×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

―実写版セーラームーンを検証する―


Act.34:亜美とレイの親子物語・後編――

 

       本稿は、2004年6月5日(土)にTBS系列各局で朝7:30〜8:00に放送された、「美少女戦士セーラームーン」(実写版)第34話の感想記(DVD鑑賞レビュー)です。

        ★  ★  ★  ★  

       セーラー解説は人型ルナ:「ナンか、大変なコトになっちゃってるの。亜美ちゃんの転校に、レイちゃんのパパとのケンカ…」

     亜美ママ:「転校した方がいいと思うの」「!…えっ?…」

     ぱしっ!! レイパパ:「勝手にママを不幸にするなっ! お前に何がわかるっ!」

       「うさぎちゃん達も、あたしも心配してるんだけど…」

        ★  ★  ★  ★  

       亜美ちゃんは、一人、トボトボと歩道を歩いております…。

        ★  ★  ★  ★  

       レイちゃんは、教会墓地のママのお墓の前におります…(←って、あれぇ? ここはAct.17〜18の「St.Juban Church」じゃありませんな)。墓石には、「RISA HINO 1963〜1995」と彫ってあり、この墓石自体は前のと一緒みたいですから、墓石ごと別の教会墓地に引っ越しちゃったようですな(←やっぱ、あそこの教会って、基本、体育館だし、神父さんもちょっとヘンだったモンなぁ…)(←ナンか嫌だったんだろうなぁ…)。

       レイちゃんは墓石に献花して、じっとその前に立ち尽くしております…「……『ふ〜、今度の教会は神父の邪魔も入らず、ゆっくりお参りできそうね…』(←Act.17の時と同じ花みたいですな…何だか分かりませんが白い花です。きっとお母さんが好きだった花なんでしょうな)(←ちなみにカサブランカじゃないコトだけは確かです)。

       で、幼い頃に、病院でお母さんが亡くなった時のコトを思い出しております…(↓)

     レイママの手が、ベッドから、だらんと垂れ下がっており、もはや故人となってしまったことを物語っております…その左手の薬指には、結婚指輪がはめられております…。幼いレイちゃんが、泣きながら「ママァ…ママァ…!」と呼んでますが、もちろん、もう、ぴくりとも動きません。

       で、それを思い出しながら、レイちゃんもお墓の前で泣いております…。

        ★  ★  ★  ★  

       「♪じゃ〜ん…ひとみは〜いつ〜も〜ジュ〜エル〜(ジュ〜エル〜)…♪」(←今回はここであっさりとオープニングです)

 

        ★  ★  ★  ★  

       オープニング開けは、レイちゃんの自宅…。

       レイちゃんは、ナニやらいそいそと、服やらナンやらをリュックに詰め込んでおります…(←旅にでも出るんでしょうか?)。ちなみに今着てる服は、前回と同じなので、『花妖魔』と対戦して苦杯を舐めた直後の帰宅シーンのようです。

       レイちゃんは、他に何か持ってくモノはないかと、辺りを見回しますが、ふと、木造りの小さな机の上の写真立てに目が留まり、それをそっと手に取って見てます。

       ※ ちなみに、このシーンの直前には、DVD第9巻に収録されてる「未使用シーン」があるのですが(↓)

1.       レイちゃんが『花妖魔』と戦ったあと、火川神社の自宅へと続く道を歩いてます。

2.       すると、その途中で、前回と同じ場所に、西崎の車が止まってます。「!…また…」

3.       レイちゃんは横道にそれて走り出します。

4.       車の中の助手席の西崎は、居眠りぶっこいてて、頭をかっくんかっくんやってます。

5.       レイちゃんは、裏の塀を乗り越えて、裏庭から自分の部屋に入ります。

6.       それから、先ほどの荷造りのシーンに続きます。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらはクラウン…。

       「妖魔がレイちゃん狙ってるとしたら、ナンでだろう?」(←うさぎちゃんは前回は制服だったのですが、『花妖魔』と戦ったあと、一旦家へ帰って私服に着替えて出直して来たと言うよりは、おそらく変身ケータイで着替えただけで、そのままずっとまこちゃんと行動を共にしてたんですな。まこちゃんは、そのまま前回と同じ服です

       ぬいぐるみルナ:「最初に妖魔が現れた時、レイちゃん、一人で戦ったって言ってたでしょう?…そのせいかも」(←ノーマル・バージョン)「妖魔の仕返しってわけか…」(←ほら見ろ、やっぱり『花妖魔』の顔の火傷のいきさつとかは、誰も知らんじゃないか)。

       「じゃあレイちゃんが危ないじゃん!」「あたし達でガードしよう!…レイ…今お父さんのコトで大変みたいだし…。言うと嫌がるから、それとなく…」「うん」

       「あと、亜美ちゃんと連絡とれないのも気になるわね。お母さんと面接に行ったんならいいけど…」(←亜美ちゃんは、あれから、ケータイの電源を切ってしまったようですな)「転校する気ないって言ってたしな?」「まさかっ、家出?」「ありかも…」「うそっ! 私ちょっと見て来るっ、亜美ちゃん戻ってないか。まこちゃんはレイちゃんお願いっ、すぐ行くから」「わかった」

        ★  ★  ★  ★  

       するとそこへ、リュックを担いだレイちゃんが入って来ます…。

       「!…『ナンでみんなココにいるの?』(←みたいな…)。「レイちゃん!」「どうしたの?」「しばらくココにいようと思って」「えっ?」「ナニ? お父さんのコト?」「しつこいのよっ、また神社の前で待ってるし…」(←これが、先ほどの「未使用シーン」のコトですな)

       うさぎちゃんとまこちゃんは、目配せし合うと、うさぎちゃんがクラウンを出て行き、まこちゃんが残ります。「ここにいるんなら、食事は?」「あ〜、あとでなんか買いに行くわ」「じゃあ、なんか作ってくるよ」「いいわよ」「どうせヒマだし…」。笑顔で出て行くまこちゃん。

       これは、まこちゃんが、「妖魔がレイちゃん狙ってる」ので、レイちゃんをクラウンの外に出したくないと考えてるってコトですな。

       ところで、ナニげに、うさぎちゃん、亜美ちゃん、レイちゃん、の三人は、自分の親を「パパ」、「ママ」と呼び、公の場とか親しくない人の前では「お父さん」、「お母さん」とか、「父」、「母」とか言って使い分けてましたが、まこちゃんが『パパ』とか『ママ』とか言う単語を発したのを、ナニげに聞いた覚えがありませんな。まこちゃんの場合、自分の親に関しては、どちらも故人なのでもちろん呼ぶ機会もないからなのですが、回想シーンですら『パパ』とか『ママ』とか呼ぶところは出てこないし…それ以外の場合でも、一度もその単語は発してません(↓)

1.         【Act.6】「うん、両親が小さい頃に死んじゃってるからね」(←うさぎちゃんに

2.         【Act.8】お父さん?」(←レイちゃんに)

3.         【Act.21】「風邪かなぁ…お母さんは?」(←亜美ちゃんに)。

4.         【Act.31】「えっ?……あぁ…、両親が、小さい頃に死んじゃってるから…」(←元基に)。

5.         【Act.33】「マジで!? 、ナンだって?!」(←亜美ちゃんとレイちゃんに)。

6.         【Act.34】「レイ…今お父さんのコトで大変みたいだし」(←うさぎちゃんに)

7.         【Act.34】「ナニ? お父さんのコト?」(←レイちゃんに)

       このように、完全に徹底してますな。うさぎちゃん、亜美ちゃん、レイちゃん、の三人は、この三人同士の間では、それぞれ相手の親についても、基本的に「パパ」、「ママ」を使ってるんですね(←唯一の例外は、Act.14の亜美ちゃんの独り言「…(心の声→)うさぎちゃんのお母さんに…うそ…ついちゃった…」ぐらいです…)。

       で、もう一つ興味深いのは、以下のケースです(↓)

     【Act.17】「いい色…。でも亜美ちゃんぽくなくない? だれ用?」お母さんの、大好きな色なの。あげる人をイメージして、って言われたから…」

       亜美ちゃんは、まこちゃんに対しては、Act.17の時点ですら、自分のママのコトを「ママ」とは言わず、他人行儀に「お母さん」と言ってるんですな。うさぎちゃんとレイちゃんに対しては、絶対に「ママ」としか言ったコトがないのに…です(↓)

1.       【Act.4】「でも、招待状が要ると思う。ママに頼んで…」(←うさぎちゃんに)。

2.       【Act.10】「うぅんっ、図書館っ、ママが久しぶりに休みだから、ゆっくり寝かせてあげようと思って…」(←うさぎちゃんに)。

3.       【Act.33】「うん、ママが夜勤だったから良かったけど…、あのおまわりさん、家に電話したりするかなぁ?!」(←うさぎちゃんに)

4.       【Act.33】「したくないよっ!……ただ…ママにどういう風に言えばいいか、思いつかなくて…」(←うさぎちゃんに)

5.       【Act.33】「でもっ、ママは私のためにやってくれてるんだし…ガッカリさせたくないから…」(←レイちゃんに)

6.       【Act.33】ママのコトそんな風に言わないでっ!」(←レイちゃんに)

       つまり、ここから導き出される答えは、まこちゃんだけ、仲間のプライベートに関して、あまりにも距離を置き過ぎていて、あまりにも、必要以上に立ち入らないようにし過ぎてるんじゃないか?と言うコトなんですな。

       ※ 実は、これはあとで分かったコトなのですが、Act.41において、まこちゃんが自分のお父さんについて話すのに、「お父さん」という言葉で表現してるシーンが出てくるんですな。断定はできませんが、ひょっとすると、まこちゃんは他のみんなとは違って、そもそも自分の両親の事を『パパ、ママ』とは呼んでなかった可能性も考えられますな。

        ★  ★  ★  ★  

       ※ ちなみに、この直後にも、「未使用シーン」があるので紹介したいと思います。

1.       まこちゃんが、ルナカラのドアを開けて出て来ます。まこちゃんは、ドア越しに、中にいるレイちゃんに向かって微笑みかけてから、ドアを閉めて出口の方へ向かいます。

2.       すると、ちょうどそこに、店の外の入り口の掃除をしていた元基が、店の中に戻って来て、二人が自動ドアの前で鉢合わせになります。「!……」「!……」

3.       二人は、ほんの一瞬気まずそうに見つめ合ってしまいますが、元基はすぐに笑顔を取り繕い、「もう帰り?」「…ん…ちょっと…」「そ、…ありがとうございました」(←いかにもお客さん相手の礼儀みたいに、丁寧にお辞儀します)。

4.       それに対して、まこちゃんは軽く頭を下げて、自動ドアを出て行き、元基も受付の方へと歩き出しますが、元基はふと立ち止まり、「まこちゃん?」「…」(←まこちゃんは黙って立ち止まりますが、振り返りません)。

5.       元基は振り返り、「オレのコト、あんま気にしないでよ。うふ、…オレ、慣れてるって言うか、ぜんぜんオッケーだからっ♪」。まこちゃんは、そう言われて、しばし無言でしたが、ナニか意を決したように振り返ると、軽く微笑み、「じゃあ」とだけ言って、すぐに立ち去ります。

6.       しかし、元基に背を向けた途端、まこちゃんの顔から笑みが消え、そんなまこちゃんを見送る元基の顔からも、笑みが消え、元基は途端にしょんぼりうつむいてしまい、カウンターの上に置いてあるカメのぬいぐるみの首に巻いてある『マフラー』を手に取って、それを眺めております…(←って、ンなモンそんなトコに置いとくなーっ! 言ってるコトとやってるコトがぜんぜん違ってるじゃねーかよっ!)

