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―実写版セーラームーンを検証する―


Act.22:セーラームーン覚醒編――

 

       本稿は、2004年3月6日(土)にTBS系列各局で朝7:30〜8:00に放送された、「美少女戦士セーラームーン」(実写版)第22話の感想記(DVD鑑賞レビュー)です。

        ★  ★  ★  ★  

       今回もセーラー解説は無しで、前回の続きから…。

       ダーク化したマーキュリーと対峙するセーラー三戦士…。

       ※ ちなみに、製作スタッフさんの間では、このダーク化したセーラーマーキュリーのコトを、その名も「ダークマーキュリー⇒通称ダーキュリー」と呼んでいたそうな…。なので、ワシもその慣例に従う事にしました。

       で、ダーキュリーは、横にあった白い石造から滴る水を、ナンと、見つめただけでぱりぱりっ!と凍らせ、氷柱にしてしまいます。そしてそれをぱきんっ!と手折ってひと振りすると、ナンと、それが、ぴきぴき、しゃきんっ!『ダーキュリーの剣』(←勝手に命名…そのまんまだが…)に変わります。

       ナニげにこの技は、Act.14で初めてクンツァイトと戦った時に、「水よ、お願いっ!」でやったのと同じ技ですな。あの時の剣は、海の波をイメージしたような『うねうね型』だったのですが、今度のは、ちゃんと研ぎ澄まされた氷の剣です(←前のは一回きりの防御にしか使用できなかったので、むしろ緊急時の盾に近かったのですが、今度のは恒久的に使用できる剣みたいですな。ナニげにこんなところにも、本来は守備型だったマーキュリーと、攻撃型に転じたダーキュリーとの違いが表されておるようですな)。

       ダーキュリーは、セーラームーン達に向かって剣を構えます…しゃきんっ!(←剣を構える音)。「亜美ちゃん、やめて!」「あたし達のコト思い出して!」

       マーズがそう叫ぶと、ダーキュリーは、「覚えてるわ!…、セーラームーン!」(←おおっ! セーラームーンのコトを「セーラームーン」って呼んでるっ!…って、本来なら当たり前なんですが、実写版においては、これは異常事態ですっ!)。

     「!!」(←なので、呼ばれた本人もびっくしですっ!)。

       「セーラーマーズ!」(←おおっ! セーラーマーズのコトを「セーラーマーズ」って呼んでるっ!…って、本来なら当たり前なんですが、実写版においては、これは異常事態ですっ!)

     「!!」(←なので、呼ばれた本人もびっくしですっ!)

       「セーラージュピター!」(←おおっ! セーラージュピターのコトを…以下同文っ!)

     「!!」(←以下同文っ!)

       『それから、ぬいぐるみ!』(←おおっ! ルナのコトを…って、それは言ってないか…)。

       この四人が、お互いの事を変身後の前世名で呼ぶ事は絶対にありません…。つまり、亜美ちゃんは、もう我々が知っている亜美ちゃんではなくなってしまったのでしょうか?!

       「あなた達を倒して、私はもっと強くなるっ!」…(←このセリフは、なんか意味深ですねぇ…)。

       これはあくまでもダーキュリーのセリフなんですけど、「強くなる」って願望自体は、おそらく、元々亜美ちゃんやマーキュリー自身の心の奥底にあったものなんじゃないでしょうか? なぜなら、四人の中で、一番精神的に強くないのは亜美ちゃんだし、四人の中で、一番戦士として強くないのもマーキュリーですからねぇ…(←頭脳面での貢献は別として…)。で、本人の中に、この願望が『潜在的な劣等感の裏返し』としてあると言うのに、どうして、「Act.16でマーキュリーが強かったからクンツァイトが選んだ」なんて理屈が、その答えの全てだと言えるのでしょうか? なので、このセリフは、おそらく、Act.20でレイちゃんが亜美ちゃんに言った、「あたしね、戦士としてもっと強くならなきゃいけないって、わかったの…。そのためにも、できる限り一人の力で戦っていかなきゃ…」という言葉を、あの時、亜美ちゃんがそれを黙って聞いたあとで、それを言ったレイちゃんにココアを入れてあげながら、その時、何を思っていたのかを物語っているのではないでしょうか? なぜなら、あの時レイちゃんは、そのココアに気付きもせずにクラウンを出て行ってしまい、亜美ちゃんとはそれきりになってしまったのですから、亜美ちゃんの心に、その時のコトが引っかかってない訳がないからです。

       ※ それだけじゃありません…そう言えばレイちゃんは、Act.8でまこちゃんとケンカした時も、まこちゃんが「うさぎだって分かってるよっ! でも困ってるんだから、助けてやるのが仲間だろっ!」と言ったのに対して、「面倒見すぎるのはお互いにマイナスよっ! 強くなれないものっ!」と返しているんですね。レイちゃんは四人の中で、唯一と言っていいほど戦士の自覚が強く、向上心もあるため、当初から『強くなる』コトに対する意識が強かったんです。

       ダーキュリーがしゅばっ!と剣を振り下ろすと、クンツァイトばりの剣波が三戦士を襲います…って、んん?! ちょっと待てっ! これは一体どういうコトだっ?! 今、三人は画面向かって左から、ジュピター、セーラームーン、マーズの順で横に並んでると言うのに、ダーキュリーの剣波は、左端のジュピターに向かって放たれ、ジュピターが一人でそれを受け止めてるじゃないかっ!(←この立ち位置はどう見ても、剣波が真ん中のセーラームーンに向けられ、ジュピターがとっさにそれをかばって前に出て来たとか言うんじゃないぞっ!)。なぜだ?! ジュピターだけが、一番亜美ちゃんの近くにいて、一人で世話を焼いてたのにっ!(←そ、それなのにっ!)……ひょっとしてコレは…『私がホントはネギ嫌いなのも知らないのっ!』って意味でしょうか?!(←って、ンなバカなっ!)。

       何はともあれ、三人はその一撃で、みんな同時に地面に倒されてしまいます。「…」「…」「亜美ちゃん…やめてくれ…」(←おおっ! 今の一撃でジュピターの手袋が焼け焦げて、穴が開いちゃっておりますっ! 極度の低温火傷でしょうか?)。

       ここでセーラームーンが懸命に立ち上がり、「亜美ちゃん!」と言って、ムーンライト・スティック(←正式名称)を取り出し、「お願い…元に戻って!」と、祈りを込めるようにして『ヒーリング光線』(←勝手に命名)を発します。

       ダーキュリーはその光を浴びると、ほんの一瞬ひるんだかに思われましたが、それもつかの間、すぐにそれを剣でぱりーんっ!と弾き飛ばしてしまいます。「セーラームーンの力でもダメだなんて!」

       すると、クンツァイトが歩み出て、「セーラーマーキュリーは、大いなる悪の力のかけらを受け、生まれ変わったのだ…」

       …ここで、亜美ちゃんがクイン・メタリアの前で、『ダーク日焼けサロン』してる映像が流れます…「うっ…うっ…!」

       「…もはやお前達の元へ戻ることは……ない…!」「…うそ……そんなのうそだよっ!」

       「昨日まで楽しかったわ。…さよなら……私の友達…」(←このセリフ…、何度聞いても泣けてしまうワシなのでした…)。

       やっぱり亜美ちゃんにとって、セーラー戦士は「仲間」ではなく、「友達」だったんですな…。Act.5で、「私は、初めて友達って呼べる人達と、一緒にいるのかもしれません…」と言っていたように…。そして今、ダーキュリーは…、このセリフを…、セーラームーンだけを見つめて言っています。

       「!!…」「!!…」「!!…」

       ダーキュリーが再び剣を構えると(←おおっ! まるで殺しを楽しむかのような、めっちゃワルの顔つきだっ!)、いきなりクンツァイトがそれをさえぎります…「今日はここまでだ」「!…『ナニよ!? 久々の見せ場なんだから邪魔しないでよっ!』と言うのも聞かず、マントばさぁっ!とダーキュリーを連れて消え去ってしまいました(←まあ、クンツァイトの目的は本物のプリンセスを探るコトですから、ここで勝手にセーラー戦士を倒されちゃっても困るんでしょうな)。

