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―実写版セーラームーンを検証する―


Act.1:セーラームーン登場編――

 

       本稿は、2003年10月4日(土)にTBS系列各局で朝7:30〜8:00に放送された、「美少女戦士セーラームーン」(実写版)第1話の感想記(DVD鑑賞レビュー)です。

        ★  ★  ★  ★  

       とある満月の夜…。

       宝石店に泥棒が入ります…犯人はナンとタキシード仮面…ってこの人ドロボーだったっけ? まあいいや、すると、盗んだ宝石を持って走るタキシード仮面の行く手に、セーラーVが現れます。これはナンでしょう? 満月をバックに、屋根付の歩道橋みたいなところの屋根の上に立っております。手には三日月形の武器(←Vちゃんカッター?)を持ち、冷ややかにタキシード仮面を見下ろしてます…セーラーV:「……『ぷっ、ヘンな格好ね…』。タキシード仮面:「……『ぷっ、お前もな…』。…そ、それにしてもこの人達…いや、でもあのキャラが忠実に実写化されるって、こういうコトだもんね…ナンか、違う意味での期待感がふつふつと…。

       次の瞬間、セーラーVがそこからジャンプして飛び降り、対するタキシード仮面がジャンプして飛び上がり、両者が空中で交錯します…かきーんっ! その瞬間のセーラーVのポーズがものスゴイです。まるでバレエのジャンプポーズです。左足が前方にピンと伸びきって、右足が後ろに蹴り上げられ、今にもヒールが自分の後頭部に突き刺さらんばかりの勢いです。で、両手は前方に『プリ〜ズ!』状態で差し出され、どういう訳か顔が思いっきり上向いちゃってるので、とても正面の敵を見てるようには思えません…。が、両者が着地した時、セーラーVは人差し指を振って「…『ちっちっ、甘いわね』余裕の笑み…。一方のタキシード仮面は服の肩を切られたようです。どうやら、素人の肉眼ではとても追いきれないような攻防が、一瞬のうちに交わされていた模様であります。

       すると今度は、両者は地上戦に挑みます。タキシード仮面がステッキを構えて走って来ると、迎え撃つセーラーVは側転からバク転へ移行しながら、すれ違いざまVちゃんカッターで敵のアタッシュケースを切り裂きます。中からは盗んだ宝石がボロボロとこぼれ落ち、タキシード仮面は悔しそうにケースごと投げ捨てると、その場から走り去ります。それをセーラーVが、ナンとアラレちゃん走りで『きぃーんっ!』と追っ駆けておりますっ!…どうでもいいけどこの二人、終始無言で掛け声ひとつ発しませんでしたな…。

        ★  ★  ★  ★  

       ここでオープニングです…。

       このオープニングが素晴らしいです…セーラー戦士の五人がみんなイメージぴったりで、しかも可愛いです…多分こういうのって、あまり面の割れてない(つまりイメージの凝り固まってない)新人の方が違和感ないんでしょうな…(※ずっとあとで知ったのですが、ナンとこの五人は、応募総数1152名のオーディションから選ばれたそうな…なるほろ…それぞれモデル暦等はあるらしいのですが、ワシャそっち方面も全く知らんのでねぇ…)。しかしこのキャストを見た時点で、ワシはもうすでに実写版にはまっていたのだと言っても過言ではないでしょう。

       ただ最初は、変身前のうさぎちゃんと美奈子が黒髪で、亜美ちゃんとレイちゃんがセミロングってのがちょっと「あれ?」って思いましたが、そもそもこの人達ってバリバリ日本人でしかも中二だモンね、いくらなんでも金髪はねぇ…(←そもそも、両親も弟も黒髪なんだから、娘一人だけ金髪で生まれてくる訳ないんだし、突然変異じゃないんなら確実に染めてるってコトになりますからな…)。そもそもセーラームーンというマンガの『変身』とは、素顔丸出しでただ服を着替えただけなのに、変身前と変身後では肉親が見ても正体がバレないという画期的なシロモノでした。ですが、この実写版では、変身前と変身後では全員が髪型も含めて明確に「メイク・アップ」(←文字通り)されるんですね…だから全員、わざと変身前の髪型(色も含めて)を変えてるみたいです。そしてそのギャップがそれぞれにまた違った魅力を引き出しているというのは、生身の人間ならでは強みでしょうな…逆にアニメでそれやったら、却って誰が誰やら分からなくなってしまいますからね(←マンガキャラの髪型は完全に顔の一部ですからな…作品によっちゃ、ほとんどそれでしか顔の区別が付けられんようなモノも…)。