7.       そのあと、まこちゃんは、階段の途中で一度立ち止まって、ちょっと後ろを気にするのですが、またすぐに駆け上がって行ってしまいます。

       このシーンは、どことなく、二人の未練がすれ違ってるような…そんなひとコマなんですかねぇ…。で、この「未使用シーン」なんですが、これ、この二人が、Act.31のデート以来、ここで初めて顔を合わせたなんてコトはちょっと考えにくいですから、おそらく、もうすでに何度か受付で顔を合わせてるはずなんですな。なぜなら、今日だけでも、まこちゃんはこれですでに4回、受付を通り過ぎてるんですからね(↓)

1.       前回、亜美ちゃんとレイちゃんが警察から親に連絡されてしまったコトを受けて、緊急招集がかかってみんなが来店した時。

2.       その際、亜美ちゃんとレイちゃんがケンカになって、「ストップ! そと出て、ケーキでも食べに行かない?」と、外へ出かけた時。

3.       その直後、『花妖魔』と戦ったあとで、うさぎちゃんと一緒に再びクラウンに戻って来た時。

4.       そして、今のシーン。

       で、その際、いつもこの二人は、この「未使用シーン」の最初に気まずそうにしてたような感じになってしまうので、元基は従業員の立場からも、お客さんが来づらくならないよう気を使うと言う意味でも、思い切って、「オレのコト、あんま気にしないでよ」なんてコトを切り出したんでしょうな。たとえばこれが、フラレてそれっきり二度と会うコトのない関係なら問題ないのですが、こうして従業員と常連さんと言う立場で、この先もずっと付き合ってくコトになる訳ですからな。フラレたあとでも思いが募る元基としては、これを言うのはなおさら辛い訳なんですけどねぇ…(←つまり、ここで元基が言った「慣れてる」と言うのは、フラレる事に対してではなく、フラレたあとの身の処し方に対して言ってるんですね。要するに、元基は今まで、いつも学校で同じクラスの女の子にばかり告白してはフラレ、その都度、その後もその子に対して普通に振舞う事を余儀なくされてきた…と、そう言うコトですな)。…と言う訳で、この「未使用シーン」は、また一つ、元基が男を上げたシーンだったのに…。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらダーク・キングダム…(←お城にカラスは飛んでおらず…)。

       ベリル様:「ジェダイト…、プリンセスに付けている例の者、プリンセスよりも、まずある男を狙わせたい」「エンディミオン……ですか?…『ボクのミオたんまで、あの男の毒牙に…?!』。するとベリル様は、ばっ!と振り返り、「…お前はわらわだけを見ておればよいのだ。余計なコトは考えるなっ…『どーせ考えても分からぬわっ!』

       前回ベリル様は、「エンディミオン…やはりっ!…『記憶が戻ったゆえ、プリンセスのところへ行ったか!』と言うコトを確認したので、ついに、『対・エンディミオン工作』を行動に移す段階に入ったんですな。しかも、さすがにベリル様は、黒木ミオが、もはや「幻の銀水晶」方面では使い物にならないと、そう判断したようですな…(←大丈夫かジェダイトくん?!)。で、一方のジェダイトくんは、やはり、Act.32において、ベリル様がエンディミオンのコトで感情的になってゾイサイトを折檻しまくったコトで、さすがに『コレはナニかあるのでは…?』と感付いたようですな。だから前回、ゾイサイトの部屋まで出向いて、「なぜベリル様に逆らう?」とその真意を探りに行ってたんですな(←ジェダイトくんは、とにかく『ベリル様LOVE』なので、こう言うコトに関してだけは察しがつくようですな…)。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは、その「エンディミオン」こと地場衛…。

       これはホテルの一室ですかね? もう外も暗い時間帯になってるようですな。地場衛が、バイクの黒ヘルメットをかかえて、今、帰宅して来ました。

       地場くんは、前々回ロンドンから帰国した訳ですが、当然、日本に帰って来ても住む家はない訳ですからねぇ…おそらく彼のこれからの生活は、タキシード仮面時代に泥棒で稼いだカネを、食いつぶして行くコトになるんでしょうなぁ…(←かつての『地球国の王子』なのに…)。で、彼の着てる服が、前回うさぎちゃんとデートして『マフラー』をもらった時と同じですから、あれから、まだ日付が変ってないコトが分かります(←長い一日だったのだ…)。

       地場衛は、ベッドに腰を下ろします。すると、そこへ毎度おなじみのピアノの音が聴こえてきます(←今日は「幻想即興曲」です)…

       …地場衛はベッドから立ち上がります…「……ゾイサイトか?」。すると、地場衛の背後に、片ひざついて控えているゾイサイトが姿を現します…「マスター。あなたが戦うことを決意されたのは、素晴らしい。しかし、あのプリンセス」「うさぎのコトは、何を言ってもムダだ」

1.       ところで、ゾイサイトと言えば、彼はAct.6の最後で初登場した時から、とにかく『プリンセス絡み』だったんですよね。

2.       で、当時の彼はまだ前世の記憶がありませんでしたから、セーラー戦士達の会話を盗み聞きして『セーラーVがプリンセスかもしれぬ』と嗅ぎ付けるコトによって、ベリル様から『プリンセス抹殺』の命を受ける訳です。しかし、当時これは、『月の王国』サイドが画策した『影武者作戦』にまんまとハマっていたに過ぎず、それで結局セーラーVを抹殺できませんでした。で、その流れの中で、タキシード仮面との接触で前世の記憶に触れ、それで自分の行動に疑問を持つに至り、その隙を突かれて、逆に『影武者プリンセス』から返り討ちにあって石にされてしまってました。

3.       で、復活後のゾイサイトはと言うと、前世の記憶を取り戻した状態で復活してますが、やはりここでも『プリンセス絡み』なんですね。とにかく彼は、当初から、『プリンセスとエンディミオンを近付けさせないコト』ばかりに意識が向いてるんですね。

       「それより、オレはもっと前世のコトを知りたい。…何があったのかすべて…」「…すでに記憶の扉は、開け放たれているはず…。あとは時間が必要です…『まだ後半戦が始まったばかりですから、ネタばらしするにはチト早すぎます』「……時間…『それってやっぱ、Act.38あたり?』「マスター。身辺にご注意を…。クイン・ベリルが何か仕掛けるかもしれません」(←さっきのベリル様とジェダイトくんの会話を盗み聞きしたんですな)。そう言うと、ゾイサイトは消えて行きました。一人になった地場くんは、「…………『て言うか……くいんべりるってナニよ?』(←みたいな…)。

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       ど〜〜ん…?! バカでかい風呂敷包みを、テーブルの上に置くまこちゃん(←弁当ですか?)。「ちょっと…多すぎない?」「まあいいじゃん」「…」

       そうなのだ…。まこちゃんは、この時点では、まだ亜美ちゃんがクラウンに合流するコトを知らないのである。仮に、亜美ちゃんが来るかもしれないコトを見越していたのだとしても、それでもこの量は多すぎます。つまり、「大量に作る」とは、こう言うコトを言うのであって、なので、Act.31で元基に向かって、(「あたし、今日カレー作るから、あしたで良かったら持って来るけど…」「いいのっ!?」「ああゆうの、一人分作っても美味しくないし、いつも大量に作るから」)と言って作ってたカレーの量が、どう見ても「大量」に見えないと書いたのは、こう言うコトだった訳なんですな。

       「じゃあ、あたしは帰るよ。その方がいいだろ?」「……」。まこちゃんは、レイちゃんがふと目を伏せて考えた隙に、さっさと行ってしまいます。レイちゃんは、その背中に向かって、「まことっ」「…ん?」「…………ありがとう…」(←これは、お弁当に対してだけではなく、気を使ってそっとしてくれるコトに対して「ありがとう」と言ったんですね)。「……どういたしましてっ」…笑顔でそう言って出て行くまこちゃんを、笑顔で見送るレイちゃんなのでありました…。

       まこちゃんは、レイちゃんとお父さんの関係については、Act.8でレイちゃん本人の口から事情を聞かされており、その際、「逃げちゃおうよ。…なんか……もういいじゃんっ!」と、今にして思えば『身も蓋もない解決策』で救い出したと言う経緯があるのですが、しかしながら、今回、実は、ついにそのツケが回って来たのだとも知らず、今日もまた、「まあいいじゃん」と、『風のように』現れて、『風のように』去って行きましたな…(←そんなまこちゃんがサイコーなのよ…)。まこちゃんは世話好きではあるけど、必要以上に立ち入ろうとはせず、さばさばとしたところが魅力ではあるのですが(←もっとも、あんま深くモノを考えるのが得意じゃないのも事実ですが…)、うさぎちゃんの恋愛事情に首を突っ込むコトのみ例外で、やはり、それ以外に関しては、ちょっと仲間のプライベートに対して距離を置く意識が強すぎるようにも感じるんですよねぇ…。そう言うところって、どことなく、美奈子に通ずるモノがあるような気がするは、ワシの気のせいなのかなぁ…。

       まこちゃんが出て行くと、レイちゃんは、まこちゃんの緑のイスに手を掛けて、ナニか考え事をしてるみたいです…。

        ★  ★  ★  ★  

       受付にて…。

       元基が、カメのぬいぐるみに、まこちゃんからもらった『マフラー』を巻き直しております…。そこへまこちゃんが来て、「元基くん」と声をかけると、元基は「!」と慌ててぬいぐるみをひじでつぶし、まこちゃんの顔を見ます。「あの…、部屋、一つ借りれるかな?」「えっ?!」。元基は一度振り返って時計を確認すると、「でもぉ…中学生は、もうダメな時間だし…」「ちょっと、事情があって…遊ぶ訳じゃないからっ」「う〜ん…じゃあ、あ、そうだ、休憩室なら」「ありがと♪」「うん…♪」

       ※ このシーンは、実は、Act.31でまこちゃんが元基をフッて以来、作品本編の劇中においては、初めてこの二人が顔を合わせるシーンだった訳なのですが、ワシは一番最初にコレを見た時、まこちゃんはもちろん、二人とも、ちょっとさばさばし過ぎるんじゃないか?って感じたんですよねぇ…(←確かに、微妙に意識したニュアンスも感じられはしたんですが…)。もちろん、後日、先の「未使用シーン」を見たコトによって、その微妙なニュアンスの意味も完全につながった訳なんですけどねぇ…。そう思ってあらためて見返すと、この二人のかもし出す微妙なニュアンスの見事さには、ちょっと感服するよなぁ…。

        ★  ★  ★  ★  

       再びレイちゃん…。

       レイちゃんは、丸テーブルの上に腕枕しながら突っ伏して、写真立ての横に置いてあった2羽の折鶴を眺めながら、それを指で倒してみては、タメ息をついたりなんかしちゃっております…。すると、入り口のドアがガチャッと開いたので、レイちゃんが顔を上げます。入って来たのは亜美ちゃんです。亜美ちゃんは、伏し目がちに考え事をしながら入って来て、レイちゃんがいるコトに気付きません。で、「…亜美ちゃん」と言われて、初めてレイちゃんに気付きます…「…レイちゃん…いたんだ…」。亜美ちゃんは一度家に戻ったのか、私服に着替えて来てます(←変身ケータイかもしれませんが…)。

       「私も、いいかな?」(←「私も」と言うことは、亜美ちゃんは、レイちゃんも自分と同じ理由でここに来たのだと、瞬時に察したのですね)。「いいけど、どうしたの?」。亜美ちゃんは自分のイスに坐ると、「…面接…行かなかったの」「!…」「ママにも黙って…」「…」「私ね、レイちゃんには信じられないかもしれないけど、今までママとケンカしたコトないし…逆らったコトもないんだ。…ママが好きだし、頑張れば喜んでくれて嬉しかったし…。だからね、今、どうやってママと話していいか分からなくて…」「!…」(←この瞬間、レイちゃんの表情が急変します)。「怒られるのか…嫌われるのかも…」「!……そうやって、ちゃんと話そうとするの、偉いと思うわ」「え?…レイちゃんがそうしてたから…」「…あたしのは……たぶん、ぶつけてるだけ…」「!……」。ここで二人は、しばし黙り込んでしまいます。