       セーラームーンは、思わずその場にぺたんとへたり込んでしまいます…。

       そこへ、アルテミィ〜スがあとからやって来て、「まさか…こんなコトに!」(←この人、いつもこうやって「パシリ」して、クラウン・サイドの状況を美奈子に報告してたんですな…)。

       そして茫然自失の三戦士…。「……」「……」「……亜美ちゃん…!」(←ジュピターは一番そばにいた訳ですから、その胸中は察するに余りあるものがあります…(←なのに狙い撃ちまでされちゃって…)…)。

       ここでオープニングへ…「♪じゃ〜ん…ひとみは〜いつ〜も〜ジュ〜エル〜(ジュ〜エル〜)…♪」(←この時の、いつもの亜美ちゃんとマーキュリーの笑顔が、まるで回想シーンのように涙を誘うんだよなぁ…)

 

        ★  ★  ★  ★  

       オープニング開けはダーク・キングダム…。

       ベリル様が、クイン・メタリアの塔を見てます…。するとそこへ、クンツァイトが、ダーキュリーを連れてベリル様の前にやって来ました。ベリル様は最初、背を向けてじっとメタリアを見ていましたが、すぐに、ナニかただならぬ気配に気付いて振り返ります…「!!…セーラー戦士。…クンツァイト、このような者、一体なんの役に立つと言うのだ!」「もちろん、大いなる悪の復活です…『て言うか、二人の交際を認めていただけませんか?』…ゾイサイトもいまだ目覚めず、四天王が一人欠けたままでは、寂しいでしょ…『将来的には、ベリル様にお仲人などして頂けたら、なんて…』(←クンツァイトは、自分が覚醒した時もそうでしたが、ダーキュリーにも、覚醒直後に一仕事させてからのご挨拶になりましたな)。「こんな小娘が、ゾイサイトの代わりに?!」

       「無理かどうか、私がセーラー戦士を倒した時に判断して頂けますか?…『て言うか、私は全然付き合う気ありませんからっ!』(←おおっ! ベリル様に敬語使ってるっ!)。「ほ〜〜う…『クンツァイトの横恋慕か…』「クンツァイト、私は生まれ変わったかもしれないけど、誰かの部下になったつもりはないわ…『もちろんアナタと結婚なんてちゃんちゃらおかしいわよっ!』…、覚えておいて…!」(←おおっ! それなのに、ベリル様を自分の上司として否定してのけたぞっ!)。セリフ自体はクンツァイトに向けて話していながら、その目はベリル様をじっと見つめたまま、まばたき一つしませんでした。そして、最後の「覚えておいて」では、ハッキリとベリル様に向かって啖呵を切るような態度を取り、そう言ってダーキュリーは、さっと振り向いてその場を立ち去ります。

       すると、ベリル様がクンツァイトを睨み付けますが、クンツァイトはほくそ笑むように、ベリル様に、「…『その節は、どうかよろしく…』と、うやうやしくも、深々とお辞儀します。

       クンツァイトは、ダーキュリーが間接的に、『ベリル様に向かって聞こえよがしに失礼なコトを言った』のに、それを、あたかも自分の本心を代弁させたかのように、言葉では何一つフォローしませんでしたな。

       すると、おや? その様子を、ジェダイトくんがナニげに物陰から覗き見していたようです…「…クンツァイト…ナニをするつもりだ?…『て言うか、いいなぁ、アレ…。オレもセーラー戦士、欲しいなぁ…』(←今日は珍しく、独り言の声が小さいじゃないか…)(←クンツァイトの目的は、何度も言うように『真のプリンセス探し』です。ところが彼は、ベリル様にはその真意を隠し、「もちろん、大いなる悪の復活です」とか「ゾイサイトの代わり」とかナンとか、極めてテキトーに答えましたね。これは、彼がベリル様を出し抜こうとしてる意図があるコトを匂わせてますな…)(←要するに、『マーキュリーを戦力として味方に引き入れた』と言うのは、このように、ベリル様に向けた方便としての、あくまでも『表向きの理由』なんです)。

        ★  ★  ★  ★  

       クラウンにて…。

       レイちゃん、うさぎちゃん、まこちゃんの三人が、テーブルの前に立ち尽くして、テーブルの上に並べられた手袋を、呆然と見つめております…。そんな三人に、ルナが言います…「亜美ちゃんが編んだのよ、みんなのために…」(←困ったバージョン)。

       まこちゃんは、緑の手袋をばっ!とつかみ取ると、お菓子置き場のカウンターに行き、「どうして…!」と言ってガンっ!とカウンターをぶっ叩き、「ナンで亜美ちゃんがっ!」と叫びます(←まこちゃんは、ここ最近、ずっと亜美ちゃんの近くにいただけに、悔しいんでしょうな…)。

       「私が、気付けなかったのがいけなかったわ…。もっと、注意してれば…」(←思いっきり寝てたもんね…)。

       「違うわ…。ルナだけじゃない…。あたし達だって…」(←レイちゃんは、左手で赤い手袋を手に取ります)。

       うさぎちゃんは、両手ですくい上げるようにピンクの手袋を手に取り、「連絡くれたら…すぐ助けに行ったのに…」(←なんか、このセリフって、Act.5で『ポヨン妖魔』を倒したあとのセリフに似てますな⇒「どうして助け呼ばなかったの? もっと早く来れたのにィ…」)。おそらくこれらのセリフには、ちょっとうまく言えませんが、『友達なのに、水くさいよ』みたいなニュアンスが含まれてるんじゃないですかね?

       「最近…私達バラバラだったと思わない?」「!…『心外なっ!』「!…『ギクッ』「!…『超ギクッ』「でも亜美ちゃんは、そのうち、いつもみたいになるって…そう言ってたわ…」

        ★  ★  ★  ★  

       その晩の木野邸…。

     (まこちゃんの回想シーン⇒「まこちゃん! ちょっとこの色見て!」「悪いっ、あとにして聞いてよ…」

       まこちゃんは、ソファに腰掛け、丸いガラステーブルの上に置いた緑の手袋を眺めております…テーブルの下に丸いランプがあり、それが一つ点いてるだけです…「…(心の声→)仲間ができて…最初はあんなに嬉しかったのに…いつの間にか…いるのが当然になって…『て言うか、あの時はうさぎの世話焼いてたんだし、そのあとも亜美ちゃんの世話焼いてたんだけどなぁ…』。納得いかないまこちゃんは、自分のヒザをバンっ!とぶっ叩きます…(←あんまりモノを叩きすぎないようにね…)。それにしても、まこちゃんは相変わらず、「仲間」という言葉しか使いませんな…Act.6で戦士に覚醒した時も、「そうか……あたし、そうだったんだ…。ずっと行かなきゃいけない気がしてた…。その理由がわかったよ…。失恋したせいじゃない…。仲間に会うためだったんだ…」でしたからね。

       ※ ちなみに、このAct.6のまこちゃんのセリフは、原作ではこうなっております(↓)

―原作「Act 5 まこと―SAILORJUPITER」

       「……あたし…ね スキだったセンパイに失恋して……前のガッコにいるのがすごくつらくなったんだ ゲーセンの――古幡のおにーさん ちょっとにてて さ 失恋したセンパイに――でも 転校をきめたのは なんか いかなきゃいけないような気がしたから……――風が あたしを ココへ つれてきたんだ 恋なんかより もっと ずっと たいせつなコトが ココで あたしをまってるって――だれかが そう ささやいたんだ」

       「美少女戦士セーラームーン (1) (講談社コミックスなかよし)より

 

     ※ ちなみに「美少女戦士セーラームーン 1 新装版 (KCデラックス)では、このネームの中から「なんか」が削除されておりました。

 

       これを見ても分かるように、言ってる内容自体は完全に一緒ですが、原作では「仲間」という言葉は使ってないんです。つまり実写版は、この「仲間」という言葉を使う事によって、そこにきちんと、それ特有の意味を持たせてる訳です。つまり、前回も書いたように、「仲間」「友達」は、ハッキリ違うのだというコトです。それに、実写版のまこちゃんが『友達』って言うのを、ナニげに聞いた覚えがないですからねぇ…。つまり、セーラージュピターの中では、「恋なんかより」『友達』より、「仲間」の方が「もっと ずっと たいせつ」なんです。なぜならそれが、やっと見つけた自分の存在理由であり、存在価値でもあるからです。