       ちなみに主題歌はあの名曲「ムーンライト伝説」じゃありません。アニメ版も途中から違う曲になっちゃってましたからね(←ワシの未練はそこで断ち切れてたので、今回は特にどうという事も思いませんでした)。⇒「♪じゃ〜ん…ひとみは〜いつ〜も〜ジュ〜エル〜(ジュ〜エル〜)…♪」 ※実はこの「キラリ☆セーラードリーム!」って、最初はあまりピンと来なかったのですが、何度も聴くうちにだんだん好きになっていき、今じゃ1番を聴くと条件反射でテンションが上がり、2番を聴くと条件反射で泣く体質になっております…。

 

        ★  ★  ★  ★  

       オープニング開けは、うさぎちゃんの部屋…。

       朝、目覚まし代わりに音楽をかけ、そのまま聴き入って朝寝坊の図…といったところでしょうか? …その様子を、ため息混じりにしげしげと眺めてる弟の進悟…ナニげに進悟はイケメン小学生であります。「うさぎ! ママが早く起きろってさ!」「わかってるって…この曲終わったら起きる…」

       ワシも昔、目覚ましタイマーで音楽を使った事がありますが、結局好きな曲を選ぶため、朝起きるのにはあまり効果的とは言えず、すぐにやめちゃいましたっけ…。ナニが問題って、その曲が大音量で鳴って起こされる事によって、好きだったその曲が嫌いになりそうだったってのが一番の問題でしたな…。じゃ嫌いな曲にすれば?って、だったら最初から普通の目覚ましでいいじゃねーかっ!…と思ってやめちゃいました。ワシの場合はアルバムをそのままかけてましたから時間の経過が分かってまだよかったのですが、うさぎちゃんみたいに同じ曲をリピートさせるのは最悪のパターンですな…。

       それはそうと…うさぎちゃんの部屋に貼ってあるポースターに、「Minako Aino」の文字が…あれ?…てコトは?…実写版の美奈子はすでに芸能人という設定なのか?…確かアニメ版では「アイドルが夢」という設定で、確かスターズ編でオーディション合格したのにカッコ良く蹴ってたような…(←やっぱ蹴ってなかったんだ…裏で…)…で、実写版のうさぎちゃんはそのファンというコトのようですなぁ…。

        ★  ★  ★  ★  

       制服に着替えたうさぎちゃんが居間に駆け込んで来て、「マ〜マ〜、お弁当、お弁当!」「どうして毎朝毎朝アナタはもぉ〜!」って言ってるうさママが、まだお弁当作ってる最中であります。これが月野家のドタバタとした朝の風景なのでございます。

       うさぎちゃんのツインテールのおだんごは、変身後のような丸型じゃなく半球型で、やや地味ぎみにセットされております…これだと「おだんごアタマ」って言うのもピンと来ないかもな…。ナニげに十番中の制服も普通っぽいですね…アニメ版の制服だといかにもマンガチックでリアリティに欠け、変身前と変身後のギャップも希薄になるからですかね? デザインもなんか似たような感じだった気もするしな…。

       テレビではセーラーV関連のニュースが流れてます。「はたして正義の味方でしょうか? 世間を賑わしてるセーラーVが、またまた深夜の街に現れました。昨夜、都内のジュエリーショップに泥棒が入り、宝石数十点を奪い、逃走しかけましたが、その前にセーラーVが立ちはだかりました(←ここ、よく聞き取れん)。残念ながら犯人を捕まえる事は出来ませんでしたが、奪い取られた宝石類は取り返し、それらを店に戻したセーラーVは、夜の街へと消え去ったそうです。現場では、今朝早くから、警察の検証が続いています。しかし一体、セーラーVは何者なのでしょうか? その謎は深まるばかりです。インターネット上では、セーラーVに関するサイトが出現。かなりの数に上っています。このように、セーラーV人気は、日に日に…」。この報道によると、セーラーVはアニメ版同様、すでに世間で認知されてるヒーロー的存在なんですな。しかし一方のタキシード仮面は単なる「泥棒」扱いのようですな…。ちなみにうさぎちゃんのパパは記者なので、朝早くから「これの取材」に行ってるそうです。