       「…はっ、そうだわ、まことがお弁当作ってくれたの。食べる?」「えっ? まこちゃんが?!」。風呂敷包みから出てきたのは、ナンと、三段重ねの特大弁当です。「うわぁ〜おいしそうっ!」「こういうのはまことにはかなわないわね…『他じゃ負ける気しないけど』(←モノは、すべて偶数個ずつ詰めてありますな。で、一番下の段はデザートですが、これはハッキリと二人前ずつです。つまり、ひょっとしたら亜美ちゃんも来るかもしれないコトを想定していたんですな…さすがまこちゃん、気が利くねぇ…)(←しかし、あの短時間でよくこれだけのモンが作れたな…)(←まさかスーパーの惣菜売り場で買っ…)。

       ところで、これはアレですね…。亜美ちゃんがクラウンに来た時は、本来なら「中学生はもうダメな時間だし…」と言うコトで、元基から注意されてるはずなんですが、さっき、まこちゃんが「ちょっと、事情があって…遊ぶ訳じゃないからっ」と言ってたので、元基は、『コレはきっとワケアリなんだな』と察して、何も言わずに亜美ちゃんを『顔パス』で素通りさせてくれたんですね。だから亜美ちゃんは、まこちゃんが「休憩室」に潜んでるコトも、元基から聞かされてない訳なんですな。

       すると、いきなり亜美ちゃんが、「レイちゃんっ、二人きりだし、パーティーしちゃおうか?!」「…へえっ?!」(←この突拍子もないリアクションは、『うさぎじゃあるまいし、まさか亜美ちゃんがそんなコト言うの?!』って意味ですね)。

       この「二人きりだし」と言うのが、実はポイントなんですね。つまりそれは、裏を返せば、『みんながいたら出来ないけど』って言うコトですから、これはすなわち、亜美ちゃんが個人的に、レイちゃんを「仲間」としてではなく、あくまでも「友達」として求めた瞬間なんですね。だから、かつてうさぎちゃんが自分を「パジャマ・パーティー」に誘ってくれたように、今度はここで、亜美ちゃんがレイちゃんを「パジャマ・パーティー」に誘ったんです。亜美ちゃんはここで、普段うさぎちゃんが自分にするのと全く同じコトを、レイちゃんに対してしたかったんですね。つまり、今回のお話の本当の趣旨は、レイちゃんがそれに応えたコトにこそあるんです。そのきっかけを、この二人のそれぞれが、それぞれの親子問題と向き合うコトで促したんですな。コレを通して、この二人は、ようやくで結ばれた訳です。今までは、ナンだカンだ、それぞれがうさぎちゃんだけを友達と思い、今一歩、あるいはにしかなりきれなかったのが、と言う関係に昇華したんですね。

        ★  ★  ★  ★  

       その頃、水野邸では…。

       亜美ママが、薄暗い居間のテーブルに片肘をつきながら、ケータイ・メールを見てます…「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」

1.       どうやら亜美ちゃんは、さっきレイちゃんに言ったように、「今、どうやってママと話していいか分からなくて」、それで、クラウンで「少し考えたら帰」るつもりで、ママにこのメールを打ってたんですな。これは、面接の待ち合わせをすっぽかしてしまったコトに対するフォローとしてのメールです。

2.       で、亜美ママが、今、このメールを見てると言うコトは、亜美ちゃんがそのメールを打ったのはクラウンに向かう前ですから、亜美ちゃんはその時点では、もちろん、クラウンにレイちゃんが来てるとは思ってなかった訳です。で、レイちゃんは、最初からクラウンに泊まるつもりで荷物をまとめて来たのですが、一方の亜美ちゃんは、レイちゃんとは違って、クラウンに泊まるつもりで来たのではありませんから、だから、「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」とメールを打ってた訳です。なので当然、亜美ママも、今夜中には帰って来るだろうと、ずっと起きて、こうして帰りを待ってるんですね。しかしその亜美ママは、今日は「二日ほど病院に泊まり込みです」の二日目ですから、本当なら、病院に戻らなければならないはずなんです。それなのに…。

       亜美ママは、ケータイを閉じると、キッチンに行って、何も書いてないホワイトボードを見つめます。すると、幼い頃の亜美ちゃんが、小さい椅子を台にして、ホワイトボードに背伸びするような格好で、めちゃめちゃどヘタな字で一生懸命書いてる姿が回想されます(↓)

ママへ

亜美もがん

ばって

ドクターになります

(↑)て言うか、文節を切る位置がおかしくねーか?

1.       う〜む…なるほど…。このホワイトボードは、元々、この母娘の会話のために設置されてた訳ではなかったんですな。

2.       これは、ただ単に、亜美ママが献立のレシピとか、買い物のためのメモなどを記入するために設置しておいたモノだったんです(←ひょっとすると、新婚当初はまだ家にいた亜美パパへの伝言板だったのかもしれませんな…『今晩のご飯は、冷蔵庫にシチューのお皿があるので、レンジで暖めて食べてください』みたいな…)。だからキッチンにある訳で、それを、当時の亜美ちゃんが面白がって真似をして、ママへのメッセージボードみたいに落書きしだしたので、それをきっかけに、母娘の伝言板としても使われるようになったってコトだったんですな。なぜなら、仮に、このホワイトボードが最初から母娘の伝言板として使うために設置されていたのだったら、娘の身長を考慮してもっと低い位置にするはずですし、自分が留守中に、娘がこれを書いてる姿など見られるはずがない訳ですからね。

       前回、亜美ママは病院で、「二人の間には秘密を作らない。なんでも話す。話せない時は伝言板に書く。それが、ルールだったわよねぇ…?」と言ってましたから、今、この状況で、この「伝言板」に何も書かれていないと言う事は、『親にも言えない秘密がある』と言うコトを物語ってるのですね。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらクラウン…。

       レイちゃんと亜美ちゃんがステージ上で背中をあわせ、「いくよっ」「うんっ」「レディ…」「ゴー!」。で、振り向きざまにお互いのケータイを相手に向け合って、自分の衣裳ストックを相手に着せる遊びを始めた模様であります。

       二人は、お互いにぱちぱちぱち…と拍手して、「うわぁ〜似合う♪」と上機嫌でございます…『だから、ナンでその服があたしの時には出てこないんだよっ!』

       で、このあとは、亜美ちゃんの名曲「約束」をBGMに、「やろっか?」「うんっ」と、大コスプレ大会で、そりゃあ、もう、大騒ぎでさぁ〜っ!(←このパーティーが重要である事は重々承知なのですが、ただし、このコスプレの羅列に関してワシにコメントできるコトはナニもございませんので、このシーンのコスプレ検証は、本稿ではと言うコトで、バッサリ割愛させていただきます…)。「あははっ」「あははっ」。あははっ…。

       かつてAct.5で、うさぎちゃんがレイちゃんを「パジャマ・パーティー」に誘った時、「うさぎの学校の子で集まるんでしょ? どうしてあたしが?」と言って拒否してたレイちゃんですが、たとえ「うさぎの学校の子」(=なるちゃん)がいなかったとしても、あの時は参加を拒否したでしょうね。クラウンでの正月パーティーですら、レイちゃんはこのようにハメをはずすコトは一度もなかったのですからね。レイちゃんは、あくまでも「仲間」としてはクラウンには集まるけど、決して「友達」としては、相手の家へお宅訪問したコトがない人なんですから…。

       ※ ところで、亜美ちゃんの中の人って、聞いたところによると、サックスも吹けるとか…(←どうりで一人だけ、お腹から声が出てると思ったよ…)。ちなみに、この「約束」は、劇中では2番が流れます。で、この2番の歌詞の冒頭の文句ですが、

     「♪ママにはヒミツできたの なんとなく今日は帰りたくないから」(←CDの歌詞カードの原文を抜粋)

1.         この「ヒミツできたの」は、直後の「帰りたくない」に掛かってますから、表向きの意味は『ヒミツで、来た』ですが、それなら『内緒で来たの』の方が聴いててストレートに意味が伝わります。ところが、これは『ママにヒミツが出来た』と言う、もう一つの意味が掛けられてるんですね。つまり、『自分がセーラー戦士であると言う、ママには言えない秘密が出来たから、こうしてママには内緒でクラウンに来た』と言う意味になる訳です(←これは、Act.5の「パジャマ・パーティー」に参加した時の亜美ちゃんでも、同じコトです)。

2.         あと、「なんとなく」って言う言葉も、亜美ちゃんが劇中でよく使う言葉ですね。

3.         あと、全編に「水」にちなんだ単語が散りばめられてるコトは言うまでもありませんが、この曲の1番の歌詞は、「♪カラフルパラソルたち」(←つまり、『水槽の中で泳ぐ熱帯魚達』を、『前世の使命に縛られたセーラー戦士達』に見立てて)、その出会いについて歌ってて、「♪色んな発見全部あなたとしたいよ」は、それを通して少しずつ成長していく自分達について歌ってて、「♪指をつなぐそっとね」とか、「♪ごめんね手と手はなしちゃいそう」は、Act.28での、うさぎちゃんとの『ダーク・キングダムの森』からの脱出劇を連想させますなぁ…。あと、今回のAct.33〜34で言えば、レイちゃんとの『ケンカと仲直り』の意味にも連想できますなぁ…(←などと…勝手に妄想を膨らませながら、この曲を聴くたびに泣いているワシなのでありました…)。

 

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは車中のレイパパ…。

       こんな夜遅くまで仕事してるんですねぇ…政治家さんですから、いろいろ接待だとかあると、こう言う感じになっちゃうんでしょうなぁ…。で、後部座席のレイパパは、ナニげに財布から写真を取り出して眺めます…。それは、レイちゃんが写真立てに入れてたのと同じ母娘の写真です。ところが、実はその写真には、ナンと左半分に続きがあって、そこには、若かりし日の、イマイチ威厳のないレイパパの姿が写っておったのでございました…。レイパパはそれを眺めながら、「……『フッ…、やっぱオールバックにして正解だったな…』

       う〜む…なるほど…それにしても、このたった一枚の写真が語っているコトは、非常に多いですな。

1.       まず、この写真に写ってるレイちゃんは、ちょうどレイママが亡くなった時と同じ年頃ですから、おそらく、レイママは、このあと間もなく病気で亡くなってしまった…。

2.       つまり、ママが元気だった頃の最後の家族写真というコトで、レイちゃんにとってもレイパパにとっても、これは特別な意味を持つ写真だった…。

3.       そしてこの頃は、まだママは生きているのだから、レイちゃんとパパとの間には何の問題も起きてなかった…。

4.       それにも関わらず、家族三人で写ってる写真なのに、レイパパは一人だけ、母娘とは不自然なくらい距離をおいて立っている。これは、たとえば、まこちゃんの家族写真が三人仲良く寄り添って写ってるのとは大違いである。つまり、この頃からして、レイパパが、素直でなく、愛情表現の苦手な、頑固で不器用なタイプの男性だったコトが分かる…。

5.       そして、ここに写ってるレイパパは、服装も至って普通で、議員バッジもつけていない。そうなのだ…この写真の中のレイパパに、今現在の威厳のカケラも見られないのも当然なのだ。要するに、当時のレイパパは、まだ『政治家の先生様』などではなかったのである。おそらく誰か代議士の先生の秘書かなんかを勤めていて、つまり今の西崎や原作の「海堂」のような下積み時代にあり、当然、仕事において自分の自由など許される環境にはなかった。であれば、妻を看取ってあげられなかったのも、その後、娘を神社に預けなければならなかったのも、その心中は、察するに余りあると言えようか…。

6.       つまり、「みじめ」だったのはママではなく、むしろ、そんな下積み時代の自分の方だったのだ。しかしそんなコトを、このプライドの高い男が、どうして娘に言えようか…。レイパパが、いつもレイちゃんの問いかけに対して「仕事」の一言しか返せず、それ以上のコトが説明できないのは、実はそのせいだったのである。

