然、『愛野美奈子のコト』は内緒にしてるのですから、おそらく、「ななちゃん」をダシに使って、Act.10の「火川神社 子供会」の延長みたいなモンだとかナンだとか、テキトーに言ったんじゃないでしょうかね?…となると、先ほども書きましたが、そこでワシが引っ掛かるのは、それならそれで、なぜこの場に、まこちゃんだけ呼んでないのか?と言うコトなんです。なぜなら、その「火川神社 子供会」には、まこちゃんも含めて全員が来てたんですよ? では、なぜあの時は全員が来てたのでしょうか? レイちゃんが呼ぶはずありませんよね? レイちゃんは始めから、「火川神社 子供会」があるコトすら誰にも話してなかったのですから。つまりあの時は、親子ゲンカで家を飛び出して来て、たまたまその手伝いをする事になったうさぎちゃんが、『対・レクイエム妖魔戦』と『クイン・ベリル降臨』を終えたあと、おそらく、『これから神社で紙芝居やるから、みんな見に来てよっ! レイちゃんが下絵を描いて、私も色塗り手伝ったんだからっ!』てな感じで、亜美ちゃんとまこちゃんも呼んだからです。で、今回のライブがその「火川神社 子供会」と同じようなものなら、あの時と同じように、このライブを手伝ったうさぎちゃんが、なぜまこちゃんだけ呼んでないのでしょうか? 前回の次回予告で、まこちゃんが「レイの歌、聴いてみたいけどね?」と言ってたのを、当然うさぎちゃんもルナも聞いてるはずなんですから、当のレイちゃんはともかく、うさぎちゃんとルナまでもが、そのまこちゃんをライブに呼ぼうとしないなんて、どう考えてもおかしいとは思いませんか? 当然、『レイちゃんの歌、まこちゃんも聴きたがってたから、ライブに呼ぼうよ!』って話が出ないはずがないのに、なぜそうならないのか?
★
これには、二つの理由が、その可能性として考えられます(↓)
1.
その不自然さを視聴者に悟られないようにするため、まこちゃんの「レイの歌、聴いてみたいけどね?」というセリフが、本編ではカットされた。
2.
レイちゃんが、電話でうさぎちゃんを呼んだ際に、密かに『まことにだけは内緒にして欲しい』と頼んでいた。それはなぜか? つまりレイちゃんにとって、まこちゃんは「仲間」であって、「友達」ではないから…。つまり、うさぎちゃんのコトは、内心「友達」だと思ってる…もしくは思いたい…のである。だからこのようなコトが頼めるのであって、逆に、あくまで「仲間」と思ってるまこちゃんには、『弱みは見せたくない』という意識が働くからである。
★
さあ、どう思われますか?…ワシは、この両方の意味があると考えております。つまり、前者は監督さんの解釈として…そして後者は、脚本家さんの「裏の意図」として…。それ以外に、この場にまこちゃんがいないコトの意味を、説明できないんですよ…。レイちゃんは、さっきクラウンで、うさぎちゃんとルナを指して「うさぎ達」と言い、そして、今回ルナは、いつになくうさぎちゃんとほぼ同列にレイちゃんのエピソードに絡んでます。それによって、そこに『なぜかまこちゃんだけがいない』というコトを、暗にほのめかしてもいるんです。今までも事細かに検証してきたように、実写版には、「不在」や「無言」にすら、そこにちゃんと深い意味があるんです。
★
※ ちなみに、実は、まこちゃんが初めて「マーズれい子」の名を耳にするのは、ナンとAct.40においてなんですね。つまり、レイちゃんが口止めでもしない限り、うさぎちゃんとルナが今回のコトをまこちゃんに内緒にしなければならない理由など、他に考えられないんですよ。たとえば、『まこちゃんは、たまたまこの時用事があって来られなかったので、可哀そうだから内緒にしてた』…ナンて話では、『不在そのものの理由』は説明できても、わざわざそうまでして『不在にしなければならなかったコトの必然性』までは、とうてい説明できない訳です。
★
会場には、続々とお客さんが集まって来ております。で、その会場の隣の部屋が楽屋代わりに使われてるみたいですが…これは美奈子の事務所が用意してくれたものでしょうか? 衣裳らしきものがいくつかハンガーに掛かってますね。でも、レイちゃんはそれは使わず、どうやらケータイに保存されてるものの中から選ぶようです。で、そのケータイ画面に写ってるのは、赤いカウボーイハットと赤いセーター、黒のジャケットとミニスカート、それに黒のハイヒールブーツです。レイちゃんが不安そうにうさぎちゃんを見ると、うさぎちゃんが、「これでダイジョブだよっ♪」と言います。「そうそうっ♪」。で、レイちゃんはうなずきますが、やはり不安そうです。
★