        ★  ★  ★  ★  

       うさぎちゃんの登校シーン…。

       お約束通り、遅刻しそうと走るうさぎちゃん。するとそこへ、なんか空から降って来てうさぎちゃんの顔にへばりつきました…「きゃっ、なにコレ?! 見えない…!」…ルナです…ナンと『ぬいぐるみ』です(←最初は素でウケてしまいました)…ほほう…そうきましたか…オープニングではCGのようだったので、ちょっと意表をつかれましたが、そもそも元がマンガだけに、さほど『ぬいぐるみ』設定は違和感なく、すぐに受け入れられたと言うか…だって実写だからって本物のネコ使うってのもなぁ…それに動物タレントはギャラと撮影の手間が半端じゃないらしいぞ…。でも考えようによっちゃ、ある意味この方が逆にリアリティあるのかも…普通に可愛くて楽しそうだし…。どうでもいいけどうさぎちゃん、顔にへばりついたルナを引っぺがして思いっきり地面に叩きつけちゃいました…まあこの時点では、彼女にとっちゃ単なる『ぬいぐるみ』ですからね。(※あとで原作読んでみたら、原作では思いっきり踏んづけちゃってましたが…)。

       うさぎちゃんは『ぬいぐるみ』を拾い上げると、「…『どっから落ちてきたの?』という風に上空を見渡し「ナンか……変わってる…」としげしげ眺めた後、腕時計を見て「うわっ、急がないと!」『ぬいぐるみ』を歩道橋の手すりの上に置いて走り去ります。するとそのあと、ルナはむっくりと起き上がり、「やっぱり間違いないわ。見つけた!」あれ? 動いてしゃべる時はCGなのか?…う〜ん…でもワシは敢えてチープに『ぬいぐるみ押し』でいって欲しい気もするが…。でもナニげに声がアニメと同じなんで、条件反射的に全て納得させられちゃうから不思議ですな。日本の声優さんは、とってもレベルが高いのだ!

        ★  ★  ★  ★  

       「つぅ〜きぃ〜のぉ〜さぁ〜ん」「…はい〜ぃ…」。結局遅刻しちゃったうさぎちゃん…。担任のはるだ(?)先生に顔面ぐにゅぐにゅお仕置きされてます。こんなコトされても可愛く見えて笑いが取れちゃうなんて、さすがうさぎ役に抜擢されただけありますな。

       「毎日30分前に来てる、水野さんみたいな人もいるんですよぉ」。亜美ちゃんが初回から出てます…オープニングでも見た通り、やっぱり変身前はショートじゃないしメガネもかけてるようです…って言うか同じクラスだったっけ?…それにしても、実際の役者さんがどうなのかは知りませんが、なんかマジで頭良さそうですな。しかし、まだ朝のホームルーム中だというのに、うさぎちゃんが叱られてる最中も一人で勝手に黙々とお勉強してましたな…(←亜美ちゃんは右利きですな)。間接的に先生から褒められてるのにニコリともせず、なにかそういう風に言われるコト自体に戸惑いを感じてるようです。…ナニげにちと暗いような…。

       「それに比べて今週はナンと、ナンとナンとっ! 三回目の遅刻っ!」「!」「せんせぇガッカリですぅ〜〜」「ごめんなさい…」。逆に、そんなうさぎちゃんを微笑ましく見ているクラスメイトが一人…これがなるちゃんですね。この人は、この後できっと妖魔に襲われるものと思われます…何故ならそういう人だからです。で、海野はどこでしょうかね?ってついついアニメ知識が頭をよぎっちゃうな…イカンイカン。

       ちなみにこのシーンの教室の黒板の日付が「10月3日(金)」となってますな…これは記念すべき実写版の本放送初日である「10月4日(土)」の前日に当たります。

        ★  ★  ★  ★  

       放課後…。

       「はぁ…、はるな(←『はるだ』とは言わないみたいですな)ったら罰掃除までつけるコトないのにぃ…」。遅刻した罰に、一人で居残り掃除をやらされる羽目になったうさぎちゃん。そこへなるちゃんがやって来て「う・さ・ぎっ」と声をかけます。「あれ? なるちゃん、まだ帰ってなかったの?」。するとなるちゃんはニッコリ笑いながら、「見捨てられる訳ないでしょ?」と言って手に持ってた雑巾をうさぎちゃんに見せます。うさぎちゃんは「うわ! やっぱなるちゃん最高だよぉ!」となるちゃんに抱きつきます…「なるちゃぁ〜んっ!」「早く終わらせて、パァ〜っと歌いに行こう!」…なるちゃん、めちゃめちゃいい子です。この描かれ方を見ると、うさぎちゃんにとってなるちゃんは、単に仲がいい以上の大親友、という感じのようですなぁ。