7.       で、そうやって、妻の死を無駄にしないためにも、一心不乱に頑張って、やっと『政治家の先生様』の地位に上り詰めたと思ったら、あろう事か、それが、皮肉にも、最愛の娘を失う原因となっていたとは…。

        ★  ★  ★  ★  

       一方こちらは亜美ママ…。

       ナニげにこのお母さん…亜美ちゃんの部屋に入るのは初めてなのでしょうか? 亜美ちゃんのベッド脇にある台の上には、とにかく、みんなと撮った写真を入れた写真立てが山のように並んでおります。

       この写真立ては、全部で8個で、写真の数は10枚。ストリート・バスケの時の三人のが一枚。亜美ちゃんとうさぎちゃんの私服のツーショット写真が二枚。それ以外は全て制服姿で、三人時代のが一枚(←ひょっとすると二枚かもしれませんが、遠くて確認できず)。それ以外は全て四人時代のものです。で、その中の、うさぎちゃんと二人だけで写ってるプリクラ写真みたいのが画面上ではハッキリと確認できるのですが、これ、亜美ちゃんの着てる服は、Act.4のハロウィン・パーティーに潜入した時の服(←ネコ耳コスプレを脱いだあとの私服)に似てるんですが、しかし一方のうさぎちゃんの方は、その時に着てた服ではありませんね。プリクラ写真と言えば、うさぎちゃんがAct.11で美奈子の病室に押しかけてサインもらった時のノートにプリクラが貼り付けてありましたが、その中にもこの写真と同じ服のものはありませんから、やはりコレは、亜美ちゃんがうさぎちゃんと二人きりの時に撮ったものと考えられますな。つまり、画面では映ってないところで、この二人は、他の仲間とは無関係なところで、プライベートでこうして遊んでる時間があるのだと言うコトです。

       で、その中から亜美ママが手に取ったのは、Act.5の頃から亜美ちゃんが使ってた写真立てです(←Act.5当時はまだ三人時代の写真が入ってて、Act.14で、それが四人の写真に入れ替えられてたのが確認されたもの、です)。

       亜美ママは、それを微笑ましく眺めております…その写真は、亜美ちゃんとレイちゃんが並んで頭をくっ付け合い、その背後からうさぎちゃんとまこちゃんが顔を覗かせてる写真です…「……『フッ…、この手前の子ね?…めっちゃ恐そうなヤンキーって…』

       これ、この亜美ママの感じからして、亜美ちゃんは、自分にこのような友達ができたコトすら、ママには話してなかったようですなぁ…。しかしなぜなんでしょう?

1.       おそらくそれは、Act.5の『友達ごっこ事件』のせいでしょうな。

2.       あの時、亜美ちゃんは、塾で模試があるのをすっぽかしてうさぎちゃんちの「パジャマ・パーティー」に参加しちゃってるんですよね。で、その模試のコトをママも知ってて、ホワイトボードに「今度の模擬テスト、期待してますね ママより」と書かれてた訳ですから、当然、亜美ちゃんは、その模試を受けなかったコトをずっと黙って隠し通して来たはずなんです。ところが、おそらく、この亜美ママの性格や、娘への信頼度、それと接し方から考えて、亜美ママの方からは、『例の模試の結果はどうでしたか?』なんて、まず聞いてはこないはずです。亜美ちゃんがそれを報告しなければ、たぶん、『きっと5教科の合計が499点しか取れなくて、言いづらいのね…』ぐらいに考えるだけで、それ以上は詮索などしないはずです。

       それでAct.5の『友達ごっこ事件』の一件が取り敢えず事無きを得てないと、今回の『夜遊び事件』が亜美ママにとって晴天の霹靂にはなり得なくなってしまいますから、強引にでもそう言うコトにしちゃわなければなりません。

3.       そうすると、亜美ちゃんは自分のママにはうその言えない人ですから、模試を受けなかったコトをママに言うためには、うさぎちゃんちで「パジャマ・パーティー」してたコトも話さなければならなくなりますから、そうすると当然、『そんなコトなら、お友達と付き合っちゃいけません!』みたいに言われちゃうのを恐れたんですな。だから亜美ちゃんは、自分に友達ができたコトそのものを、ママには言いづらくなる訳です。だからずっと黙ってたんですね。

       それから、亜美ママは、ベッドに腰掛けて、昔のアルバムを眺めております。画面に最初に映ったページは、亜美ちゃんが幼い頃に家族で「ピクニック」に行った時のです。これらの写真は、全て離婚前の亜美パパが撮ったものですな。で、写真ごとにキャプションが付けられてますが、これは亜美ママが書いて付けたものですな(↓)

芝生の上にシートを敷いて、その上で亜美ちゃんと亜美ママがお弁当を食べてる。

「いただきまーす」と言うキャプションがついてる。

亜美ちゃんと亜美ママがボール遊びをしてる(←ボールの色が緑なのでよく見えないが…)。

「いつも元気な亜美」

亜美ちゃんが緑色のボールを抱えて座り、その横に亜美ママもいる。

「大事な大事な亜美との時間」

「ピクニック」のページタイトルが貼られ、その下の説明文らしきキャプションは読めず。

普通の母娘のツーショット。

キャプションは画面見切れ。

シートの上で、亜美ママが空を指差し、

「亜美ちゃん あれなーに?」と言ってる(←たぶん、UFOかナニか飛んでたものと思われる)(←うそ)。

       次のページは、自宅の居間で、「暗算大会 優勝」の祝賀パーティーを家族でやった時の写真です。テーブルの上には、ご褒美のイチゴ・ケーキがあり、亜美ちゃんが賞状を持ってます。これも全部、写ってるのは亜美ちゃんと亜美ママだけなので、写真は全て亜美パパが撮ったものですな。で、その中の一枚がアップで抜かれ、キャプションには「次の大会も頑張ろうね」と書いてあります。

       次にもう一枚アップで抜かれますが、これは前のページの「大事な大事な亜美との時間」の写真です(←実は、このアップのお陰で緑のボールが確認できたのだ。最初はキャベツかレタスだと思ってたのだ…)。

       次は、遊園地の時の写真がアップで抜かれます。亜美ちゃんのソロ写真で、「我が家の天使」と言うキャプションがついてて、ホントに背中に『天使の羽』が生えてます(←スゲェな…色々な意味で…)。で、その写真の上に貼られてる、もう一枚の写真のキャプションだけが見えてて、そこには、「メリーゴーランド 大好き」(←以下、画面見切れ)と書いてあります。

       ※ ちなみに、この亜美ママのシーンなのですが、DVD第9巻に収録の「未使用シーン」に、このシーンに至る前のシーンがあって、うさぎちゃんが、「うそっ! 私ちょっと見て来るっ、亜美ちゃん戻ってないか。まこちゃんはレイちゃんお願いっ、すぐ行くから」と言って、レイちゃんと入れ違いにクラウンを出て行ったあと、うさぎちゃんが亜美ちゃんの家を訪問するシーンがあるんですな(↓)

1.       うさぎちゃんが、亜美ママに「どうぞ…」と促されて、水野邸の居間に通されます。

2.       うさぎちゃんは、お辞儀して中に入ります。やはり、この他人行儀な感じからして、この二人は、これが初対面だったみたいですな(←ナンたって、娘の亜美ちゃんですらめったに会えないくらいですからな)。

3.       亜美ママはドアを閉めると、「ちょうどよかったわ。どうぞ…」と、うさぎちゃんをソファへ座らせます。

     この「ちょうどよかった」と言うのは、亜美ママは、昨日の時点でホワイトボードに「二日ほど病院に泊まり込みです」と書いていたのですから、本当なら、今日は面接のために一度病院を抜け出したあと、また病院に戻らなければいけなかったはずです。しかし、亜美ちゃんが待ち合わせ場所に来なかったので、『ひょっとしたら家にいるのかも』と思って、家に帰って来てみたら、「ちょうど」うさぎちゃんがやって来た、と言うコトなんですね。

4.       二人はソファに腰掛けると、亜美ママは、「あのね?…亜美、知らない?」。うさぎちゃんは、「…いえ…」とうつむきながら首を横に振ります。

5.       すると亜美ママは、「そう…」と言って立ち上がりますが(←お茶でも入れに行こうとしたのか?)、うさぎちゃんが「あの…!」と呼び止め、「亜美ちゃん、事件とかじゃないと思います」「え? ナニか知ってるの?」「…そのぉ…、転校するの、いやがってたから…、たぶん、それで…」

6.       「まさか…、そんなコト一言も…」「亜美ちゃん…、ママには言いにくいからって…」「…………」

7.       ここでうさぎちゃんは立ち上がり、「私っ、探して来ます。おばさんも、亜美ちゃんが行きそうな所、探してみて下さい」「もう…塾とか学校には電話してみたのよ…」「じゃあ、それ以外で」。うさぎちゃんはそう言ってお辞儀すると、すぐに小走りで部屋を出て行きます。

8.       亜美ママはそれを黙って見送ると、「それ以外……」。それから、テーブルの上の自分のケータイを取り、アドレス帳を見ますが、「…………あたし知らないわ……。あの子のコト…」

       で、これを受けて、先の亜美ちゃんからのケータイ・メールを見るシーンを経て、この亜美ちゃんの部屋のシーンに至る訳ですな。で、そこで初めて、あの山のような写真立てを見て、亜美ママは、自分の「知らない」娘をそこに見る訳ですな…コレでもかと言うくらい仲の良さそうな友達の写真…、楽しそうにしてる娘の写真…、写真…、写真……

        ★  ★  ★  ★  

       幼少の頃の亜美ちゃんは、「我が家の天使」と言う事で、背中に羽を生やしておったそうな…。で、その羽は今や、クラウンのソファで、レイちゃんの肩にもたれて、スヤスヤ眠る亜美ちゃんの頭上に、降り注いでおったそうな…。亜美ちゃんとレイちゃんは、遊び疲れて、ソファで寄り添うように寝ております…亜美ちゃんがゾウさんの被り物、レイちゃんがヒョウさんの被り物を着たまんまです。

       亜美ちゃんは、ママに「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」とメールを打ってからクラウンに来たのに、まこちゃんの豪華弁当にも乗せられ、結局、レイちゃんがお泊りするのに付き合って、自分もお泊りしちゃいましたね。ナンたって、この二人が、「二人きり」で、こんなに仲良くプライベートを過ごしたコトなんて、今までになかった訳ですからねぇ…。

        ★  ★  ★  ★  

       クラウンの休憩室にて…。

       まこちゃんが、ケータイでお話し中です…「うん、亜美ちゃんもコッチ来たから大丈夫…。うさぎはウチにいていいよ…。うん…うん…」。するとその背後では、元基がこっそりとドアを開けて、夜食のおにぎりとお茶の差し入れをしております…(←キミ、なかなかニクイことするじゃないか…でも、まこちゃんにおにぎり2個は少ないと思うな…)。「うん、わかった…じゃあ」…ぴるんっ…。今日は、元基は夜勤までやるのでしょうか?(←そうか、元基は今日は一人で夜勤だから、だから「休憩室」を提供したんだな)。

       そう言えばこの人、地場衛と「同級生」と言うコトは、彼もこの春一緒に高校を卒業してるはず…それとも、留年したのか浪人してるのかフリーターになったのか結局クラウンの社員になったのか? 全く謎です…(←原作では、このビルのオーナーの息子と言う『おぼっちゃま設定』なのだが…)(←って、実写版の元基だぞ?! そりゃねーだろ?!)(←美奈子が一般人からアイドルに昇格したくらいだから、元基が上流階級から中流階級に降格されてたって別におかしくはない訳だしな…)。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは、例の赤い花の花壇…。

       『花妖魔』の花が、ざわめいております…「○×△□…(通訳→)『て言うか、そもそもクラウンに立てこもられちゃ、あたしらは手も足も出せないって言う設定になってるんじゃ…?』