       ※ Act.6で、まこちゃんの心の中の回想シーンに、亡くなった両親に続いて、まこちゃんから去って行った人々の中に、「恋」の相手と目される四人の男の子の他に、『友達』と目される三人の女の子も含まれていたコトを思い出してください。戦士として覚醒したまこちゃんは、あの時、これら全てを「仲間」よりも「たいせつ」ではないモノとして、自分の中から消し去ってしまっていたんです。

       ※ なので、実写版のまこちゃんが、戦士に覚醒する前はやたら惚れっぽかったのに、戦士になってからは、逆にむしろその手のコトを避けるようになってしまったのも、つまりそういうコトなんですな。だから実写版のまこちゃんは、その点においては原作以上にかたくななんですね(←アニメ版では、戦士になってからも、『相変わらず』であり続けましたが…)。

       ※ そしてこれは、一度裏切られたらそれを教訓にしてもう二度と近付かないレイちゃんと、何度でも性懲りもなく同じ失敗を繰り返してきたまこちゃんとの違いでもあるんです。

        ★  ★  ★  ★  

       同じ頃、火野邸では…。

     (レイちゃんの回想シーン⇒「ここにいてもしょうがないわ…。敵の動きがないか、探ってみる」「……」

       レイちゃんは、部屋のランプを二つほど点けて、畳の上に仰向けに寝ております…「…(心の声→)ナニが一人でやってみるよ…。…うぬぼれもいいトコ…」。おもむろに横に寝返りを打ち、赤い手袋に手をやります。…う〜む…、話は関係ありませんが、お美しいですな…。

       「ここにいてもしょうがない」…この言葉は、亜美ちゃんには、このように聞こえてたはずです⇒『ここで亜美ちゃんといても、戦士として強くなれる訳じゃないし…』…。ちなみにレイちゃんは、「友達」という言葉を、その全てが「間接的」ではありますが、今までに3回だけ使ってます(↓)

1.       【Act.4】⇒亜美ちゃんから、「レイさんっ、もしかして、仲間が怖い?」と聞かれて、「…友達とか、家族とか…、いつかきっと壊れるから…。今までずっとそうだったし…」と答えてます。

2.       【Act.8】⇒秘書の倉田さんに、まこちゃんのコトを、「倉田さん…いいの、私の友達だから…」と言ってます。しかしこれは、倉田さんに向けて単に便宜的に使ったに過ぎないので、言葉通り「友達」という意識があった訳ではありません。なぜならこの時点でのレイちゃんは、まだまこちゃんのコトを「仲間」とすら認めてなかったのですから。

3.       【Act.17】⇒美奈子と一緒に教会で迷い犬の介抱をしてた時、美奈子に、「でも、友達にすっごいファンの子がいるの…。前に病院でサインもらったみたいなんだけど…」って言ってます。しかし、ここで何気なく使ってる「友達」という言葉も、Act.8同様、この時はまだ初対面の芸能人でしかなかった愛野美奈子に向けて、話が分かりやすいよう便宜的に使ったという可能性も考えられ、そこに、どこまで言葉通り「友達」という意識があったかどうか、それについては、やはり、まだちょっと定かではなく、含みが持たされてる感じを拭えません。

       そこでだっ! ワシは、ここでちょっと、これまでのセーラー戦士の「友達という言葉を使った回数表」なんぞと言うモノを作成してみました(↓)

 

うさぎちゃん

亜美ちゃん

レイちゃん

まこちゃん

Act.1

――

――

 

 

Act.2

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Act.3

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Act.4

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Act.5

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Act.6

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Act.7

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Act.8

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Act.9

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Act.10

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Act.11

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Act.12

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Act.13

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Act.14

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Act.15

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Act.16

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Act.17

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Act.18

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Act.19

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Act.20

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Act.21

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Act.22

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合計

11

     ※ 回想シーンによる重複も1回として数えました(←本稿は、Act.1のほんの一部を除き、全シーンの全セリフを、劇中のテレビの音声から文字情報に至るまで隈なく採録してるので、ナニげにこういうモノを作るのは、実は至って簡単かつデータも正確なのだ…)

       意外とうさぎちゃんがAct.5に集中してるだけで少ないのですが、本人がその言葉を使わずとも、周りにいるなるちゃんやクラスメイトABの存在がそれを代弁してますからね。他はもう一目瞭然ですね。ナニげに面白いのはAct.4の亜美ちゃんで、この時亜美ちゃんは、街頭ヴィジョンの前でうさぎちゃんと口ゲンカする地場衛をつかまえて、「…友達?」と聞いてるんです…今にして思えばこれは、当時の亜美ちゃんが、いかに「友達」というモノについて『無頓着な感覚の持ち主』だったかを物語ってもいたんですな。それにしても、まこちゃんの「0回」と言うのは、ナニげにひときわ光るのでは?

       ついでなので、これまでのセーラー戦士の「仲間という言葉を使った回数表」なんぞと言うモノも作成してみました(←ルナ付き)(↓)

 

うさぎちゃん

亜美ちゃん

レイちゃん

まこちゃん

ルナ

Act.1

――

――

 

 

――

Act.2

――

 

 

Act.3

 

Act.4

 

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Act.5

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Act.6

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Act.7

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Act.8

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Act.9

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Act.10

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Act.11

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Act.12

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Act.13

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Act.14

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Act.15

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Act.16

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Act.17

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Act.18

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Act.19

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Act.20

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Act.21

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Act.22

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合計

14

       ナニげにうさぎちゃんがダントツで圧倒的に多いですが、それは、彼女がAct.6まで『仲間集め』の役割を担ってたからで、すべてがそこに集中しており、それ以降は1回も使ってません(←ちなみにAct.11の「1回」というのは、美奈子にサインしてもらったノートのプリクラ写真に書き込んであった文句です)。で、亜美ちゃんの「5回」と言うのも、単にそのうさぎちゃんに追随するものでしかありません。

       面白いのはレイちゃんで、彼女は「4回」とも、この言葉を『否定する意味』でしか使ってません。

1.         【Act.3】「悪いけど、カラオケ嫌いだし、私、あなた達の仲間になったつもりはないんだけど」

2.         【Act.4】「私は仲間に入れないで。一人でやるから…」

3.         【Act.4】「戦士になるのと仲間になるのはぜんぜん別よ…」

4.         【Act.8】「じゃあ放っといてっ! なんでも話すのが仲間とは思ってないの」(←てコトは、レイちゃんの中では、「なんでも話す」のは「友達」と思ってるってコトですかね?)。

       で、意外と、まこちゃんが僅差とは言え「3回」と一番少ないのですが、こちらはレイちゃんとは逆に『肯定する意味』でしか使っておらず、その言葉を使ってる状況や、その言葉に込められた意味の重さが、圧倒的に他の三人とは違ってます。

1.         【Act.6】「ずっと行かなきゃいけない気がしてた…。その理由がわかったよ…。失恋したせいじゃない…。仲間に会うためだったんだ…」

2.         【Act.8】「うさぎだって分かってるよっ! でも困ってるんだから、助けてやるのが仲間だろっ!」

3.         【今回】仲間ができて…最初はあんなに嬉しかったのに…いつの間にか…いるのが当然になって…」

       で、実質的にAct.9以降は、今回に至るまで、実は、誰も使ってないんですなぁ…。なんか、この二つの表は、そのまま、ダーキュリーへの道のりを物語ってるようにも見えますなぁ…。ナニげに、仮に亜美ちゃんが、『仲間意識』というモノを『友達意識』と対立するものと捉えていたのだとしたら、さっきダーキュリーが剣波でジュピターを狙った意味も、ひょっとしたらそこにあったのかもしれませんなぁ…(←仕事のコトばかりで家庭を顧みない夫にフライパンを投げつける妻…みたいな…)。亜美ちゃんにとっての『100点満点』とは、「仲間」であると同時に「友達」であるコト』なのかもしれませんね…。つまり、あの時のダーキュリーのセリフ、「あなた達を倒して、私はもっと強くなるっ!」がレイちゃんへ、『ダーキュリーの剣』の剣波攻撃がまこちゃんへ(←体育会系キャラなので、言葉より体で分からせる…みたいな…)、そして、「さよなら……私の友達…」がうさぎちゃんへ、それぞれへのしっぺ返しとして、浴びせられていたんですかねぇ…(涙)。