       そのあと二人は、寄り道してカラオケしに行く事に…。行きつけのお店に、「愛野美奈子のアルバム曲が入ったんだよ!」とのコトです。「え!? マジで?! 行くぅっ!」

        ★  ★  ★  ★  

       そのお店の名は「カラオケ・クラウン」…。

       これはおそらく、かの有名なゲーセン「クラウン」が、フルーツパーラーに続いて事業を拡大した模様であります。うさぎちゃんが大はしゃぎで歌っております…この曲は、今朝うさぎちゃんが目覚まし代わりに使ってた曲ですね…「♪予定調〜和の小おー説や、映画がつ〜まらなーいーよーに♪」…ナニげにこの歌詞は、番組制作者サイドから視聴者へのメッセージのようにも受け取れるのですが…(←特にアニメファンとか…)。

       ちなみに、うさぎちゃんの歌唱力うんぬんについては人のコト言えないのでアレですが、一応音楽家の端くれとしてコメントさせて頂きますと、曲が彼女の声域と合ってないようなので、キイを2〜3度ほど上げて歌う事をお勧めします。(※ご本人曰く、うさぎキャラでわざと外して歌ってるとのコトです。でもそれって、実は本当に上手い人にとっちゃ至難の業なんですけどね)。

       「ルネサンスホール?」「うん、ウチのママがね、あしたからそこで新作ジュエリーの発表会するの」「そっか、なるちゃんのママ、ジュエリー・デザイナーで有名だモンね?」(←宝石店経営者とはまた違うんスかね?)。「あっ、今日会場の準備してるんだけど、このあと行かない? けっこうすごいショーらしいよ?」「行きたい! 行こうっ!」。アニメ版のなるちゃんは『おっとりタイプのお嬢様』だったのですが、どうも実写版のなるちゃんは、テンションの高さがほとんどうさぎちゃんと同じような感じですな。

        ★  ★  ★  ★  

       「MAYUMI OSAKA 新作ジュエリーコレクション 〜2003 秋〜 会場:ルネサンスホール 日時:10月4日(土) 10時45分会場 11時00分開演」(←この日時が、つまり実写版の本放送と同じ日付になってる訳ですな。ナニげに劇中のカレンダーと現実世界のカレンダーがリンクしてます)。…ナニげに開場から開演まで15分しかないみたいですが、この業界ってそういうモンなのですか? えらいあわただしいですな…しかも午前中だし…。

       本番を明日に控え、入念にリハーサルをするモデルさん達…。そこへなるちゃん達がやって来ます…「ママ!」「なる…。うさぎちゃんもいらっしゃい」「順調?」「うんっ、あしたの成功間違いなしよっ! ね? どう? この感じ?」「なかなかいんじゃない?」「すっごいっ、ナンかパーティーみたいっ!」「見て見てっ、あのウェスト! ほっそ〜い…!」「…『わぁ〜、いいなぁ…』…うさぎちゃんの目が輝いております…。

       するとそこへ、密かにうさぎちゃんのあとをつけてきたのか、ルナがひょっこり姿を現します…。こちらは額の三日月がぎんぎんに輝いております…。

        ★  ★  ★  ★  

       うさぎちゃんは、モデルさん達を見て、持って生まれたコスプレ体質が疼いたのか、楽屋に引き上げるモデルさん達のあとをつけて関係者用通路に忍び込み、勝手に衣裳を手に取って、鏡の前で合わせてニコッと軽くポージング…。ところがその直後、『似合わね〜〜っ』と思ったのか『コレ持って帰れないかなぁ?』と思ったのかは定かではありませんが、「はあ…」とため息をついて鏡の前から退散します。とその瞬間、後ろから歩いてきた男の人にドカッ!とぶつかってしまい、「ごめんなさい!」と90度角で平謝り。ところがその男は、『ったく、どこ見てんだ…』みたいにうさぎちゃんを睨み付けると、無言で行ってしまいます。(心の声→)カンジわるぅ…」