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       翌日…。

       レイちゃんと亜美ちゃんが、清々しい笑顔で帰路に就きます…。レイちゃんは、「んんん…あぁっ…♪」と伸びを入れ、亜美ちゃんが、それを見て「あははっ♪」と笑います。二人は、二人が別れるいつもの交差点に来ると、「じゃ…」「うん…」と言って、それぞれの方向へ歩き出します。

        ★  ★  ★  ★  

       で、別れたあとのレイちゃん…。

       レイちゃんは、昨日、「しばらくココにいようと思って」と荷物をまとめてクラウンに来た訳ですから、一晩と言わず、何日かは泊まり込む覚悟だった訳です。しかし、今日は、もうその荷物を持って帰宅してますから、つまり、昨夜の亜美ちゃんに感化されて、「ちゃんと話そうとする」決心がついたってコトなんですね。

       するとレイちゃんの行く手に車が止まり、中から西崎が血相変えて飛び出してきます。「!」「お嬢様っ、大変申し訳ありませんが!」。運転手とボディガード二人まで出て来て、レイちゃんの前に整列します。「不本意ではありますが、先生のご命令ですので!」。レイちゃんは、Act.8でもこのような誘拐まがいの拉致は経験済みなので、大して動じはしません…「…会うわ。…ただし、場所はレストランじゃなくて……教会で…『ちなみに、Act.8の時のボディガード二人もやっぱクビ?』『はい、実は、お嬢様の手下の方(かた)に投げ飛ばされた際に大怪我していたとかで、あのあと、その後遺症で病院送りに…』

       どーでもいいけど、ナンで「場所はレストラン」って分かるんだ? これがAct.8の『誘拐事件』の再現と思ったからか? しかし、一方の敵は、『家に「連れ戻せ」と言う命令を受けて来てるのだが…。

        ★  ★  ★  ★  

       こちら亜美ちゃん…。

       一方の亜美ちゃんは、表情が冴えず、足取りも重いです…。それもそのはず…(↓)

       一方の亜美ちゃんは、昨夜ママに、「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」とメールしておきながら、レイちゃんがクラウンにいたために、レイちゃんに付き合って、そのままクラウンに泊まってしまったんですね。つまり、その時点で、さらにまた、ママに余計心配を掛けてしまったコトを自覚してる訳です。だから、今、ここでの亜美ちゃんは、転校の面接をすっぽかしてしまったコトに加えて、今度は、「少し考えたら帰ります」と言ったのに帰らなかったコトで、『今度こそママに怒られるかも、嫌われるかも…』と言う思いがある訳です。

       そこへ、ふと、遊園地の方から、人々が楽しそうに騒ぐ声が漏れ聞こえて来て、亜美ちゃんは立ち止まって、そちらへ目をやります。

       だからこそ、亜美ちゃんは、そのまま真っ直ぐ家には帰れず、この遊園地の「大好き」「メリーゴーランド」の前で、少し気持ちでも整えようかと思ったんですね。それはそうと、ナニげにこの遊園地は、実はクラウンからの帰り道の途中にあったんですなぁ…(←めちゃめちゃ近所だったんじゃん…)。で、すでに開園してますから、もう早朝ではない訳ですな。少なくとも午前9時とか10時は回ってる頃なので、つまり、今日は土曜日で学校がないんですね。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは、車中のレイちゃん…。

       西崎:「先生も、もう向かわれたそうですよ…。いやぁ〜助かりましたぁ、クビがつながりましたよぉ〜よかった、ほんっと良かった…『てっきり私も、倉田の二の舞かと…』「話すだけよ…『実家には戻らないわよ』「十分ですよ、先生は、お嬢様と会う口実が欲しいだけなんですから…」「…?」

       「ここだけの話、ナンとかお嬢様とうまく話したくて、いろいろ考えたみたいですよぉ…」「…」「世論調査だとか…雑誌の取材だとか…」「!…」「だから、交番から連絡があった時なんか、むしろ喜んでるのが見えましたもん…『たとえば、オレがオマワリに捕まらないカツアゲのやり方を教えてやる!とか言って…』「そんなこと!…『教わらなくても自分でできるわよっ!』…だったらどうして…『もっと小さい頃から教えてくれなかったの…』…レイちゃんは、ママが病院で亡くなった時のコトを思い出してます…「……」

       ここで西崎は、「クビがつなが」った喜びに我を忘れ、「ここだけの話」、つまり本当は口止めされてて言っちゃいけないコトを、べらべらとしゃべっちまったんですな。だけどそれは、レイパパが自分の口から「うまく話した」かったコトであり、また、レイちゃんも、本当はそれをパパ本人の口から聞きたかったコトなんですな。

       するとその時、ぴきんっ!「!…『またヤツか…!』…車中のレイちゃんは、『花妖魔』の気配を察知します。

       どうやらヤツは、歩道の花壇などを通してレイちゃんの動きを監視してるみたいですな…。おそらく、花壇から花壇へテレポートできるみたいです…ただし、あくまでも自分が生まれたのと同じ花の花壇じゃないとダメみたいです(←元は地中から生まれた妖魔ですからね)。もしもコレが、花でありさえすれば『その種類も量も環境も問わず』なんてコトになっちゃうと、違う花が花瓶に差さっててもそっから出てきちゃったりして、とんでもない『神出鬼没野郎』になっちゃって、それこそドエライことになります。

        ★  ★  ★  ★  

       こちら、まこちゃん…。

       その頃、まこちゃんは、休憩室で寝過ごして「…ハッ!」と眼を覚まします…(←どうやら、徹夜で二人を見守ってたんですねぇ…寝過ごしちゃうところなんかも含めて、いかにもまこちゃんらしいですねぇ…)。慌てて部屋を飛び出します。

        ★  ★  ★  ★  

       こちら、うさぎちゃん…。

       こちらは、普通に自分ちで、パジャマ着ちゃって、お団子頭も解いちゃって寝ちゃっておりますが…(←て言うか、この、うさぎちゃんの寝姿って…コレ、ケータイを開いたまま握り締めてますから、要するに、昨夜まこちゃんから電話があった時には、すでにこの体勢で寝ていた可能性きわめて高し…)。うさぎちゃんはケータイの音で目を覚まします…「!…」「うさぎっ!『いつまで惰眠を貪っとんのじゃこのボケっ! ルナカラに散乱してる羽毛でも掃除しとけっ!』「!『マジっスか?!』

        ★  ★  ★  ★  

       こちら教会の墓地…。

       先に来てたレイパパが、お墓の前にしゃがみ込んで何やら複雑な表情をしております。そこへレイちゃんがやって来て、パパの背中を見て二、三歩手前で立ち止まり、一瞬間を空けて声を掛けようとするものの、パパが手に持ってる写真に気付くと、思わず心を乱します…。レイパパは、レイちゃんに気付くと、慌てて写真を胸ポケットにしまいながら立ち上がり、「なんだっ? こんなところに呼び出して…。会うならもっとちゃんとした場所があるだろう」「……」「…なんだ?…」「……」「……」

       その時、教会の雑木林に混ざってた例の花から『花妖魔』が姿を現し、レイちゃんはそれに気付きます…「……『ちっ、来たな…』。しかし、なぜかすぐにその気配が消えたので、レイちゃんは再びパパに向き合います。

       おそらくレイちゃんは、この時、仲間が助けに来てくれたコトに気付いたんですね。だから、今日のレイちゃんは、Act.23の『マーズ覚醒』の時と同じように、「仲間を…信じる…!」の境地なんですね。つまり、昨日ジュピターから、「レイっ、ムチャするなっ!」と言われたレイちゃんではなくなってると言うコトです。

        ★  ★  ★  ★  

       こちら、セーラームーンとジュピター…。

       そう、実は『花妖魔』は消えたのではなく、とっさに駆けつけたセーラームーンとジュピターに首根っこ捕まれて引きずれ、林の中へとぶん投げられてたのでした。「○×△□っ!(通訳→)『ナニするんですか! いきなりっ!』「せっかく親子が話し合ってるんだから邪魔しないでっ!」「仕返しなら、あたし達が引き受けるよっ」『それじゃ仕返しになりまへんがなっ!』

        ★  ★  ★  ★  

       こちらはレイちゃん…。

       「どうして? どうしてあの日、病院に来なかったの?」「……しつこいなお前は…。…何か理由があれば許せるのか?」「……理由によるわ…」「……仕事だ…。本当に忙しかった…。お前を預けなければならなかった理由も、他にない」(←やはり、それ以上の具体的なコトまでは言いませんねぇ…つまり、自分の下積み時代がいかに「みじめ」だったかと言うコトなんでしょうな)。「…じゃあ…」「わかれとは言わんっ…」「……」。レイパパは思わず、ママのお墓に目をやります…「……『ママ…、ナンでボクちんって、うまく言えないんだろね…ぐすん…』。レイちゃんも、そんなレイパパに目をやりますが、しかしレイちゃんは、結局また同じ話の繰り返しに終わったと思うと、黙ってその場を立ち去ります…。

     レイちゃんは、「仕事」以外の、別の「理由」を聞きたかったんですね…。前回も、この「仕事」と言う言葉にやたら過剰反応を示してましたからねぇ…。なぜなら、それによってしか、さっきの西崎の言葉が本当かどうか、確かめようがない訳ですからね…。でも、結局返って来た「理由」が全く一緒だったので、「…じゃあ…『これ以上話してもムダね』と思って帰ろうとしたんですね。

       それを見てレイパパは、「…レイ…」と呼び止めます。「……」…レイちゃんはふと立ち止まって、そのまま背中で、話の続きを待ちます…(←本来であれば、レイパパはここで、『まだ話は終わってない。なぜ警察の世話になんかなったんだ?』みたいに、本来の趣旨を問いただすべき場面のはずなんです。ところが…)。

       「取材があるんだ」「!…」「親子で食事をする…。…出席しなさい…」(←ここでもまた、「食事」なんですな…)。

     昨日はここから口論になり、レイパパのビンタが飛び出したんです。しかし、今日のレイパパは、昨日とは違って、決してレイちゃんを責めようとはしません…。だからこそ、それでレイちゃんは、車の中で西崎が話してたコトが『本当だった』と気付かされたのでしょう…「取材」という言葉に反応し、今までそれは、単に「政治家のイメージ」のためとしか思ってなくて忌み嫌ってたのに、実は、パパが自分と「上手く話したくて、いろいろ考えた」「口実」にすぎなかったと…『口下手で不器用なパパは、パパなりに、あたしを求めて、努力しようとしてる』と…。

       ここで、レイちゃんの脳裏にも、「あの日」、パパを求めて、泣きなら「パパ…」と呼んでいた記憶が甦ります…。

     Act.31で、まこちゃんが元基とのデートに戸惑っていたのに対して、「たぶん…好かれるのと好きになるのとは違うのよ…きっと…」と言っていたその言葉が、妙に意味深に響いてくる訳ですな…。

       レイちゃんは振り返ると、「……たぶん…もう少し時間が経ったら…『今は、仲間があたしのために戦ってくれてて、あたしが来るのを待ってるの…』

       それを聞いて、レイパパは、「……『ち、ち…、チョーうれぴーっ! でも、ここで露骨に喜んだらオレの負けだっ!』(←みたいな…)。レイパパは、一瞬、嬉しさのあまり顔がほころびそうになるのを、すんでの所で堪えて、やっと、「…そうか…」と言って見せます(←この瞬間の表情は、まさに、あの写真に写ってるレイパパの表情そのものなんですね)。

       そんなパパに、レイちゃんは、「……『フッ、…相変わらず…素直じゃないわね…』(←みたいな…)と、こちらは、やっと微笑みを浮かべて、それから、その場を去って行きます(←やはり、血は争えないというコトでしょうかねぇ…つくづく親子やねぇ…)。