        ★  ★  ★  ★  

       同じく、月野邸では…。

       うさぎちゃんも、ベッド脇のランプを一つ点けてるだけで、ベッドに腰掛けてます。(心の声→)最近、ほとんど亜美ちゃんと話してなかった…。ずっと、地場衛のコトばっかり考えて…。うさぎちゃんは、傍らに置いてある、マフラーに目をやります…(←うさぎちゃんだけ、手袋はどうしちゃったんでしょうか?)。ちなみに、うさぎちゃんが亜美ちゃんと最後に話したのは、Act.18の体育館でセーラー戦士5人が勢揃いした時です。それ以来、二人は学校の教室でしか会ってないはずです。

        ★  ★  ★  ★  

       で、その「地場衛」はと言うと…。

       陽菜さんの手料理で、晩御飯の最中です。陽菜さん:「今日のハンバーグねっ、すっごく上手くできたんだよ。ソースはちょっと、力作かなぁ…。まだお料理教室で、習ったばっかりだけど」(←おおっ! 食卓にはライスではなくフランスパンがっ!)…などと、陽菜さんが話しておるのですが、地場衛はハンバーグをフォークで切ったきり、お皿の上でフォークとナイフを構えたまま、「…………」…心ここにあらずと言った感じで固まっております…。

       陽菜さんは、そんな地場衛の顔前で手を振りながら、「?…お〜い?」「?」「どうかした?」「あぁ…悪い(笑)…、ぼうっとしてた…『て言うかオレ、左の奥歯ぜんぶ折られちゃって…』『どうせまた、浮気相手のカレシにでも殴られたんでしょ?』『ナンで分かんだ?! ありていに言えばそういうコトだが…』

       しかし、陽菜さんは急に真顔になって、「ねえ?」「!」「もしこのまま自分の過去が分からなくても、約束どおり留学して、私と結婚していいの?」(←陽菜さんは、地場衛の生い立ち関連の事を知ってるんですね)。地場くん:「……」(←あれ?…)。「パパの会社継いで後悔しない?」(←おおっ! 社長の椅子のオマケまで付いてるのかっ!)。地場くん:「…………」(←考え込んじゃってますが…)。陽菜さん:「…やっぱり」(←や、「やっぱり」って…?)。すると地場衛はすかさず、「いやっ」「!」「お前のお父さんとの約束は破れない…『せっかくの逆玉だし』…それに……このまま……過去は追わない方がいいのかもしれない…」…そう言うと地場衛は、やっとハンバーグを口にします。

       それにしても、「約束は破れない」なんて言われ方は、陽菜さんとしたらちょっと嫌なんじゃないでしょうかねぇ…。このような言い方は、Act.18で地場衛が言った、「…(心の声→)陽菜…小さい頃から、オレだけを見てきた…。オレは…、…陽菜を裏切れない…」と同じで、つまり、全ての理由が『愛ゆえ』ではなく、いちいち『理屈付け』がされちゃってるんですよね。で、陽菜さんは、普段からそんな地場衛の『煮え切らない態度』を見続けてきてるので、だからこんな質問もしちゃう訳なんでしょうが、てコトは、やっぱり陽菜さんは『鈍い』んじゃなくて、今までずっと『鈍い振りをしてた』だけだったんですかね?(←真実を追究して壊れるよりも、騙されてでも永遠に続けていたいと思うのは、惚れた弱みではありますが、しかしそれはある意味、現実逃避でもありますからなぁ…)。

       ところで、今の陽菜さんの話からすると、Act.15で地場衛に掛かってきた例の『謎の電話』は、ワシの見込みでは「成田物産の社長」からだったんですが(←ってンな訳ねーだろっ!)、実際は、次のような内容だったってコトになりますな…。以下、当時の再現VTR(↓)

              …とそこに、突然電話がかかってきました。…ぷるるる…、ぷるるる…、ぷるるる…、地場くんは、がちゃっ!と受話器を取ります(↓)

       「もしもし…」

     『私だ、陽菜の父の、く・さ・か・だ…』

       「!!…はい、どうも…」

     『例の、イギリスの大学に留学して帝王学を学び、娘と結婚して私の会社を継ぐという話だがねぇチミ〜…』

       「わかってます! でも…約束は、卒業までですよね…」

     『そう、それまでにじっくり考えて、良い答えを期待してるよチミ〜…』

       …てな感じだったようですなぁ…(←たぶん?)。

       ところで、「お料理教室」で料理を習うなんてのは、いかにも「かなりいいトコのお嬢さん」(by 元基。Act.18より)ってカンジですな…しかも、習って作ったモンに「力作」もナニもないと思うのですが…。

       地場衛は、ハンバーグをもぐもぐしながら、陽菜さんに微笑みかけておりますが、すぐに表情が曇ってきて、「…(心の声→)追えば、きっとまたあいつと…」。陽菜さん:『ナニよ?…マズイの?』

        ★  ★  ★  ★  

       で、こちらは、その「あいつ」…。

       うさぎちゃんは、そんな『逆玉男』のコトなど、「…(心の声→)忘れなきゃ…!」と、突然マフラーを引っつかんで、机の引き出しに乱暴に押し込んでしまいます。そして、机の上に置いてあった、亜美ちゃんが編んでくれたピンクの手袋に気付くと(←ここにあったかっ!)、それを手に取って、「…亜美ちゃん…」と言います…。

       う〜む…、やはり、まこちゃんやレイちゃんに比べて、うさぎちゃんの個人的事情の方が遥かに重症というコトもあってか、このように、亜美ちゃんの手袋に向かう気持ちが、他の二人ほどストレートではありませんなぁ…(←まあ、無理もないんですけど…)。

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       翌日の十番中学…。

       うさぎちゃんは、自分の教室に入りながら、「…(心の声→)亜美ちゃんのコト、先生とかみんなには…どういう風に…」と心配顔です…(←でも、それはうさぎちゃんの心配するコトじゃなくて、あくまでも『水野家の問題』ではないかと思うのだが…)。

       それはそうと、そう言えば亜美ちゃんのお母さんって、今「ヨーロッパ」に出張中でしたっけね? ところで、一口に「ヨーロッパ」と言っても、ざっと45ヶ国ほどありますから、仮に亜美ちゃんのお母さんが一日に一ヶ国ずつ回ったとしても、少なくとも一ヵ月半は帰って来ないと言う計算になりますなぁ…つまり亜美ちゃんは、その間、心置きなくダーク化していられるって訳ですなっ!(←なるほど…だから「ヨーロッパ」だったのか…こりゃ一本取られましたな…)。

       …などと、うさぎちゃんが考えていると、ナニやらクラスメイト達の会話の中に、『亜美ちゃんがどうたらこうたら…』と聞こえてきたので、ふと見ると、ナンとっ! そこには、いつもの席に亜美ちゃんが座ってて、みんなに囲まれてワイワイ楽しそうにおしゃべりしているではありませんかっ!(←夢でも見ているのか?!)