※ ちなみに、ワシは最初にコレを見た時、ナンでレイちゃんのケータイにこんな衣裳が保存されてるのか不思議だった訳です。それで、このケータイは、ひょっとしてうさぎちゃんのを借りてるのかな?とも思ったのですが、このケータイは、表側に赤い『マーズ・マーク』があしらわれてますから、これは間違いなくレイちゃんのです。で、実は、やはりこれも、先ほど紹介したDVD収録の「未使用シーン」で、うさぎちゃんが、必死で歌詞を覚えてるレイちゃんに向かって、「ねぇねぇねぇねぇっ! 衣裳コレ良くない?!」とファッション雑誌だか通販カタログだかを見せては、レイちゃんが「別に…、ナンでも…」とやってたんですね。つまり、この衣裳の写真は、うさぎちゃんが雑誌の中から選んでくれたのを、レイちゃんが自分のケータイに保存して来たものだったんですな。だから、予め用意されてたハンガーの衣裳は無視してる訳です(←ひょっとすると、美奈子の衣裳なのかも…)。
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うさぎちゃんは、集まって来たお客さんの方を見て、嬉しそうにしております。ルナも、「わぁ…スッゴイ!」。で、うさぎちゃんがレイちゃんの方に振り向くと、レイちゃんはもう一度うなずき、意を決したようにケータイのボタンを押します…かしゃっ! ぴるんっ!(←あのぉ…それって、ひょっとして会場から丸見えなんじゃ…)。
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「はぁっ♪やったぁっ♪」。「かわいい~~っ! グーグーっ♪」。レイちゃんがぱたんっ!とケータイを閉じると、場内に曲のイントロが流れ出します。で、レイちゃんは、めちゃめちゃ緊張した面持ちで、ナニか自分に言い聞かすようにうなずくと、隣の会場へと歩き出します…。
★
すると、うさぎちゃんが、そんなレイちゃんの緊張を解きほぐそうと思ったのか、レイちゃんに声をかけます…「レイちゃんっ」。「!」。うさぎちゃんはレイちゃんの前に回り込み、「イヤかもしれないけど…、私は嬉しかったけどな。レイちゃんが、助けてって、電話くれた時っ」。「…」。「チョットはぁ、レイちゃんに信用されてるのかなぁ~って…」。「信用…?」。「…だって…、信じてなきゃ、頼れないじゃんっ」。「!…」。「ふっ♪」。
★
うさぎちゃんはレイちゃんの後ろに回って肩をつかみながら、「がんばってっ!」、「……」、そして、レイちゃんの肩を押してあげます…。「ゴー、ゴーっ♪」。うさぎちゃんも、ガッツポーズで見送ります。おや? それで、ここからが本当のイントロですな(←音楽のトラックが切り替わりました。やはり、どこかにちゃんと音響スタッフさんがいて、「マーズれい子」が出て来るタイミングとかを、きちんと見てるようですな)…で、今までのBGMは、『開演の合図』という意味で、カラオケ・バージョンの方を流してたんですね。
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★ ★ ★ ★ ★
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と言う訳で、お客さんの熱い声援と拍手の中、いよいよ始まりました~っ! 『マーズれい子オン・ステージっ!!』…ぱちぱちぱちぱち……ん?…ってチョット待てっ! ナンか客の中に…野郎もいるじゃないかっ!(←しかも、この『松葉杖を突いてるヤツ』と『腕に包帯して首から吊り下げてるヤツ』は、美奈子のライブの時には部屋の外をウロウロしてて、美奈子にはちっとも興味を示してなかった連中じゃないかっ!)。
★
ちなみに、ナニげにかなり気になったので、必死になって観客の数を数え、当ライブの観客動員数とその内訳を、事務所の先輩と比較してみましたところ、以下の通りでありました…(↓)
南十番総合病院チャリティー・ミニ・ライブ:観客動員表 |
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―午前の部― |
―午後の部― |
出演者⇒ |
愛野美奈子(←トップアイドル) |
マーズれい子(←無名の新人) |
小さい女の子⇒ |
6人 |
7人 |
小さい男の子⇒ |
4人 |
4人 |
お母さん⇒ |
13人 |
12人 |
看護婦さん⇒ |
2人 |
3人 |
お医者さん(男)⇒ |
0人 |
1人 |
身内⇒ |
1人(←レイちゃん) |
1.5人(←うさぎちゃん&ルナ) |
若い女の子⇒ |
1人 |
2人 |
野郎⇒ |
0人 |
5人 |
合計⇒ |
27人 |
35.5人 |