       ところで、ワシは前回のレイパパとのシーンで、ちょっと気になってたコトがあって、前回の執筆時にはちょっとそれが整理できずに棚上げしちゃって、敢えて触れなかったんですが(←て言うか、ホントのところは、「写真立てネタ」と「カレンダーネタ」と「カサブランカ・メモリーネタ」に余計な時間を取られすぎたのよ…)、それは、前回レイパパが、「……はぁ…、もうこの話はいい。…お前はパパと一緒に食事をすればそれでいいんだと言ったコトなんですね。ワシはこの時、【(←あのぉ…今、「食事」は関係ないと思うんですが…)。】ってツッコミを入れてたんですが、マジメな話、あの時のレイパパは、そもそも、【「警察の世話になったそうだな…」「関係ないでしょ」「ある…お前は私の娘だ…。一緒に来なさい、話を聞く」。】ってコトが本来の趣旨でやって来た訳で、その時点では「食事をする」なんて一言も言ってない訳です。それなのに、そのあと、いきなり「お前はパパと一緒に食事をすればそれでいいんだ」って言い出してるんですね。つまり、前回も指摘しましたが、本来の話の趣旨が、両者共に、ここで完全に摩り替えられてしまってるんです。だから、これは明らかに不自然な会話なんですな。で、この不自然な会話が、実は、『レイパパ目線ではちっとも不自然ではない』と言うコトを知るためには、もう一度、過去にさかのぼって時系列的に整理しないと、ちょっと分からんのですな…。…てな訳で…(↓)

―レイパパ目線で、この8ヶ月間を振り返る―

2003年10月18日(土)頃:

(Act.3の「セーラーマーズ誕生」当時)

       レイパパは、仕事が忙しくて、男手一つでは娘を育てられず、娘を神社に預け、「政治家で忙しいから、月に一度食事することになってる」。で、娘は嫌々ながらも、この10月までは、きちんと「月に一度」会食に出席はしてくれていた。

2003年11月21日(金):

(Act.8の「ナコナココンテスト」前日)

       で、レイパパは11月も、先月と同じように、秘書の倉田に電話させ、娘に「月に一度」会食の連絡をする。ところが、娘は急に、「もうそういう親子ごっこには飽きたって、伝えて下さい」と言いだし、これを拒否されてしまった。

2003年11月22日(土):

(Act.8の「ナコナココンテスト」当日)

       で、どうしようかと悩んだ挙句、その翌日、「今日は取材も入ってるからそのつもりでね?」「理想の親子っていう記事ですって」と言う、「お嬢様と会う口実」を用意して、無理やり、誘拐まがいに娘を連れて来させた。ところが、却ってその「口実」が娘を怒らせてしまい、結局逃げられてしまう。

2003年11月22日(土):

(Act.8の「ナコナココンテスト」後)

       レイパパは激怒のあまり、まんまと娘に逃げられた秘書・倉田と、役立たずのボディガード2名を強制解雇する。

       ところで、マジメな話、なぜ倉田さんは解雇されたのでしょうか?

1.       今回も倉田さんだと、倉田さんが出て来た時点でAct.8の一件が連想され、先の展開が見え見えになってしまうから。

2.       倉田さんは美人秘書なので、そんな彼女が今回のエピソードで奔走すると、なんとなく、『レイパパの愛人』を連想させてしまう恐れがあり、それだとレイパパとレイママとの『隠された夫婦愛』の事実に水を差すコトになるので、彼女を画面上から排除したかったから。

3.       倉田さんの中の人のスケジュールの都合がつかなかったから(←とほほ案…)。

2003年12月〜2004年5月:

       以来レイパパは、この約半年間、ただの一度も娘に会えず。

       その間ずっと、「ナンとかお嬢様とうまく話したくて、いろいろ考え」「世論調査だとか…雑誌の取材だとか…」と…、しかしそれらは、Act.8の時に逆効果に働いてしまったコトもあり、なかなか踏み出せなかった。

       そこで、人生における唯一にして最大の楽しみだった娘との「月に一度」会食を、「もういいじゃん」の一言でブチ壊した「木野まこと」の暗殺をゴルゴ13に依頼するも、未遂に終わる(←うそ)。

2004年6月のある金曜日:

(Act.33)

       娘がカツアゲで捕まり(←うそ)、朝、交番から連絡が入る。これによって、絶好の「お嬢様と会う口実」が転がり込んで来たため、「喜んで」「月に一度」会食を復活させるべく、高級ホテルのレストランの予約を取り、プレゼントの洋服も買う(←たぶん)。

       しかし、Act.8の一件以来、娘は電話にも出てくれず、神社を訪れても門前払いされてしまうため、放課後の帰宅時を狙って、西崎を通学路に張らせる形で派遣する。

       しかし、「会うつもりも、一緒に住むつもりもありませんっ!」と拒否されて西崎が戻って来たため、今度は、折り返し、自ら直接出向く。つまり、レイパパは最初から、「警察の世話になった」コトそのものはむしろどうでもよくて、それは単に「お嬢様と会う口実」として利用しただけであり、レイパパにとっての本来の趣旨は、Act.8で失われた「月に一度」会食を復活させたかったコトだったのである。

       だからこそ、昨日あそこで娘と口論になった際、思わず、「お前はパパと一緒に食事をすればそれでいいんだ…『当日の予約キャンセルは全額負担なんだぞっ!』と言ったんですね。だからこそ、今日の「取材があるんだ」「親子で食事をする」が、二つセットで娘の心に響いたんですね。「取材」も、「警察の世話になった」も、すべて単なる「口実」に過ぎず、最初からどうでもいいコトで、本当はレイパパは、とにかく「親子で食事」がしたいだけなんです。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは、セーラームーンとジュピター…。

       セーラームーンと『花妖魔』が取っ組み合っております。が、セーラームーンは『花妖魔』に吹っ飛ばされ、「ああ〜っ!」

       「○×△□〜っ!(通訳→)『こんな弱いくせに仕返しなんて、片腹痛いぜっ!』。ジュピターは『花妖魔』『ふらわーはりけーん』をモロに食らって、「ううっ!…あっ…!」…あろうコトか、要するに、二人まとめて大苦戦中なのでございました…。

        ★  ★  ★  ★  

       一方こちらは亜美ちゃん…。

       亜美ちゃんはメリーゴーランドの前で、メリーゴーランドを見つめながら考え事をしております…(←ここは、毎度お馴染みの「横浜・八景島シーパラダイス」(劇中名称「木馬遊園地」)ですな)。で、その昔、羽を生やしてた頃の自分が、「ママ〜っ」と手を振ってた日のコトが思い出されます。

       「…ちゃんと、話せる…」。亜美ちゃんはうなずいて、家路を急ごうと振り返ると、「!…」…そこにはママが、いつもの優しい笑顔で立っておりました…「…ママ…」「……よかった…。ママにもあなたが見つけられて…」

       この、「ママにもと言うのは、つまり、『亜美の友達だけじゃなくて…』という意味なんですな(↓)

1.       と言うのも、まず、このシーンの亜美ママは、昨夜と同じ服を着ています。つまり、亜美ちゃんから、「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」と言うメールを受け取ってから、結局病院にも戻らず、あれからずっと、亜美ちゃんの帰りを待ちながら、一睡もしないで、アレこれと考えていたんですね。そのメールが届いたのは、うさぎちゃんが「私っ、探して来ます。おばさんも、亜美ちゃんが行きそうな所、探してみて下さい」と言って出て行ったあと、しばらくしてからですから、亜美ママはこのメールを見た時には、『きっと、お友達が亜美を見つけてくれたのね』と思って、取り敢えず一安心したはずなんです。

2.       ところが、亜美ちゃんは結局、その夜は帰って来ませんでした。だから、亜美ママは、『自分も亜美を見つけなければ、きっと亜美はあたしのところへは帰って来ない』と思ったんです。それで、亜美ちゃんの部屋に行き、そこで初めて友達の写真を見て、それから、昔のアルバムを紐解き始めたんですね。だから、「よかった…。ママにもあなたが見つけられて…」なんですね。

       「…どうしてここに?」「…昔の写真見て思い出したの…。…ここが好きだったわね?」「……」「…あの頃は…まだ、パパも一緒だった…」(←おおっ! 亜美パパ初登場ですっ! ぱちぱちぱち…やっぱあの写真を撮ってたのは亜美パパだったのだ。で、あの中に亜美パパの写真が一枚もないコトが、この夫婦の離婚の理由を物語ってるのではないでしょうか…)。「……」(←しかし、そのパパに対してどのような感情を抱いてるのか、この微妙な表情と情報量ではちょっと読めません…)。

       するとここで、亜美ちゃんのケータイが鳴ります。亜美ちゃんはすぐにそれを取り出すと…

     ぬいぐるみルナ:「亜美ちゃんっ、お願い、急いでっ、うさぎちゃん達が苦戦してるのっ!」

       うさぎちゃんのピンチが亜美ちゃんを後押ししたのか、亜美ちゃんはケータイを切って閉じると、「ママ、ごめんさない…。私…今はまだ勉強よりももっとやりたいことがあるの…。…友達と一緒に…。…ママに…、嫌われても…!」。すると亜美ママは、ゆっくり亜美ちゃんに歩み寄ります…これがレイパパなら、声ひっくり返してビンタ食らわすトコですが、亜美ママはそっと亜美ちゃんを抱き締めます…「!……」「行ってらっしゃい…」…(←おおっ! なんて物分かりのいい、と言うか、最初から最後まで娘を信用しきってる、と言うか、単に疑ってたのは周りの環境だけで、誤解が解けりゃ一切ノープロブレム…、と言うか…)。

       亜美ちゃんが「勉強よりも」「友達」を選んだように、亜美ママも今日、『仕事よりも』「亜美」を選んでここへ来た訳ですからね。

       亜美ちゃんは「……うん…」と、清々しい笑顔を残して駆け出します…(←この直後に、走りながらいきなり『マーキュリーパワ〜!』とかやり出しちゃったら、さすがの亜美ママでも『どっひゃ〜!』だったかもしれませんが…)。

       亜美ちゃんは、レイちゃんとは違って霊感がないですから、このタイミングで、ルナからの緊急呼び出しがどうしても必要なんですね。二人とも、それぞれ、しっかりと仲間に最後の背中を押されて、親と和解し、こうして戦いの場に臨んでいく訳なのですね。

       亜美ママは、亜美ちゃんを見送ったあと、手提げから、幼い頃の亜美ちゃんがメリーゴーランドに乗ってる写真を取り出して、それを眺めます…「…………『我が家の天使は、もう我が家だけの天使ではなくなってたのね…』

       レイちゃんの場合は、昔からすれ違っていた『父娘』の愛情を軌道修正した、言葉通り『和解』と考えてもいいのですが、亜美ちゃんの場合は、要するに、早い話が『親からの自立』ですね。で、水野家の問題に関しては、以下のように、時系列的に整理してみました(↓)

―亜美ちゃん母娘の一番長い日―

 

亜美ママ

亜美ちゃん

朝(金曜):

       「二日ほど病院に泊まり込みです」とホワイトボードに書いたその二日目の朝。「交番から」「電話があった」ので、すぐに娘に、「帰りに病院へ寄ってください ママ」とメールを送る。

 

      よくよく考えると、これも前回に気付くべきだったが、レイちゃんはおまわりさんに、現住所の火川神社ではなく実家の電話番号を教えていたが、一方の亜美ちゃんも、自宅の番号ではなく、ママの勤め先の病院の番号(もしくはママのケータイ番号)を教えていたのだ(←ママがほとんど家にいないからである)。要するに、あの時おまわりさんは、この二人から、緊急時の連絡先を聞き出していたのである。

       登校中に、ママから、「帰りに病院へ寄ってください ママ」とメールを受け取る。

午前中:

       勤務中…。

       心配した亜美ママは、「熟にも電話して」「最近休み多いって聞いてびっくり」してしまう。

 

      やはり、Act.5で塾をさぼって「パジャマ・パーティー」に行き、その日の模試を受けなかったと言う事実は、闇に葬られていたのだ。

       普通に学校でお勉強…。

       『今日は、大好きなうさぎちゃんだけでなく、大阪さんも黒木さんも一緒で、みんな仲良く楽しい一日でした。あーみ』

放課後:

「明和大学病院」

にて)

       娘から「夜のコト」を聞くが、一向に要領を得ないので、これはおそらく「友達の悪影響」だろうと判断し、「転校した方がいいと思うの」と勧める。

       言葉に詰まってしまうばかりで、「えっ、違うっ、学校はぜんぜん関係なくて…」ぐらいしか言えず、これが却って、ママを「友達の悪影響」説に傾けさせてしまう結果となる。

母娘会談の直後:

       娘の態度から、『事態は急を要する』と判断し、「前から考えてた」「転校」を実行に移すべく、早々に「新しい学校の面接」を決め(←有名なお医者さんなので、いくらでもコネはあるんだろうなぁ…)、すぐに娘にメールを打つ(←劇中には出て来ないが、普通に考えれば、たぶん、そう言う流れだったはず…)。

       交番から連絡されてしまったコトを受けて、緊急招集がかかり、みんながクラウンに集まる。

 

      だから、集まった各々が、それぞれ私服だったり制服だったりと、まちまちだったのである。

面接の待ち合わせ:

       今日は「病院に泊まり込み」だったにも関わらず、急遽、娘のために時間を割いて待つ。

       「ママのコト」でレイちゃんとケンカし、「ストップ! そと出て、ケーキでも食べに行かない?」と、クラウンを出る。

       その先でレイパパ登場。「レイちゃんは、あんなにハッキリ言えるんだ…パパにも…」に感化され、「新しい学校の面接」をすっぽかしてしまう。

待ち合わせ後:

       娘が来ないので、ケータイに電話するが、つながらない。

       同じ頃、クラウンでも、「亜美ちゃんと連絡とれないのも気になるわね。お母さんと面接に行ったんならいいけど…」「転校する気ないって言ってたしな?」「まさかっ、家出?」「ありかも…」「うそっ! 私ちょっと見て来るっ、亜美ちゃん戻ってないか」

「未使用シーン」にて:

       家にいないかと帰ってみるが、やはりおらず、「塾とか学校には電話してみた」が、やはり居場所が分からない。

       そこへ、「ちょうど」、お友達の訪問を受ける…「私っ、探して来ます。おばさんも、亜美ちゃんが行きそうな所、探してみて下さい」

       その頃、亜美ちゃんは、ケータイの電源を切って、放浪中なのでありました…「♪ほ〜ら〜〜、とーりが飛ーびー立つー雲間ーに、こーねこーがーなく〜〜、さーびしー気ーな瞳〜〜♪」(←脳内BGM)。

ママへのメール:

       「心配しないで下さい。少し考えたら帰ります」と言うメールを受け取り、『きっと、お友達が亜美を見つけてくれたのね』と思って、取り敢えず一安心する。

       ママにメールを打ったあと、「少し考え」事をするためにクラウンへ行き、そこでレイちゃんと鉢合わせする。

       で、「レディ…」「ゴー!」と、パジャマ・パーティーになだれ込み、結局レイちゃんに付き合ってクラウンに泊まってしまう。

夜更かし:

       ところが、待てど暮らせど娘が帰って来ないので、『自分も亜美を見つけなければ、きっと亜美はあたしのところへは帰って来ない』と思い、病院にも戻らず、娘の部屋へ行き、娘にとって、どれほど「友達」がかけがえのない存在かを知る。

       クラウンのソファで、レイちゃんと仲良く寄り添って、お寝んね中なのでありました…。

翌日の午前(土曜):

       結局一睡もせず、遊園地の開園と共に、メリーゴーランドの前で娘を待つ。

       レイちゃんと別れたあと、心を落ち着かせるために遊園地へ向かう。

       長い一日だが、この時系列に誤りがない事は、地場衛の服がずっと変ってないと言う事実によって証明される。

        ★  ★  ★  ★  

       で、こちらは、結局ボコボコにやられちゃってるセーラームーンとジュピター…(←とほほ…)。

       二人は『花妖魔』にブン投げられたのか、地面にゴロゴロと転がされて這いつくばり状態です…「うっ…」「うっ…」

       『花妖魔』は、そんな二人にトドメを刺さんと、余裕で歩み寄って来ます。

       するとそこへ、「待ちなさいっ!」とマーズ参上ですっ! 「おしおきよっ!」

       そしてさらに、「妖魔っ!」とマーキュリーも参上ですっ! 「こっちよっ!」

       「亜美ちゃんっ、レイちゃんっ!」

       「うさぎっ、まことっ、同時攻撃よっ!」。四人は妖魔を取り囲んで、それぞれの持ち技を同時に食らわします…「○×△□〜っ!(通訳→)『あくまでも希望なのですが、わたくし一応花なんで、水色の人だけ攻撃して頂けると、非常にありがたかったですぅ〜っ!』ぼか〜んっ!(←爆死…)。

       ここでのマーズは、Act.23で「戦士の力」に目覚めて以降の、『リーダー然』としたマーズに戻ってますね。ここでマーズは、「うさぎっ、まことっ、同時攻撃よっ!」と言ってますが、『亜美ちゃん』とは言ってないんですね、亜美ちゃんには言う必要がないからです。前回マーズが『花妖魔』と二度目に戦った時、マーズが苦戦して、ジュピターから「レイっ、ムチャするなっ!」とたしなめられてた意味がこれなんですね。やはりその時のマーズは、Act.23以前の、自分一人で何でもやろうとするマーズに戻ってしまってたんです。だからこそ、今ここで、そのお詫びの意味もあって、「うさぎっ、まことっ、同時攻撃よっ!」と言ったんですね。ジュピターとセーラームーンは、本当は、あの時にそれを言って欲しかったはずだからです。

       「やったねっ!」。みんなが集まって輪になり、マーキュリーとマーズが顔を見合わせて微笑み合います。「二人とも…もういいわけ?」「大丈夫よ」「心配かけてごめんね」。セーラームーンは心配そうに、「…転校は…?」。するとマーキュリーは笑顔で、「…しないよっ!」…みんなの顔を見渡しながら、「ず〜っと一緒っ!」

       「よかったっ!……じゃあ……いくよ?」。セーラームーンは、みんなに目配せしてから前に出ると、「みんなっ、頑張るぞっ」。前回はみんなやってくれなかったのに、今回はやってくれました。「やったぁ〜、ありがとうっ!」「あははは…」「あははは…」「あははは…」。あははは…。

       セーラームーンは、なぜ、ここで、前回のクラウンと同じコトをしてみんなの賛同を求め、それに対して「ありがとう」と言ったのでしょうか?

1.       それは、前回の「よ〜し、がんばるぞ〜、おーっ!」がみんなから肩透かしを食らい、みんなが心の底から、地場衛が「一緒に戦う」コトに対して賛同してくれてないコトを感じていたからです。地場衛が「一緒に戦う」コトに対して、一番ネックになるのは言うまでもなくレイちゃんです。レイちゃんは、そもそも、男と言う生き物を信用してないのですから。だから、「前世とか言うよりも、今っ、オトコなんかと一緒にいてもいいのか?!ってコト…。裏切るかもしれないし?」と言うのは言葉通り全くの本心で、「…だから、私たちで一緒に気を付けましょ?」「大事なプリンセスに何も起きないよーにっ」と言ったのであって、「やめろって言ったってムダでしょ?…ロンドンまで行こうとするんだもん(笑)」…だから認めただけなんです。つまり、心の底から賛同してる訳ではありません。

2.       では、そんなレイちゃんが、今回ここで、「みんなっ、頑張るぞっ」に合わせてくれたのはなぜでしょうか? 言うまでもなく、レイパパとの歩み寄りを通して、男と言う生き物に対する理解が芽生えたからです。だからこそ、ここでみんなは、地場衛(=エンディミオン)も含めて、セーラーチームが一丸となって「一緒に戦う」コトに対して、と応えた訳です。だからこそ、それに対してセーラームーンが「ありがとう」と言ったんです。

3.       今回のAct.33〜34は、あまりにも親子物語の部分が生々しく掘り下げられているので、ついついそっちにばかり目を奪われてしまいがちですが、話の本筋は言うまでもなく、あくまでもセーラー物語にあるのですから、これは、セーラーチームが新たな局面を迎えて、それを乗り切るにあたって、今回の一件を通して、その「チームワーク」を一歩前進させるためのエピソードだったんですね。そのためにも、『サブ・リーダー』の心からの賛同が得られなければならなかった訳です。そのためにも、ここで『親子問題』にメスを入れつつ、亜美ちゃんと『真の友情』で結ばれながら、『男と言う生き物に対する理解』を引き出さなければならなかった訳です。今回のエピソードは、そう言うお話なんですね。

4.       ※ そしてそうなるコトによって、初めて、セーラーチームは心置きなく、最後に残された最難関…つまり『前世』(=美奈子との関係)に移って行けるんですな。この結束が、次回の主役となる美奈子の孤独をより際立たせ、ここから先は、いよいよ美奈子の物語(=前世)が掘り下げられ、それが後半戦の軸となっていく訳ですな…。

        ★  ★  ★  ★  

       後日…。

       これは週明けですかね? 朝、学校へ向かう亜美ちゃんと、出張らしき亜美ママが、一緒に並んで歩いております。「ふっ、じゃあね、二、三日は帰れないかも」(←旅行用のスーツケースを転がしてるので、飛行機にでも乗って行くんでしょうか?)。「わかった。いってらっしゃいっ」

       亜美ママがうなずいて歩き去ると、亜美ちゃんも一度行きかけますが、ふと足を止め、亜美ママに向かって、「ママっ!」と声をかけます。「?」「私、今やってるコトが終わったら、やっぱりドクター目指すと思う!」(←「思う」??)。「あなたが決めればいいわ…うふっ…、いってらっしゃい!」「うんっ、行ってきま〜す!」

       …ああ…そうか…そう言えば、亜美ちゃんが医者を目指してたのは、Act.2で、「母の希望なんです。私も、母に喜んで欲しくて…」って言ってましたっけ…「私、勉強くらいしか、取り柄ないですから」と…。つまりそれが自分にできる唯一の親孝行なのだと…(←まあ、「取り柄」の域を恐ろしく越えてはおりますが…)。つまり今、ここで「目指すと思う!」と、やや曖昧な表現を使ったのは、決してそれは、『心底自分の希望ではなかった』、と言う意味なんですね。ところが、今まで亜美ママは、「ドクターになるんでしょ? ママと亜美の夢だもんね?」と、あくまでも『自分の夢』『娘の夢』を混同していた訳です。でも、亜美ちゃんにとっては、かつてそれは「母の希望」でしかなかったけど、今は本当に『自分の希望』にもなりつつあると、ここで亜美ちゃんは、ママにそうハッキリと告白した訳です。それに対してママは、今度は『ママの夢』としてではなく、あくまでも『亜美の夢』としてなら応援するわよ、と答えた訳ですね。やはりこの親子にも微妙なすれ違いはあったのでした。

       それにしても、「今やってるコトが終わったら」って、ナンだか意味深な言い方ですなぁ…。まるで、自分が永遠にセーラー戦士であり続ける訳ではないと、最初からそう思っているかのような…つまり、『前世の使命』を果たしたあとは、みんな普通の女の子に戻り、そしてその時こそ、『かつての仲間』が、「戦士だから」一緒にいるのではではなく、みんな『本当の友達』になるのだと、そう信じているかのような…。

        ★  ★  ★  ★  

       ※ さて、前回は、原作「カサブランカ・メモリー」との関連から火野家の事情を検証いたしましたが、では、参考までに、一方の水野家に関しては、原作ではどのように描かれていたのでしょうか? 原作で水野家について最初に言及されたのは、『ダーク・キングダム編』終了後、第2シーズンの『ブラック・ムーン編』が始まって2話目の「Act 15 ブラック・ムーン・ベルチェ SAILOR MERCURY」においてです(↓)