       「! 亜美ちゃんっ……亜美ちゃ〜んっ!」ところがっ! うさぎちゃんがそう言って駆け寄った途端、みんなの会話がぷっつり途切れ、一斉に冷たい視線がうさぎちゃんに向けられます。すると、なるちゃんが怖い顔しながら、「うさぎぃ…水野さんのコト、そんな馴れ馴れしく呼ばないで…!」なんて言い出すではありませんかっ!…。「…なるちゃん…」

       すると今度は、亜美ちゃんが怪しく微笑みながらゆっくりと立ち上がって、「おはよう、月野さん…」(←おおっ! 青春の香り漂う、あの懐かしい響きの「月野さん」が復活だっ!)…「学校は休みたくないから、ちょっと居心地よくさせてもらったの…」(←おおっ! さすがっ! 不良になっても基本は優等生だっ!ってナンじゃそりゃ?!)。どうやらクラスのみんなは、ダークになった亜美ちゃんに洗脳されているようです…みんな普段の目付きじゃないです…(←ってワシ、この人らの普段がどんなんか、よく知らんけど…)。

       で、亜美ちゃんは、ナニげになるちゃんに、自分のコトを「亜美ちゃん」ではなく、「水野さん」と呼ばせてますな…これはつまり、『大阪さん…私のコト、そんな馴れ馴れしく呼ばないで…!』ってコトなんですかね? と言うのも、なるちゃんはAct.5以来、亜美ちゃんのコトをずっと「亜美ちゃん」と呼んできてたのに、一方の亜美ちゃんは、一貫してずっと「大阪さん」を貫いてきましたからねぇ…(←実写版の『名前の呼び方定義』によれば、これは、亜美ちゃんはなるちゃんを「友達」とは認めてないってコトですからな)。

       「…うそ…」「学校で戦う気はないけど、油断はしないでね…『月夜の晩ばかりだと思わないでね?』「亜美ちゃん…」。しかしこの時の亜美ちゃんて、なんか今までで一番優等生っぽく見えたなぁ…(←本来そういうキャラなんだけど、実写版の亜美ちゃんって、IQ300ってコトほとんど忘れちゃうもんな…)。

       ナニげに実写版を見ていると…

1.       亜美ちゃんがIQ300だと言うコトを忘れてしまう…。

2.       セーラームーンが主役だと言うコトを忘れてしまう…。

3.       前世の記憶を忘れてしまう…。

       ※ ちなみに、製作スタッフさんの間では、このダーク(不良)化した亜美ちゃんのコトを、その名も「悪美」と呼んでいたそうな…。なので、ワシもその慣例に従う事にしました。しかし、それにしても…、『亜美+心=悪美』とは…、コレいかに?

        ★  ★  ★  ★  

       一方こちらはダーク・キングダム…。

       クンツァイトが洞窟の通路を歩いております…(←悪美ちゃんの学校の送り迎えは、当然このエロオヤジがやってるんでしょうなぁ…)。すると、後ろからジェダイトくんが「クンツァイト!」と呼び止めます。「プリンセスのコトを確かめると言っていたな!…あのプリンセスはニセモノなのか?!」「…さあ?……マーキュリーを捕らえて分かったが、セーラー戦士どもはホンモノだと思っている」

       クンツァイトは、早速ダーキュリーに問いただしたんですな。なんたって、そもそもそれが目的で捕らえてきた訳ですからな。ところが、そのダーキュリーが「ホンモノだと」言ったのに、クンツァイトはその事に対して、『うそは言ってない』と分かってるにも関わらず、ダーキュリーの言葉を鵜呑みにはしてませんな。クンツァイトはここで、――と思っている」という言い方をしてますから、『セーラー戦士どももプリンセス・セーラーヴィーナスにだまされてる』と、そう考えているようですな。やはりこれは、クンツァイトが元々『プリンセスはセーラームーンだ』と思ってたという経緯があればこそ、それを根拠にしての懐疑的態度なんでしょうな。

       「だったら!」「昔から素直だなお前は…」「ナニぃ?!」。ここでクンツァイトは振り返り、「…まあ、ヤツらを追い込んでみるまでだ。…追い詰められてナニが出てくるかは…お楽しみだがな…」「……」。そしてクンツァイトは、ジェダイトくんに歩み寄って、耳打ちします…「…ネフライトは目の前の事に熱くなりすぎる。…手柄を立てたいと言うなら……力を貸してやるぞ…」。そう言われて、ジェダイトくんは、怖い顔しながらナニやら考え込んじゃっております…「…………『じゃ、じゃあ……、オレにも一人、セーラー戦士をダーク化してくれ…』

       『ほ〜う…、いいだろう…。…で? 誰がお望みかな?』

     『…えっと、セーラームーン…。個人的に恨みがあるし、一応主役なんで…』

       『フッ…、ダメだ…。ヤツは、前に一度妖魔化しようとして失敗してる…』

     『じゃあ、セーラーマーズ…』

       『ダメだ…。ヤツはキャラ的に、ダーク化してもダーク前と大して変わらん…』

     『じゃセーラージュピターは?』

       『ダメだ…。ヤツはお前よりデカイんだぞ! 一人でどうやってここまで運ぶ気だ?』

     『じゃセーラーヴィーナスだっ!』

       『ダメだ! ヤツは自分でプリンセスだと言い張ってんだから選考外だろがっ!』

     『じゃ、全部ダメじゃん…』

       『うさママにしとけ』

     『やだ』

       ちなみに、「手柄」と言うのは、あくまでも集団や組織に属する者が、その仲間内において認められるべくあげる功績の事ですから、クンツァイトのように、ダーク・キングダムに属してるという意識もなければ、ベリル様に仕えてるという意識も持ってない者にとって、自身の「手柄」など、はなからどうでもいいコトなんですな。だからクンツァイトは、Act.15ではネフライトに耳打ちして、「知ってるか? プリンセスが大切な宝石を盗まれたとか…」と情報提供してみたり、今、こうしてジェダイトくんに「力を貸してやるぞ」と言ってみたりとかしてるんですな。なので、自分の本来の目的のために利用できるのなら、彼らに「手柄」をくれてやる事など、ナンとも思っていないようです。

        ★  ★  ★  ★  

       十番中学のお昼休み…。

       クラスメイト達が、悪美ちゃんの席を上座において、一斉にざざざっ!と机を並べると、それを見て、悪美ちゃんもご満足の様子です(←おおっ! 笑顔がダークだ…)。で、なるちゃんが悪美ちゃんに、「またコンビニの?!」などと話しかけております(←ナニげに「また」って言うのは、一度Act.5で一緒にお昼を食べた時もそうだったからですな)。で、うさぎちゃんは、お弁当箱を持ったまま、一人ポツンと取り残されてしまいます…。

        ★  ★  ★  ★  

       うさぎちゃんは、いたたまれなくなって、一人トボトボと屋上に行きます…。

       で、奥から4番目のベンチ(←ってベンチじゃないんだけど、名称不明なので取り敢えずベンチと言うコトで…)に腰掛けます。

       ちなみにコレ、亜美ちゃんはいつも『奥から3番目』に腰掛けてます(←Act.2、5、6の全てがそうで、屋上のシーンはそれ以来です)。なので、うさぎちゃんは今、ちょうどその隣の『奥から4番目』に腰掛けた事になる訳です…がっ!実はコレ、ナニげにAct.2で亜美ちゃんがプリンの箱を置いた場所なんですよね?(←なぜ亜美ちゃんがそこにプリンの箱を置いたのかについては、本稿のAct.2の検証ページをご一読いただければ、幸いに存じます)。ちなみに今回のエピソードを担当してる監督さんは、DVD第9巻の映像特典インタビューで、そのAct.2を「一番衝撃的だった」と仰ってる方ですからねぇ…「裏の裏の裏の裏の意味がいっぱいあったりなんかして…」とまで仰ってたくらいですから、今回、うさぎちゃんをそこに座らせたのにも、ナニげに『裏の裏の裏の裏の裏の意味がいっぱいある』んでしょうか?…(←とてもワシごときでは読みきれませんが…)。で、そこを敢えてワシなりに解釈してみるなら、つまりあの場所は、『亜美ちゃんが心の一部を置き去りにする場所』だから…とでも申しましょうか…。

       「……『なので、今日は私があの時のプリンなの…』。そこへ、ルナがやって来ます…「驚いたわねぇ…。まさか学校に通ってくるなんて…」(←まったくですな…)。「…私達…亜美ちゃんのコト…こんな風に一人にしちゃってたのかな…。…亜美ちゃんと戦うぐらいなら…私…………セーラームーンやめる…」。ええっ?! それって、辞めて辞められるモンなんですか?(←もう撮影現場に来ないとか?)。「うさぎちゃん!」

       「私…………セーラームーンやめる…」という言い方は、ナニげにうさぎちゃんが「戦士」をやってる理由そのものを説明してもいるんですね。つまり、うさぎちゃんにとって『セーラー戦士であるコト』とは、言わば、『学校の部活とかサークル活動』と同じレベルの意識しか持ってないってコトなんです。だから、辞めて辞めれるモンでもないのに「やめる」とか言えてしまう訳です(←だって、セーラームーンが「セーラームーンやめる」ってコトは、ワシが「人間やめる」って言ってんのと同じコトですからな。ウチのチビ太が「ネコやめる」って言ってんのと一緒です)。