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な、ナンとっ! 無名の新人マーズれい子、トップアイドル愛野美奈子に観客動員で圧勝っ!(←「午後の部」というアドバンテージこそあれ、ナニげに支持層も幅広いぞっ! 美奈子の事務所の社長さんっ! マジで今すぐ正式に契約すべきだっ! スターダストに先を越されちゃうぞ~っ!)。
★
レイちゃんは、ステージに立つと、美奈子に言われた言葉を思い出します…⇒(「リーダーとして、何か欠けてるんじゃない?」)⇒レイちゃんはマイク・スタンドからマイクを抜き取ると、「…(心の声→)あたしに、…欠けていたもの…」…そして、歌いだします…「♪ひ、んやり…♪」…それにしても……やっぱりレイちゃん……顔怖いです…クラウンでのリハーサル以上にガン飛ばしながら歌っております…(←たぶん、子供達のうち四~五人くらいは、オシッコちびっちゃってるものと思われます)。
★
★ ★ ★ ★ ★
★
ところがっ! せっかくの晴れ舞台だというのに、まだAメロも歌い終わらないうちに、ネフライトの放った妖魔が美奈子を狙いに病院に現れてしまった模様です(←ったく、空気の読めねーヤロウだな…)。「あっ! 妖魔だわっ!」(←真顔バージョン)。「えっ!?」。
★
すると、レイちゃんも歌いながらその気配を察知し、「!…『やばっ! どーしよう…!』」みたいに、思わずうさぎちゃん達の方を見ます。するとうさぎちゃんは、『セーラー手話』(←たぶん)で、「わたしが 行くから レイちゃんは あとで 来て」。「……」。「一曲だけでも 歌ってあげて」。「……」。うさぎちゃんはそう言い残すと、急いで現場に向かって走り出します。
★
ところで、「一曲だけでも」ってコトは、いったい何曲歌う予定だったんでしょうかね?…ちなみに、ナニげにちょっと調べてみましたところ、亜美ちゃんの中の人が2003年に行った「千咲と過ごすクリスマス・パーティ」なるイベントでは、クリスマスというコトで、オープニングに「きよしこの夜」を歌ったほか、「恋ソル」、「カノいじ」のオリジナルは勿論、「セラビー」、「キラリ☆セーラードリーム!」のセーラー・ソングのほか、ナンとっ! 「木綿のハンカチーフ」(←太田裕美)、「年下の男の子」(←キャンディーズ)なんて懐かしい曲も歌っておりました。これらの昭和の名曲は、どう考えても、ワシらオヤジ層をターゲットにしてるとしか思えない選曲です(←勿論、その思惑は見事的中しておりますが…)。そこでだっ! ワシは考えました。今回のマーズれい子のミニ・ライブも、「桜・吹雪」、「星降る夜明け」のオリジナル曲は勿論、『美奈子ソング』はご法度で、「キラリ☆セーラードリーム!」のほか、やっぱり昭和の名曲を歌って頂きたいと…。で、ナニげにレイちゃんはポップス系よりも演歌系が似合いそうなので、ここは一つ、『れい子(景子)の夢は夜ひらく』…なんて曲を是非っ!(↓)
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『♪あかく~咲くのは~レイちゃんで~、しろく~咲くのは~アルテミス~~、どう咲きゃ~いいのさ~ひこえもん~~、ゆめは~よ~る~ひらくぅ~♪』(←ナニげに顔も似てるし…)。
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「♪かーみーさまーなんて~~いない~~♪」…それにしてもレイちゃん…スゴイ歌詞ですな…もう神仏相手にもガン飛ばしまくりです(←信長もびっくりのリーダー像を目指してる模様です)。そんな『火野レイ先生』に、ワシも一生ついて行きたいと思います…『♪ゆめは~よ~る~ひらくぅ~♪』。
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妖魔が病院の廊下を歩いています(←今回の妖魔は、どうやら『戦闘員妖魔Nタイプ』ではありませんな…)。
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その気配を、病室のアルテミィ~スもやや遅れて察知し、「はっ!」、点滴後にすやすや寝てた美奈子を「美奈子っ!」と起こします。すると美奈子は「!」と目を覚ますや、いきなり起き上がって速攻で変身します…「ヴィーナス、パワーっ!」(←って早っ! ほとんど条件反射じゃね?!)(←状況把握してんのかよ…)「メーイク・アーップっ!」。
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場面は切り替わり、「セーラーヴィーナス様」が廊下の扉をがたんっ!とお開きになられて、妖魔からお逃げあそばしております(←この妖魔は、ナニげに、けっこう顔が怖いですな。なので、『顔怖い妖魔』と名付けよう)。