―原作「Act 15(←新装版「Act 16」 ブラック・ムーン・ベルチェ SAILOR MERCURY」

       亜美がスポーツ・クラブのプールで泳いでいると、それを見かけた人々が、「水野画伯の娘さんよ まるで魚のようなフォームね」と噂してる。

       んん?! 「水野画伯」?? てコトは、水野姓は父方の名字なのか? すると、実写版のキャスト表示で「水野冴子」となってるのは、単に別居してるだけで、正式には離婚してないと言うコトか?(←実写版では、ハッキリ離婚とは言ってない訳だし…)(←もっとも、離婚後、旧姓に戻さない人もいるが…)。それとも亜美ママの旧姓もたまたま「水野」だったのか? それとも「水野画伯」の方が婿養子だったのか?(←前回の病院のシーンでは、亜美ママの名札は、ハッキリとは読めないが「水野冴子」となってたし、Act.21でまこちゃんが亜美ちゃん宅を訪れた時の表札も「水野」になっていた…)(←謎です…)。

       そこに、偶然うさぎとなるがやって来て、「亜美ちゃん!?」

       「うさぎちゃん なるちゃん!」。なる:「うちのママが ここのスポーツクラブの会員なの うさぎが元気ないから ひっぱってきちゃった」

       「あたしは 離婚しちゃった父が 会員で たまにくるの」(←原作ではハッキリ離婚と言明してる。しかし逆に、「水野冴子」と言う名前は出てこないのだ。離婚後、母親が子供を引き取っても、子供の方だけ父親の戸籍から抜いてないと言うのは、別に珍しい事ではないしな…)「亜美ちゃんのパパって なにしてるの?」「日本画家なの」(←つまり、亜美はこの時になって、初めて、ようやく自分の家庭の話を仲間にした事になる)。「へー えかきさんっ スゴイッ」「チェスも水泳も父がおしえてくれたの 冷静になるには この二つが とても有効だって」

       「美少女戦士セーラームーン (4) (講談社コミックスなかよし)、及び、「美少女戦士セーラームーン 3 新装版 (KCデラックス)より

 

       ちなみにアニメ版では、やはり第2シーズンの「セーラームーンR」『エイルとアン編&ブラック・ムーン編』)において、これと同じエピソードが第71話の「友情のため! 亜美とベルチェ激突」に出てきますが、原作とは違って、チェスを教えたのが父だと言う話は一切出てきません。ここでは、チェス大会の会場のオーナーが亜美の祖父とチェス友達だったと説明されており、オーナーは、「以前のキミは、寂しさを紛らわすためにチェスをしているようだった」と言ってるだけで、やはり両親の「離婚」の事実に関しては触れられません。

 

       次は、第4シーズンの『デッド・ムーン編』始まって2話目の「Act 35 夢(ドリーム)2――マーキュリー・ドリーム」においてです(↓)

―原作「Act 35(←新装版「Act 40」 夢(ドリーム)2――マーキュリー・ドリーム」

       地場衛が倒れて、亜美ママの勤める「J医科大学病院」に運ばれ、ここで亜美ママが初登場し、うさぎ、レイ、まこと、美奈子と初対面している… び。亜美ママ:「いつもどうも ニコッ」(←娘から、彼女達の話だけは聞かされていたようだ)

       その後、亜美の回想で、この母子家庭におけるひとコマが回想される⇒夜遅くに帰って来た亜美ママを出迎える亜美…「ママ?」「まだ おきてたの? もう一時よ」「おかえりなさい おそかったのね」「病院でトラブルがあってね つかれたわ 食事は? したの?」「てきとうに つくって 食べたわ 安心して」(←笑顔)。「……あなたは ホントにしっかりしてるわ それをいいことに いつも家にひとりにさせて 母親失格ね 自分の家庭をほっといて 他人を救う仕事にうちこもうなんて まちがってるわね」。(心の声→)「ママ……」

       それを受けての、回想のセリフ:「…あたしのパパは日本画家 のんびりした生活と 自然が好きで スケッチ旅行ばかりしてた ママとは なにもかもが 合わなかった」――そして ある日 パパは緑の中のアトリエに ずっと こもることをきめ それきり もどらなかった」(←背景に、未記入の離婚届が描かれている。パパの方から去って行ったようだ)。「いまでも あたしの誕生日に パパは 絵ハガキを送ってくれる パパもあたしのこと よく しっかりしすぎて 子どもらしくないって いったっけ」(←その絵ハガキを見ながら、「クスッ」と笑ってるので、別にその事を悪く受け取って気にしてる訳ではないようだ

       「美少女戦士セーラームーン (12) (講談社コミックスなかよし)、及び、「美少女戦士セーラームーン 9 新装版竹内直子(KCデラックス) より

 

       ちなみにアニメ版では、これに相当するエピソードは、同じ第4シーズンの「セーラームーンSuperS」『デッド・ムーン編』)における第144話「きらめく夏の日! 潮風の少女亜美」と第151話「真のパワー爆発! 亜美 心のしらべ」に振り分けられるような形で、内容が大幅に変更されてはいますが、この中で、144話で亜美が進悟に、「あたし、母と親子二人だけで暮らしてきたでしょう、だから、うさぎちゃんの家みたいに、ワイワイと賑やかな家庭に憧れているのかも」と語っており、おそらく、アニメ版では、ここで初めて、亜美の家庭環境に関して言及されたんじゃないですかね?

       さらにアニメ版・第151話では、亜美の家に父から小包が届くのですが、ここでも、「パパからだ。…ああっ、きれいっ♪…いつも旅先から、自分の描いたスケッチを手紙代わりに送ってくれるパパ…。言葉は何も添えられてないけど…、あたたかい…。きっと、この絵そのものが、パパのメッセージなのね。よし、あたしだって、芸術家のパパと同じ血が流れてるはずだもの。がんばろっとっ!」と言う具合に、やはり「離婚」と言う言葉は使われてないんですよね。だからワシは、まだ原作を知らなかった当時にこれを見てた時、「亜美パパは、仕事で旅行ばかりしてるので、単に家にいないだけ」と思って見てた気がするのですが…(←記憶あいまい…)。

       前回も書きましたが、アニメ版では、各セーラー戦士の重たい家庭問題については意識的に避けられてますから、うさぎ以外で両親について言及されるのは亜美だけなのですが(←アニメ版は、劇場版とかも入れると全200話以上もあるので、それを調べるだけのためにいちいち全部見返してられないのですが、たぶん間違ってないと思います)、なぜ亜美だけが、ほのめかす形とは言え家庭環境について触れられてるかと言うと、彼女の両親が、『離婚はしているものの、亜美自身は、公私共にどちらの親とも良好な関係を保っている』からなんですね。

       原作の亜美には、レイとは違って、単に鍵っ子であると言う以外は、その家庭環境が彼女の人格形成に影を落としてると言う様子は全く見受けられません。むしろそれを気にしてるのは母親の方です。父親は結婚当初からほとんど家にいませんでしたから、離婚後も娘とはそのままの関係が続いており、『父娘関係』も極めて良好です(←どーでもいいけど、女医と日本画家なんて、一体どーゆー接点で知り合ったんだ?)(←病気で入院した時にナンパしたとか?)。実写版の亜美ちゃんには、「しっかりしすぎて 子どもらしくない」と言うイメージは、あまりないですよねぇ…。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらはレイちゃんですが、こちらはもう午後で、学校から帰宅後のシーン…。

       レイちゃんが、これから巫女さん業務に就こうかと、衣裳を調えてるところです…。

       鏡の前で帯をきゅっきゅっ、「……『…帯よしっ、襟よしっ、お顔…超よしっっ!』、袴をぱんっぱんっ、「よしっ!」…レイちゃんは、あまりにも完璧すぎる自分の美しさを確認したあと、後ろを振り向いてニッコリと微笑みかけます…その視線の先には、あの写真立てがあり、レイパパの姿も元通りにされて、きちんと額に収まってます…その横には、最初2羽しかなかった折鶴も、3羽になってます…(←この3羽目の折鶴の折り紙は、昨夜クラウンに泊まった時、丸テーブルの上に置いてあった折り紙じゃないですかね? いつ折ったんですかね?)。

       実はこの写真、最初、パパの部分が折られて裏側に隠されてた訳なんですが、よく見ると折り目の位置がナニげに中途半端で、実はパパの左腕が、少し見えてたんですね…。これ、もし本当にパパのコトを怨んでるなら、パパの部分だけ切り捨てちゃうとかすると思うんですよね…。つまり、コレをこんな風に中途半端な折り位置で隠しておいたコト自体が、実は、レイちゃんの本心を象徴してたんでしょうなぁ…。あの時、「たぶん…もう少し時間が経ったら…」と言ったのも、もちろん、あの時は、今すぐ『花妖魔』を倒しに行かなきゃならなかったと言うコトもあって、あそこで「食事」には行けなかった訳ですが、この様子だと、もう気持ちの整理自体はほとんどついてる感じですねぇ…。今、ここでレイちゃんが、清々しい顔で巫女さん業務に就こうとしてるのも、『神社に預けられた』のが『パパに見捨てられたから』だと言う思いから開放されたからで、もしも本当に恨みに思ってるなら、そもそもこの神社で働くコト自体が、嫌なはずですからね。

        ★  ★  ★  ★  

       さて、今回は、まだまだこれで終わりじゃありません…。

       場面はいきなり、バイクをかっ飛ばす地場衛に切り替わります。すると、地場衛の行く手に、突然、女性がふらふらと出て来て道路に倒れ込みます…。「!」地場衛は、きききぃ〜〜っ!と急ブレーキをかけて止まってバイクから降り、「おいっ、大丈夫か!?」と声を掛けます。「おいっ、…おいっ、…しっかりしろっ、…おいっ!」。誰かと思えば、ナンと、黒木ミオではありませんかっ!

        ★  ★  ★  ★  

       次回は、な、ナンとっ! ヴィーナスとゾイサイトがっ?!

        ★  ★  ★  ★  

       セーラームーン:うさぎちゃん(沢井美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(沢井美優さん編)▼】

       マーキュリー:亜美ちゃん(浜千咲(現・泉里香)さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(浜千咲(現・泉里香)さん編)▼】

       マーズ:レイちゃん(北川景子さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(北川景子さん編)▼】

       ジュピター:まこちゃん(安座間美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(安座間美優さん編)▼】

       ヴィーナス:美奈子(小松彩夏さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(小松彩夏さん編)▼】

       ぬいぐるみルナ(声・潘 恵子さん):人型ルナ(小池里奈さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(小池里奈さん編)▼】

       アルテミィ〜ス(声・山口勝平さん):「」。『』。

       その他:「」『』

[2009年6月5日(金)初稿 トモロー]


Act.35:ヴィーナスvsゾイサイト、再び…編

 

【Act.33:亜美とレイの親子物語・前編▲】 【トップページ▲】 【筆者紹介へ▼】


     今回レビューしたAct.34は、「美少女戦士セーラームーン DVD 第9巻」(バンダイビジュアル)に収録されております(↓)

 

DVD第9巻 作品本編(4話収録)

 

Act.33 Act.34 Act.35 Act.36 

毎回映像特典(13分)

 

「セーラームーン」におしおきよ

スペシャル座談会

@舞原賢三監督インタビュー
Aセーラー戦士座談会〜1年間を振り返って〜その1

Act.34 ゲストキャスト

 

黒木ミオ:

火野降司:

水野冴子:

西崎:

幼いレイ:

幼い亜美:

有紗

升 毅

筒井真理子

菊池均也

田中 明

松本(元)環季

有紗の公式ブログ▼

升毅オフィシャルブログ大衆居酒屋ますや〜毎日が宴会〜▼

筒井真理子オフィシャルサイト▼

公式ブログ『菊池均也でございます。』▼

所属事務所キリンプロの公式プロフィール▼

テアトルアカデミー所属タレントプロフィール劇団コスモス松元環季▼

 

アクション:

中島俊介
佐野弥生

野川瑞穂

田村智樹

西海智也

ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼

ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼
ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼

ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼
ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼

Copyright © Tomoro. All Rights Reserved.