       すると突然、「それはだめだ!」とアルテミィ〜スの声がしたかと思うと、「たあっ!」と出入り口の屋根から飛び降りて来ました(←って「セーラーヴィーナス様」かよっ!)…で、スタっ!と着地した途端、CGバージョンに…。「アルテミス!『もとい、アルテミィ〜ス!』(←CGバージョン)。「ルナ…大変なコトになったな…」(←CGバージョン)。「ごめんなさい…。私がいながら…」(←CGバージョン)。「起こってしまったコトは仕方がない…。どうしてもマーキュリーが敵になるなら、戦うしかない」(←CGバージョン)…「プリンセスからの伝言だ」(←いきなりアップでぬいぐるみ真顔バージョンに…。ちなみに「プリンセスからの伝言」って、平たく言えば『パシリ』ですな…)。「でも…、仲間なのよ」(←こちらもいきなりアップでぬいぐるみノーマルバージョンに…)。「黙って倒される訳にはいかないんだよ!…地球のためにも!」「うっ……」「…………」

       要するにうさぎちゃんは、美奈子と違って前世の記憶もありませんから、いくら「地球のため」とか言われても、Act.1で初めてルナに「地球がどうなってもいいのぉ!?」と言われて「羊が三匹…羊が四匹…」とやっていたように、実感としてピンと来る訳もなくて、それでもあの時は、なるちゃんを助けたいがためにセーラー戦士になった訳ですから、やはり今でも、その『いかにも普通の女の子らしい動機付け』は、あの頃と全く変わってないってコトなんですな。

       それはそうと、ナニげに、今回初めてアルテミィ〜スがクラウン・サイドにコンタクトを取って来ましたな。これは、今このような緊急事態なので、今回特別にこうして「パシリ」に使われて来たのだと思われますが、仮にこのような事が以前にもあったのなら、ワシがAct.18の時に「棚上げ」した「…(心の声→)ネフライト!…」問題も、「四天王情報もこれで業務連絡されてたのだ」と、説明がつくコトにもなり得る訳なのですがねぇ…どうですかねぇ…。

        ★  ★  ★  ★  

       それを受けての、クラウン・ミーティング…。

       みんな、アルテミィ〜スの「プリンセスからの伝言」を聞かされたあとらしく、めっちゃどんよりムードで、各自うなだれております…(←ナニげにみんな私服姿ですなぁ…)。

       レイちゃんは赤いソファに腰掛けてうつむいてます…。

     (レイちゃんの回想シーン)⇒「亜美ちゃんと戦うなんてっ!『絶対あたしが勝っちゃうし…』

       まこちゃんは、カラオケ・ステージに腰掛けてうつむいてます…。

     (まこちゃんの回想シーン)⇒「そんなコトできないよっ!『絶対あたしが勝っちゃうし…』

       ルナは、丸テーブルの青丸枠の上にいます…。

     (ルナの回想シーン)⇒「戦士としては、プリンセスの言うコトが正しいわ…でも…」(←困ったバージョン)。

       うさぎちゃんは、丸テーブルの自分のイスに座って、ただ呆然としています…。「…………」(←うさぎちゃんは、終始ずっと無言だったらしく、回想シーンが出てきません)。

        ★  ★  ★  ★  

       そんな頃、突然場面は変わって、こちら遊園地…。

       ここは、前回と同じ「横浜・八景島シーパラダイス」ですな。で、そこに突如、妖魔が現れます(←って、一見遊園地のキャラクターに見えないコトもないですが…)。コイツはトランプのジョーカーみたいなので、『ジョーカー妖魔』と命名させていただきます。

        ★  ★  ★  ★  

       で、その遊園地に妖魔が出没しているのを、ルナが察知します。「!! 妖魔の気配よ!! 近いわ!!」(←おおっ! クラウンにいながらにして、レイちゃんでも感知できない妖魔の気配を感じ取れるってのは、もの凄いコトだ…久々にルナの存在意義を思い出させてもらった気がしますな)(←で、劇中では、この「横浜・八景島シーパラダイス」は十番町近辺ってコトなんですな)。「!…」「!…」「!…」

        ★  ★  ★  ★  

       三人が遊園地に駆けつけると、辺りには、妖魔にエナジーを吸い取られてしまったらしき人々が倒れてます…。

       すると、「きゃあっ!」『ジョーカー妖魔』に襲われてる女の人を見つけ、「とにかく、目の前の妖魔を倒そうっ!」(←おおっ! いつもならこのセリフはレイちゃんが言うところですが)。で、三人は、「ムーンプリズムパワ〜、と変身します

       それを見て妖魔が逃げ出すと、「二手に別れましょう!」「挟み撃ちだ!」「うん!」。と言うコトで、マーズ&ジュピターとセーラームーンとに別れて、走り出します(←しかし、なぜ三人はとっさにこのように分かれたのか? 足の速さで組み分けしたとしか言いようがありませんが、取り敢えず謎です…)。

        ★  ★  ★  ★  

       で、セーラームーンが一人で走ってると、突然、「月野さんっ!」という悪美ちゃんの声がっ!(←あれ? 今日はセーラームーンのコトを「セーラームーン」って呼ばないんですな? きっと、学校に行ってる時「月野さん」だったんで、それで「月野さん」に慣れちゃったんでしょうかね?…それとも、最初の戦いの時にセーラームーンの『ヒーリング光線』を浴びた事が、何かしら微妙な変化をもたらしていたとか?…いずれにせよ、Act.5以来の、

       少女(Pretty)戦士(Guardian) 野さ( TSUKINOSAN)  の復活ですなっ!)。

       「!…」。見ると、悪美ちゃんがメリーゴーランドに乗って、例のダークな笑みを浮かべながらこっちを見てます。「…亜美ちゃん…」「私の相手をしてもらえる?」。するとすかさず、悪美ちゃんはナンとっ! メリーゴーランドに乗ったまま、「ダークパワ〜〜、メイカっ!」と、ダーキュリーに変身します(←って…、こ、これは…!)。

       ちなみに、この『メリーゴーランド上の変身シーン』を、上空からの俯瞰映像で解説いたしますと、以下のようなコトになります…(↓)※図が表示されない方はコチラをどうぞ⇒【ダーキュリー:メリーゴーランド上の変身シーン俯瞰図▼】

      【図1】

      【図2】

      【図3】

      【図4】

      【図5】

      【図6】

      【図7】

      【図8】

      【図9】

       セーラームーンの位置からだと、変身中はずっと、『あさってのほう向いちゃってました…』の図。

        ★  ★  ★  ★  

       一方マーズとジュピターは、妖魔を追って水族館の中へ…。

       「シロイルカ」さんも妖魔を見て、正に、『シロイルカパワー・メイクアップか!?』という体勢です。で、お次はクラゲさんの水槽を挟んで『いない、いない、ばぁっ!』をする『ジョーカー妖魔』…。

       それから二人は、妖魔が誘うようにして非常口を出て行くのを見つけ、あとを追うと、いつの間にかライブハウスみたいな部屋に迷い込んでしまいます。そのあとは、ひたすら、かくれんぼ、鬼ごっこ状態で、すっかり妖魔におちょくられてる二人…。

        ★  ★  ★  ★  

       すると突然、どんっ!と言うすごい音がしたかと思うと、いきなりセーラームーンが「うわっ!」と吹っ飛ばされてステージの袖から転がり出て来ます。「うさぎっ!」。するとバチンっ!とステージ上がライトで照らされ、そこに剣を持ったダーキュリーが現れます。

       それを見てジュピターが「亜美ちゃん!」と叫んだ瞬間、『ジョーカー妖魔』が出て来てマーズとジュピターの首を絞め(←いきなり顔が強面に豹変)、電流かなんか流し込みながら二人を拘束してしまいます…「うっ!…」「うっ!…」(←ワシ、最初このシーン見た時、別の妖魔がもう一匹出て来て、二人を後ろから羽交い絞めにしてるんだとばっかり思ってましたが、アレ、ただ壁にお面が飾ってあっただけなんですね…)。