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ちなみにこの時、廊下の壁に、以下のような院内表示があります(↓)
整形外科 リハビリ室 第2外来 ← |
循環器科 臨床??室 X線室 → |
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…って、あっ、そうか、そう言えばこの病院はAct.11で入院した「港区立 十番病院」じゃなかったっ! この「南十番総合病院」はロケ地情報がないため、こんなの書き写したところでナニも検証できんじゃないか…(←ワシのバカバカっ!)。
★
ちなみにロケ地と言えば、今回のオープニングには、「撮影協力」のところに、「目白学園中学校・高等学校」が出てましたが、今回は学校のシーンなんて一瞬たりとも出てきてないんですけどねぇ?…なんか、カットされちゃったシーンとかあったんでしょうかね?(←DVDの「未使用シーン」には、例のクラウンのシーンが一つあっただけでしたけど…)…って、ナニげに最近、この手の謎が増えてきてますな…。
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で、「セーラーヴィーナス様」は一旦お振り向きあそばすと、『顔怖い妖魔』に向かって『セーラーヴィーナス様ビーム』をお放ちあそばします。ところが、それが命中したにも関わらず、妖魔はビクともしません。それを見て「セーラーヴィーナス様」は、怪訝そうに、「?!…『あれぇ?!』」みたいなお顔をなさいます(←どうやら、やはり今日は、お体の具合が宜しくない様子で御座います)。
★
そこへ、「プリンセスっ!」と、うさぎちゃんとルナが駆けつけます。うさぎちゃんは「セーラーヴィーナス様」と一瞬視線を交わすと(←ナニげに、うさぎちゃんと「セーラーヴィーナス様」のツーショットというのは、これが初めてなんですな。それにしても、「セーラーヴィーナス様」のこのリアクションは、うさぎちゃんがこの病院に来てるコトを、おそらくアルテミィ~ス情報でお聞きになっていて、すでにご存知だったようですな)、うさぎちゃんは「ムーンプリズムパワ~、メーイク・アップ!」と変身します。
★
★ ★ ★ ★ ★
★
今度は、『顔怖い妖魔』が逃げて、それを二人が追い駆けます…(←おおっ! 「セーラーヴィーナス様」の方がセーラームーンよりも速いじゃないかっ!)。
★
セーラームーンと「セーラーヴィーナス様」は、1階のヒト気のないロビーへ妖魔を追い詰めます。
★
まずは、「セーラーヴィーナス様」が側転をなさって妖魔と体を入れ替えてる隙に、セーラームーンが妖魔に跳び蹴りを食らわします。それで妖魔が振り返った瞬間、今度は「セーラーヴィーナス様」が、前蹴りから回し蹴りの連続キックをお食らわしあそばせます。その勢いでヨタった妖魔を、セーラームーンが後ろ向きに押さえ込んで足を高く上げ、妖魔の後頭部に蹴りを食らわします。
★
妖魔がヨロケて前のめりになった隙に、「セーラーヴィーナス様」が体を入れ替えてセーラームーンと並び立ち、二人は互いにうなずき合うと、一緒に側転移動で妖魔に向かって行きます。妖魔が後ずさりして逃げようとしますが、すかさず「セーラーヴィーナス様」が「たーっ!」と『セーラーヴィーナス様ジャンプ』なさって空中回転し、再び挟み撃ちのフォーメーションを取ります。
★
すると、「セーラーヴィーナス様」が腰に手を当ててから『キツネさんお願いキッス』でセーラームーンに合図を送りあそばします。しかし、セーラームーンの方はいつものポーズで応えます(←『キツネさん』は、実は『ウサギさん』だからだ)。
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で、「セーラーヴィーナス様」が「ヴィーナス…ラブ・ミー・チェーンっ!!」を、セーラームーンが「ムーントワイラ~ト、フラッシュ!」を同時に放ちます(←なんか、Act.18の礼拝堂で、マーズと「セーラーヴィーナス様」が『エリマキトカゲ妖魔』を倒した時のバトル・パターンとほぼ一緒でしたな…と思ったら、監督さんがあの時と一緒なのか…)。
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う~む…さすがにセーラームーンは、前回『戦士の力に目覚めた』だけあって、「セーラーヴィーナス様」とのコンビネーションもマーズ並に息が合ってましたな。『顔怖い妖魔』に付け入る隙も与えず、けっこうあっさりと退治してしまいました(←ネフライトが与えた「我が力」なんて、所詮この程度だったか…)。
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で、「セーラーヴィーナス様」がほっとして、セーラームーンに笑顔を見せて歩き出そうとしたその時…「?!…」…ナンとっ! さっきの『顔怖い妖魔』が倒された時に、ナニげに黄緑色に砕け散って死んでいきましたが、どうやらソレが、スライム状の粘着液となって、二人の足元にまとわり着いて動けなくしてしまったようです(←コレかっ! ネフライトが与えた「我が力」とはっ!)(←めちゃめちゃセコイぞっ!)。「!!…」。「!!…ナニこれ~っ!?」(←って…く、靴脱げ~っ!!)。「…『ば、バカねっ、コスプレ・ヒーローなんだから、脱いだら変身が解けちゃうのよっ!…たぶん…』」。「プリンセスっ!」(←真顔バージョン)。「セーラームーンっ!」(←真顔バージョン)。
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するとその時、ルナの「ああっ!」という声にセーラームーンが後ろを見ると、そこへ、ネフライトが現れました…「フッフッフッフ…」。「!!…」。「!!…」(←じゃブーメラン投げろ~っ!! ビーム撃て~っ!!)。「…『バカねっ、ポーズ取れなきゃダメに決まってるでしょっ!…たぶん…』」。「…『あっ、そうなんだ?…投げなくてよかった…』」。
★ ★ ★ ★ ★ ―CMタイム― ★ ★ ★ ★ ★
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「かかったな、セーラー戦士ども…」。「……」。「……」。ネフライトは、目の前のセーラームーンは無視して素通りし、「セーラーヴィーナス様」の方へと向かいます。「貴様らのせいで、どれだけ私がっ!…『みんなからコケにされたと思ってるっ!』」(←もはや初期のジェダイトくん状態ですな…そうとう泣きが入ってます)。「あっ、プリンセスっ!」。「セーラーヴィーナス様」ピ~ンチっ!
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ネフライトが、「セーラーヴィーナス様」に向かって『ネフライト・ビーム』のポーズを取って手を差し出したその時っ!…いきなり横から火炎放射がぼわっ! もういっちょオマケにぼわっ!と、ネフライトを牽制します。セーラーマーズの登場です! 「!」。「!」。「レイちゃん!」。
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「炎と情熱の戦士、セーラーマーズ。火星にかわって、おしおきよっ!…『心頭滅却すれば、ヘリもまた涼し…』」。「まだいたのか!」(←って、だからキミは、どうしていつもそうやって、一番マークすべきマーズをフリーにするんだよっ!)。
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ネフライトとマーズが、睨み合いの格好になります。ネフライトは両手を広げて放電し、「うおぉ~…!」と『気』をためます(←ナンか、Act.8のジェダイトくんを髣髴とさせる絵ヅラだなぁ…)。一方マーズは、それを見ても余裕の笑みを浮かべます…「…『フッ、バカね、それじゃ自慢のマントで防御できないじゃない…』」…そして自らも『炎の気』をためるべく、ポーズを取ります(←思わず息を飲むような、美しくも雄々しい舞いを見せております…か…かっけぇ~~)。で、ネフライトめがけて、思いっきり「妖魔~退散っ!!」(←ちなみに、今日のネフライトは「妖魔」扱いだそうです…)。「セーラーマーズ!」。「!!」。「!!」。
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そしてそれが、ネフライトがせっかくためてた『気』ごと吹っ飛ばすかのように命中っ!!(←火力がハンパじゃないです)…「うっ!う゛わ゛あ゛あああああああああ!!!!…『コレがオレの「存在価値」だあ~~っっ!!』」(←ネフライト丸焼きの図)。すげぇ~っ!! マーズかっけぇ~~っっ!! で、ネフライトはズバッ!(←これはっ!…即死??…逃げてないよね? 今のは完全にやられた消え方だよね?!)。
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しかし、それにしても、さすがセーラーマーズですな。これは今まで再三書いてきたコトですが、実はマーズは、今まで『対・四天王戦』では、全て一貫して「悪霊退散」しか使ってこなかったんです(↓)
1.