       「!…」。セーラームーンが、倒れながらマーズとジュピターを見てると、「どこを見ているの!」「!」「…月野さんの相手は、私でしょ?」(←まるで、『かまってもらえなくてグレちゃった』みたいなコト言ってます)。

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       ダーキュリーは、立ち上がれないセーラームーンに向かって、一歩一歩迫って来ます。「うさぎっ!」「!…」(←こちらの二人も身動きができません)。「…亜美ちゃん…!」

       ダーキュリーがぶんっ!と剣を振り下ろします。いつもならここで、誰がどう見てもタキシード仮面が助けに入る場面ですが、彼は前回、まこちゃんにぶん殴られて「二度とあの子に近付くなっ!!」って言われちゃいましたから、もはや顔が出せません。

       そこでっ! 今回助けに入ったのは、ナンとっ! 「セーラーヴィーナス様」で御座いました。かきーんっ!!「!!」「……」「セーラーヴィーナス様」がダーキュリーの剣をチェーンで受け止めます。「プリンセス!!」「セーラームーンっ! しっかりしなさいっ!」(←あれ? ナニげに「セーラーヴィーナス様」は、もう頭に王冠はお載せあそばさないみたいですな…Act.20で、ネフライトに「幻の銀水晶のニセモノ」ってバラシちゃったからですかね?)。

       「セーラーヴィーナス様」「はあっ!!」とダーキュリーを押し返すと、ダーキュリーは空中回転して身をかわします。両者は弧を描きながら対峙して睨み合う格好となり、「プリンセスが相手をしてくれるなら、光栄だわ…」「マーキュリー、やめなさい! やめなければ、私はあなたを倒さなければならない…」「どうぞ……できるなら!」(←おおっ! 言いますなっ!)。「……」「プリンセス、やめてっ!」

       両者は「フッ!」「フッ!」と共にジャンプし、「たーっ!」「とうっ!」と空中で回転しながら交差し、着地して背を向け合ったまま片ひざを付くと、そのまま、しばし互いにじっと動きません…どうやら空中で交差した瞬間に、両者は目にもとまらぬ速さで攻防を繰り広げていた模様です…(←しかし、とうてい素人のワシでは、肉眼では何も確認できませんでした…)。

       すると次の瞬間、「セーラーヴィーナス様」「うっ…」と呻きながら突っ伏し、「!」、ダーキュリーが立ち上がって振り返ります…「プリンセスがこんなに弱かったなんて…」(←おおっ! これは「セーラーヴィーナス様」…体調不良を訴えているとは言え、みんなそれを知らないだけに、ナニげに屈辱的です)。しかしコレを見て、ワシの中でふつふつと、ある素朴な疑問が沸き起こってくるのでした……果たして、ダーキュリーは強いのか?!と…。

       セーラー戦士はそれぞれ技の属性や役回りが違うので、誰が一番強いとか弱いとか、一概には言えないのですが、こと攻撃力だけに関して言えば、本来マーキュリーが一番弱いのは確かです…これはセーラームーン界では常識です…仮にクンツァイトがマーキュリーを強いと思ったとしても、それはあくまでも実写版の劇中における彼の思い違いに過ぎません。ではそのマーキュリーは、ダーク化した事によって強くなったのでしょうか? そもそも「ダーク化」と「パワーアップ」はイコールなのか? それとも単に精神的な問題だけなのか? ダーキュリーは、一見クンツァイトばりの剣豪に生まれ変わったかのようにも見えますが、他の三戦士は全く戦おうとしてないし、頼みの「セーラーヴィーナス様」は体調不良…これでは、ダーキュリーの真の実力のほどは推し量れません。そもそもセーラーマーキュリーとは、攻撃力のなさをその余りある頭脳で補ってこその「知性の戦士」…それが今こうして、その「知性」を完全に捨て去って武器を振り回している…これはむしろ悲しくも弱体化した姿にしか見えんのは、ワシだけでしょうか?…ってまあ、…とにもかくにも、この「悲しき両者の一騎打ち」は、ただでさえ共演がなく珍しいツーショットなだけに、絵ヅラ的にも内容的にも、非常に見応えがありましたねぇ…ぱちぱちぱち…。

       「セーラームーンっ! 戦いなさいっ!」「え!?」「あなたは、倒れる訳にはいかないのよ!」「でも…」「あなたの…、使命なのよっ!!」(←ナニげに、本当に言いたいコトを飲み込みながらの、懸命の説得ですな)。

       するとセーラームーンは、じっと目を閉じたかと思うと、すっと立ち上がり、あろうコトか、ナンとっ! 自ら変身を解いてしまいました(←おおっ! 変身が解かれる瞬間を初めて見ましたなっ! 変身する時に比べてけっこうあっさりですが、ナンかカッコイイですな)。「!!…」(←これには、ダーキュリーも驚きます…ちなみにワシも驚きました)。

       「!…」「うさぎっ!」「やめなさいっ!」

       ナニげに、この瞬間の、この三人の、三者三様のリアクションは興味深いですな(↓)

1.       セーラーヴィーナス様:「やめなさいっ!」。⇒ダーキュリーに対して戦う気満々だった…。

2.       マーズ:「うさぎっ!」。⇒『いざとなったら戦わざるを得ない』と腹を決めていた…。

3.       ジュピター:「!…」。⇒どちらとも決めかねていた…。

       そして、うさぎちゃんは、目を開けると、「私……亜美ちゃんとは…戦わない…」。⇒唯一うさぎちゃんだけが、最初から最後まで、絶対に戦う気はなかった。「……」(←「セーラーヴィーナス様」絶句の図…)。

       「亜美ちゃん…捕まっちゃったの、気付かなくてごめんね…。一人にして、ごめん…」「……」。うさぎちゃんは、バッグから例の手袋を取り出します…「これ、ありがとう…」。するとダーキュリーは、かつての自分が編んだその手袋を、じっと見つめます…。「私なんて、自分のコトばっかり考えてたのに…。でも、もうそんなコトしない」。ダーキュリーは、それをただじっと聞いてますが、うさぎちゃんの言葉が心に届いているのでしょうか?(←この、届いてるようにも見えるし、届いていないようにも見えるっていう、絶妙な無言の演技は、正にこの人の真骨頂ですな…)…「こんな風に戦うなんて、絶対できない……。亜美ちゃん…、一緒に…クラウンに帰ろう?」

       「……」。ダーキュリーは手袋を見つめながら、うさぎちゃんの言葉をじっと聞き続けていましたが、突然視線をキラッ!と上げると、剣を翻して一気に振り上げます(←おおっ!)。「!!」。すると、うさぎちゃんの持ってた手袋が真っ二つに切り裂かれ、床の上に落ちます(←おお〜っ!)。「!!……」

       「……最後の演説は、それでおしまい?」(←おおお〜〜っっ!!)。「!!」。うさぎちゃんは、呆然と足元の手袋を見つめます。すると、やがて、うさぎちゃんの目から涙があふれ、流した涙の一滴が、頬を伝って、あごの先からペンダントの上にぽたりと落ち、きらりんっ!と弾けて、そこからピンク色の光を放ちます(←おおおお〜〜〜っっっ!!!って、他にナンか言うコトねーのかよ…)。するとダーキュリーは、その光を浴びて苦しみ始め、後ずさりします…「…うっ…うぅっ…」「セーラームーンの…力が!」

       マーズとジュピターを拘束していた『ジョーカー妖魔』が、その光から逃げようとしてその場を離れます。

       そして、ペンダントの光が一度収まると、今度はうさぎちゃんの全身が金色に輝き始め、そのまま、再びセーラームーンの姿に戻ります(←Act.12の、セーラーVが「セーラーヴィーナス様」に変わった時みたいな変身パターンですな)。すると、それまで以上に強い光がブローチから放射されます。「……」(←ナニげに「セーラーヴィーナス様」がそれを見ながら、満足そうに笑みを湛えております…)。

       すると『ジョーカー妖魔』は、ナンと、その光を浴びただけで木っ端微塵に砕け散ってしまいました(←すげえっ!…ここへ来て、やっと『主役の片鱗』が…)。

       一方、ダーキュリーは…、「…うっ……うさぎ…ちゃん…」…見ると、ダーキュリーの体から、元の…普段の亜美ちゃんの姿が幽体離脱(?)し始めます…ところがっ! その瞬間、いきなりクンツァイトが現れて、「マーキュリー! 来いっ!」と、ダーキュリーのピンチをタキシード仮面ばりに救って、マントばさぁっ!と空間移動で連れ去ってしまいました…『あぶねぇあぶねぇ…せっかく苦労して手に入れたのに、たった1話で取り返されてたまるかよ…』