Act.8⇒「ナコナコなりきりコンテスト」会場での『対・ジェダイト戦』(←ジュピターとの同時攻撃)。両手で受け止められ、返し技を食らいそうになった。
2.
Act.14⇒『クンクン・キングダム』での『対・クンツァイト戦』(←ジュピターとの同時攻撃)。剣で吸収され、返し技を食らった。
3.
Act.20⇒「さいたまスーパーアリーナ」での『対・ネフライト戦』(←単独攻撃)。マントで防御された。
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これは、マーズが四天王を「妖魔」扱いしていなかった事を示すもので、それは同時に、「悪霊退散」の方が確実に命中するし威力も上、という訳で、おそらく『取って置きの必殺技』というコトなんでしょうな。
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ちなみに、逆にマーズが妖魔相手に「悪霊退散」を使ったのは、実は今のところAct.4の『対・サボテン妖魔戦』だけなんですな。この時は、最初に「妖魔退散」をあっさりかわされた上『枝分かれ繁殖』までされてしまったので、2発目以降はその「妖魔退散」を封印したからです(←その詳細については、本稿のAct.4の検証ページをご覧いただければ幸いに存じます)。
★
それでは、今回のこの『覚醒マーズ』は、なぜ四天王のネフライトに対して「妖魔退散」を使ったのでしょうか? その謎を解くヒントは、やはりAct.20におけるネフライトとの最初のタイマン勝負にあります(↓)
1.
この時マーズは、初めて四天王戦で単独の「悪霊退散」を使いました。それ以前は、『対・ジェダイト戦』も『対・クンツァイト戦』も、いずれもジュピターとの同時攻撃だったんです。セーラー戦士の技にはそれぞれ属性と言うものがありますから、当然相手によって効く効かないがあり、同時攻撃だからと言って必ずしも威力が増すとは限らず、却って逆効果になる事すらあります(←これはロ-ルプレイング・ゲームの世界では常識です)。
2.
つまりマーズは、この単独攻撃がマント一つで防がれてしまった事によって、もはや四天王(ネフライト)相手に「悪霊退散」は完全に通用しないと悟った訳です。
3.
で、マーズがその戦いで得たヒントはもう一つあります。あの時ネフライトは、「セーラーヴィーナス様」から奪い取った「幻の銀水晶のニセモノ」を手の上で爆破され、その際、ナンと手袋が焼け焦げて穴が開き、火傷を負ってるんです。それを見てマーズは、ナニげに『コイツは火に弱いっ!』と睨んだんですな。
4.
だから今回マーズは、ネフライトに対してのっけから火炎放射で牽制し、始めから「悪霊退散」を使う気など全くなかった訳です。このようにマーズの戦い方というのは、常に、前の教訓を活かしながら、その時その時、最も効果的な技の選択について、細心の注意を払ってる事が分かります。
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※ 余談ですが、ナニげに面白いのは、実は【中部日本放送 (CBC)実写版「美少女戦士セーラームーン」ホームページ】の「まめ知識」によると、他の戦士の技がそれぞれ「必殺技」と「牽制技」に分かれているのに、一人マーズだけが、「妖魔退散」と「悪霊退散」の両方とも「必殺技」で、正式な「牽制技」と言うものを持ってないんですね。その辺がナンとも、いかにも生真面目で、妖魔退治が大好きな攻撃系の戦士「セーラーマーズ」といった感じですな。
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※ ちなみに、そんなセーラーマーズだからこそ、番外編とも言える「DJムーン2」で、最強妖魔の弱点にも気付けた訳なんですな(←本来なら、そういうコトに気付くのはマーキュリーの役目なんですが…)。
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ネフライトが消えると、セーラームーンと「セーラーヴィーナス様」の足元のスライムも消えました。「レイちゃん、来てくれると思ってた!」。「…『1曲でステージ降りたら、アンコール、アンコールってうるさかったから、思いっきりガン飛ばして黙らせて来たのよっ♪』」。「マーズ、戦士の力が目覚めたのよ!」。「…戦士の、ちから…」。「そう…。欠けていた何かが、見つかったみたいね…『フッ、きまった…これで嫌味なヤツって思われずに済む…』」。「!…」。
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マーズは、思わずセーラームーンの顔を見ます。「……」。「……」…(マーズの回想シーン⇒「だって、信じてなきゃ、頼れないじゃん!…がんばって!」)…「…(心の声→)仲間を…信じる…!」。
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今までマーズ(=レイちゃん)は、この「仲間」という言葉を『否定的な意味』でしか使ってこなかったのに、ここに至って、初めて『肯定的な意味』で使いましたねぇ…。そのきっかけを作ったのは亜美ちゃんで、そして、その背中を押したのが美奈子だったというのが、ナニげに面白いですねぇ…。もちろん、最後の仕上げをしたのは、うさぎちゃんだった訳なのですが…。で、そのうさぎちゃん自身は、やはり今回も「仲間」という言葉は使ってません。美奈子もうさぎちゃんも、どちらも使ってないのに、そのそれぞれに対して、レイちゃんは「仲間」という言葉でリアクションしてるんですね。つまり、「欠けていた何か」とは、すでに『ダーキュリー事件』によってレイちゃんの中で補われつつあって、つまりそれが、前回のマーズの言葉…「亜美ちゃんが、教えてくれたんだわ…。あたし達は、バラバラになっちゃ、いけないんだって…」だったんですな。たとえば、仮に亜美ちゃん個人の理想が『「仲間」であると同時に「友達」であるコト』であるなら、セーラー戦士達は、まず本当の「仲間」にならなければならない訳ですからね。で、そのレイちゃんとまこちゃんは、以前Act.8で、「助け合って強くなるんだよっ!」、「一人ひとりが強くなるべきよっ!」とやり合ってましたが、この考え方では、実は、どちらも決して強くはなれないんです。両方足してもダメで、どっちも根本的に間違ってるんですな。仮にこの二人の考え方の中に正解があると言うのなら、それではなぜ、一番最初に「強く」なったのが彼女達ではなく、一番戦士の自覚のないうさぎちゃんだったのか? その理由が説明できなくなってしまうんです。
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※ 要するに、実を言えば、今回のレイちゃんも含めて、最終的に「戦士の力」に目覚めた順番を見ていくと、前回ワシが作成した、「友達という言葉を使った回数表」の数字とぴったり比例してるコトが分かるんですね。亜美ちゃんはそれを促した本人ですから、自身が「戦士の力」に目覚めるのはダーク化から帰還した直後になりますが、要するに、この「戦士の力」に目覚めた順番と言うのは、セーラー戦士に対する『友達意識』の強い順なんです。そう考えれば、まこちゃんがセーラー戦士を「仲間」としか考えていないと言うコトの意味も、良し悪しは別にして、そこに見出せてくる訳です。そして、唯一前世の記憶を持つ美奈子に至っては、そのセーラー戦士を『仲間』とすら考えていません。なぜなら彼女は、あくまでも『前世の主従関係』を根拠にしてしか、自らの行動原理を決定できないからです。そしてそれがそのまま、「戦士の力」に目覚めた順番になっているんです。
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「仲間」であるコトには「理由」が必要です。しかし「友達」であるコトに「理由」は必要ありません。どちらの絆の方が自分を「強く」できるか? つまりそれが答えなんです。表向きは、「仲間を信じる」気持ちがレイちゃんを「戦士の力」に目覚めさせた訳ですが、では、一体ナニがそこへ導いたのか?という「裏の意味」を見落としてはならない訳です。なぜなら、レイちゃんが「仲間」を信じたのは、あくまでも妖魔をうさぎちゃんに任せて自分はライブを続けたコトにあるのであって、それ以前に、そのライブの準備を「助けて」と頼んだのは、あくまでもうさぎちゃんを「友達」として求めたコトにあるのですから。そして、実はそこにこそ、実写版が本当に言おうとしてるテーマがあるのであり、それを見落とすと、あとの三人が、どうしてその場面で、どうしてその時期に、そして、どういう理由で「戦士の力」に目覚めたのかが、説明できなくなってしまうんですな。Act.1で、一度は「戦士」になるコトを拒否したうさぎちゃんが、「友達」のなるちゃんを助けたいがために「戦士」になるコトを選び、Act.2で、やはり一度は「戦士」になるコトを拒否した亜美ちゃんが、うさぎちゃんと「友達」になりたいがために「戦士」になるコトを選んだのも、全くこれと同じ理屈で、原点はやはりそこにあるんですね。
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「でも、まだすべてじゃない…。思い出さなきゃいけないコトは、たくさんあるわ」。「キミたちなら、きっと思い出せるよ!」。「……」(←小さくうなずくマーズ)。「……」(←うなずかないセーラームーン…)。「セーラーヴィーナス様」は、アルテミィ~スをそっと両手でお抱えになって、さっさとお立ち去りあそばします…(←誰かさんみたいに、片手で引っつかんでブンブン振り回したりなんかしません)。「プリンセス…!」。マーズは一瞬追いかけようとしますが、すぐに思いとどまります…「…『ヴィーナスはひょっとして…、最初からこうなるようにあたしを…ってまさかね?…こう言うのを「ひょうたんから小松」って言うのよっ!』」。