       すると、セーラームーンは、突然気が抜けたように、その場にぺたんとへたり込んでしまいます…「…今…私…」…しかし、セーラームーンは、自分の身に一体何が起こったのか、よく分かっていないようです。

       すると、ようやく「セーラーヴィーナス様」がお立ちになり、「あなたの力よ…。目覚め始めたんだわ…。もう少しよ…自分達の力のすべてを、思い出して!」「…自分達の…ちから…」「……」「セーラーヴィーナス様」は、一瞬マーズと目をお合わせになると、黙ってお帰りになってしまいました。それをマーズとジュピターが、目で追って見送ります(←マーズは、『ちょっと待ってよ…!』みたいな…)。しかし、一方セーラームーンは、「…亜美ちゃん…」と、ただ呆然とするばかりで、自分の力が「目覚め始めた」と言われても実感がなく、むしろ逆に、自分の無力さに呆然としちゃってるみたいです…。

       マーズとジュピターは、すぐにステージに駆け上って、セーラームーンの前に駆け寄って腰を落としますが、「……」「……」、二人は言葉が見つからないのか、黙って顔を見合わせてしまいます。その時、ふとジュピターが床に目をやると、「!!…うさぎ!…ほら!」と言って手袋を拾い上げ、セーラームーンに差し出します。見ると、ナンと、切り裂かれたはずの手袋が、元通りになってるじゃありませんか(←おおっ! これはすごいじゃないかっ! これからはもう、靴下に穴が開いたりストッキングが伝線したりしても、ノープロブレムですなっ!)。「……」「さっきの、光のせいかな…」。セーラームーンはそれを受け取ると、「…くすんっ…よかった…。くすん…」と言って、手袋を抱きしめます。セーラームーンはこれを見て、初めて自分の『力の目覚め』に期待が持てるコトを感じたのか、ようやく、涙ながらにも笑顔を取り戻します…。

       「…亜美ちゃんが、教えてくれたんだわ…。あたし達は、バラバラになっちゃ、いけないんだって…『うるうる…』「うん…早く亜美ちゃんも取り戻して、一緒にならなきゃ…『ちなみに、あたしはバラバラになってないけどね』(←なぜかジュピターだけ、ここでは泣いておりませんな。前回一人ですでに『早泣き』してるので、もういいんですかね?)。ルナがセーラームーンの肩にぴょこんと乗り、「がんばりましょう! 本当の亜美ちゃんも、きっと待ってるわ」(←ノーマルバージョン)。「…うん…」

       しかしこの時のマーズのセリフはさすがですな…。正にそれが、ダーキュリーの本質だった訳ですからな…(←ナニげに一番責任感じてるのかも…)。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらはダーク・キングダム…。

       最近は、すっかりココ(←『クイン・メタリアの部屋』)に入り浸り状態のベリル様:「またクイン・メタリアの力が大きくなった! 今度こそわらわが地上に君臨する…必ず!」(←これは、またしても、さっきの『ジョーカー妖魔』が遊園地で集めたエナジーが、ダーク・キングダムに転送されてしまっていたようですな。あの妖魔は、ナニげにクンツァイトの妖魔だった訳ですからな(←※実は違ったコトが、次回判明する)…)。

        ★  ★  ★  ★  

       おや? これは四天王石の保管庫じゃないですか…。で、そこに一つだけ保管されてる白い石が、ナニげに光り出しましたよ?…これはもしかして…!?

        ★  ★  ★  ★  

       こちらは地場衛…。

       マンションのエレベーターのドアが開くと、地場衛と陽菜さんが、デート帰りかなんか知らんけど、談笑しながら仲良く出て来ました(←まさかこの二人って、ココで同棲してる訳じゃないよな?)。陽菜さん:「今度さ、遊園地行かない?」「そうだな」「でもあそこのジェットコースター怖いからなぁ…」「お前そういうの好きだよな?」「うん」

       う〜む…、地場衛がこのように陽菜さんと普通に会話してるのを、ナニげに初めて見ましたな。一度きちんと話し合ったコトで、地場衛もナニか吹っ切れたんでしょうかねぇ?(←無理やり吹っ切って、腹を決めたのかもしれませんが…)。ところで、この二人の何気ない会話ですが、陽菜さんは「そういうの好き」という割りに、単に「遊園地」だの「あそこのジェットコースター」だので話が通じてしまうと言う事は、どうやらこの二人は、ナニげに『行きつけの遊園地』が一つしかないようですな(←おそらく、クラウンでタダ券くれるんで、Act.7の「ANGEL PARK」あたりでしょうな…。金持ちのくせに、ナニげに行動範囲が狭いですな)。

       で、二人が部屋の前まで来ると、ナニやら、部屋の中からピアノの音が聴こえて来ます…、しかも曲は、ショパンの「幻想即興曲」(←これはまさかっ!)…

       「!?」「CD? やだ! 誰かいるの?!…『って、また女連れ込んでるのね! きぃ〜っ!』「ちょっと、ここで待ってろ…『どの女か見てくる…あの子かなぁ、それともあの子かなぁ…』。地場衛が、ポケットからカギを取り出しましたから、つまり、この部屋は地場衛のマンションって訳ですが、どうやら、二人が会うのはいつも地場邸のようですな。やはり日下邸では、親もいるんで、幼馴染の婚約者とは言え、さすがにデートしづらいんでしょうかね?

       地場衛は部屋に入り、さらに、恐る恐る、音のする部屋のドアを開けると、いたぁ〜っ! しかもピアノ持参で弾いてる〜っ!(←ワシャ待っとったよぉ〜っ!)。そこにはなんと、テレビの電波障害みたいに、おぼろげながらゾイサイトの姿が…「お前はっ!…」

       ゾイサイトは、ピアノを弾く手を止めてイスから立ち上がると、地場衛に手を差し出しながら、「マスター、エンディミオン…『お帰りなさいませ。お食事になさいますか? それともお風呂が先ですか?…それとも…ア・タ・シ?

        ★  ★  ★  ★  

       次回は、おお?! ナンとっ! レイちゃんがマイクを持って歌おうとしてるぞっ!?

        ★  ★  ★  ★  

       セーラームーン:うさぎちゃん(沢井美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(沢井美優さん編)▼】

       マーキュリー:亜美ちゃん(浜千咲(現・泉里香)さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(浜千咲(現・泉里香)さん編)▼】

       マーズ:レイちゃん(北川景子さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(北川景子さん編)▼】

       ジュピター:まこちゃん(安座間美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(安座間美優さん編)▼】

       ヴィーナス:美奈子(小松彩夏さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(小松彩夏さん編)▼】

       ルナ(声・潘 恵子さん):「」『』

       アルテミィ〜ス(声・山口勝平さん):「」。『』。

       その他:「」『』

[2009年3月6日(金)初稿(←今月から、放送日が土曜日とズレてしまったのだ…ぐすん…。

で、放送日を取るか土曜日を取るか悩んだ挙句、放送日を取る事にしました…) トモロー]


Act.23:マーズれい子登場編

 

Act.21:ダークマーキュリー登場編▲】 【トップページ▲】 【筆者紹介へ▼】


     今回レビューしたAct.22は、「美少女戦士セーラームーン DVD 第6巻」(バンダイビジュアル)に収録されております(↓)

 

DVD第6巻 作品本編(4話収録)

 

Act.21 Act.22 Act.23 Act.24 

毎回映像特典(12分)

 

「セーラームーン」におしおきよ 沢井美優安座間美優A

Act.22 ゲストキャスト

 

日下陽菜:

松下萌子

松下萌子オフィシャルウェブサイト▼

 

セーラー戦士アクション:
妖魔アクション:

三宅綾子

水谷 健
中島俊介
橋本恵子
橋口未和
伊藤由紀子

G-Rocketsの公式サイト▼

ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼
ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼
ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼

ジャパンアクションエンタープライズ公式サイト▼
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