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「レイちゃん、やったね! これでまこちゃんもそろえば、きっと亜美ちゃん戻ってくるよ!」。「ええ」(←笑顔)。「じゃあ、それを願ってカラオケやりますか!」。「カラオケは嫌い!」。「え?! 歌ってたじゃん!」。「あれは特別、二度とやらないわ!…『ぷいっ』」。「えぇ~っ、レイちゃ~んっ!」。マーズはそう言うと、さっさとカツンカツン去って行っちゃいました。※脳内BGM~『れい子(景子)の夢は夜ひらく』より(↓)
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『♪きのう~ジェダ坊~きょう~ネフリン~、あすは~ゾイゾイか~クン坊~かぁ~、バカは~はかなく~死んでゆき~、ゆめは~よ~る~ひらくぅ~♪』。
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こちらダーク・キングダムでは…。
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「うっ、…うっ…!」。おおっ!? ネフライトが生きてますっ!(←完全に死んだと思ったのにっ!)…呻きながら足を引きずっておりますっ! 丸コゲですが生きてますっ! これはナニげに、今日一番の感動シーンだったかもしれませんっ!…がしかし、洞窟の通路で前のめりに倒れて、「うわっ…!」と両手を地面についてしまいました。
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おおっ! そこへナンとっ! ダーキュリーが現れて、ネフライトを上から見下ろしております…「……」(←冷たい視線です)。「見るな!」。「フッ、…ミジメね…『だから言ったでしょ? セーラー戦士は私の獲物だって…』」。ダーキュリーは、まるでツバでも吐きかけるかのようにそう言うと、その場を立ち去って行きます。
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すると、おおっ! ネフライトは立ち上がると、プライドを傷つけられて逆上したのか、ナンとっ! 突然、回転ノコギリを持ち出して来て(←って、ナンぢゃそりゃ?!)、ダーキュリーの背後に忍び寄ります…「う゛わ゛ぁ~っ!!」。「!」。ネフライトは最後の最後まで、彼の「存在価値」を見せまくってくれておりますっ!(←でも、ベリル様が求めてるのは勿論そういうコトじゃありません…)。ダーキュリー、ピ~ンチっ!
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ところで、その電気ノコギリは一体ナンだ?!(←ひょっとして、ダーク・キングダムの基地建設の際に、キミが穴掘り作業に使ってた掘削機か?!)。
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次回は、ナンか…地場くん主演かっ?!
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★ セーラームーン:うさぎちゃん(沢井美優さん):「」。『』。【キャスト関連商品リスト(沢井美優さん編)▼】
★ マーキュリー:亜美ちゃん(浜千咲(現・泉里香)さん):「」。『』。【キャスト関連商品リスト(浜千咲(現・泉里香)さん編)▼】
★ マーズ:レイちゃん(北川景子さん):「」。『』。【キャスト関連商品リスト(北川景子さん編)▼】
★ ジュピター:まこちゃん(安座間美優さん):「」。『』。【キャスト関連商品リスト(安座間美優さん編)▼】
★ ヴィーナス:美奈子(小松彩夏さん):「」。『』。【キャスト関連商品リスト(小松彩夏さん編)▼】
★ ルナ(声・潘
恵子さん):「」。『』。
★ アルテミィ~ス(声・山口勝平さん):「」。『』。
★ その他:「」。『』。
[2009年3月13日(金)初稿 トモロー]
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★ 今回レビューしたAct.23は、「美少女戦士セーラームーン DVD 第6巻」(バンダイビジュアル)に収録されております(↓)
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