       するとそこへ、スタッフの男が無線で連絡を取りながら、「すいませんっ、モデルが一人いなくて…。そこらへんでサボってると思うんで、探してきます!」と言ってそそくさと通り過ぎて行きました。それを聞いて、さっきぶつかった男が振り返ってうさぎちゃんをまじまじと見始めます。それに気付いたうさぎちゃんは、「えっ? あっ、あっ、私違いますっ、モデルじゃないですっ」と言いながら、手に持ってた衣裳を元の場所に戻します。するとその男は、うさぎちゃんのつま先から頭のてっぺんまで舐めるように見回したあげく、「誰もそう思わないから安心しろよ」と皮肉たっぷりに言い放ちます。「!…ナニよぉ!…」。男はニヤリと笑うなり、背を向けて立ち去って行きます。「…(心の声→)嫌なヤツ…」…いい加減ムカッ腹立ったうさぎちゃんは、急ぎ足で男を追い抜きざま、わざと後ろから背中をド突いて『ふんっ!』と歩き去ってやります。男は、『なんだぁ!?』みたいにうさぎちゃんを見ますが、すぐ横の部屋から、「高価な宝石だから慎重に扱って」というスタッフの声が聞こえると、そっちの方に目をやって、じっと一点を見つめながら、「ここなら見つかるかもな……幻の銀水晶…」とつぶやきます(←て言うかキミ、独り言デカイよ…)。

       そうです、この男こそ誰あろう、『まもちゃん』こと地場衛です。でもこの時点ではまだ、彼の名が地場衛で実はタキシード仮面で実はうんたらこうたらと言う事は一切分かっておりません。(※て言うか、あとで気付きましたが、今回のオープニングのキャスト表示にも思いっきり出てたのね…「地場衛&タキシード仮面=誰某」って…ワシって、そういうのいちいち見てないのよ。特にこの実写版じゃセーラー戦士にしか目が行かんだろ普通?…なので、今後の感想文も全部、それ見てない前提で書いてます…つまり初見時には、実写版に関する予備知識は完全にゼロの状態でした…以後お見知りおきを…)。冒頭のシーンでセーラーVと戦ってたコトからしても、やはりこのタキシード仮面こと地場衛は、どうやら「幻の銀水晶」を探してる宝石泥棒というコトのようですなぁ…。

       一方こちらルナも、会場を探索しながら、ますます額の三日月を光らせております…「ナニか…いる!。すると、なにやら会場の天井の穴から、透明なスライム状の手のお化けみたいなモンが顔を覗かせてます。いよいよ事件の匂いがしてまいりました…。

        ★  ★  ★  ★  

       会場の外はもうすっかり夜…。

       なるママが、ケータイでなるちゃんに電話してます…「う〜ん、ごめんね。今夜も、徹夜になりそうなのよ…」「大丈夫? あした何か差し入れしようか? 何がいい?」「なるの得意な、カツサンドがいいな!」(←カツサンドはいいですな!…「得意」ってコトは、当然カツを作って揚げるところから調理するってコトですよね? じゃなきゃただソースかけてトーストに挟んで切るだけですからな…)「了解しましたっ」(←カツだけ買ってくんなよ…)「うふふ…ありがとっ、じゃあね? おやすみ」電話を終えて歩き出したなるママの背後から、さっきの『手のお化け』が忍び寄ります。気配に気付いて振り向いたなるママ…「!」…どうやらそいつに襲われてしまったようです…。

        ★  ★  ★  ★  

       その晩の月野邸…。

       うさぎちゃんが「ふあぁぁ……ふん……おやすみなさい…」とベッドに横になると、いつの間にか、枕元に例のぬいぐるみが…「ん?……ん!?…これって…朝の……ン、なんでぇ?」「うさぎちゃん」「え?!」「うさぎちゃん!」。動いてしゃべるぬいぐるみにビックリのうさぎちゃん。思わず「いやぁ!」と布団ごと跳ね除けて部屋から飛び出そうとします。

       「驚かないでっ(←そう言われてもねぇ…)、あたしの名前はルナ。あなたを探してたの」「うさぎぃ? どうかした?」(←階下からうさママの声が…)。「……」「お願い、話を聞いて?」。うさぎちゃんはしばらく考えると、ママに向かって「ううんっ、ナンでもない!…『ちょっとぬいぐるみが動いてしゃべっただけぇ!』と返事をし、ドアを閉めます…。うさママ:『なぁ〜んだ…ぬいぐるみが動いてしゃべっただけか…』(←な訳ねーだろ!)。

       うさぎちゃんは頭をかきながら、テーブルの前にぺたんと座り込んでしまいました…。ここでルナの告白タイムです…「うさぎちゃんっ、今地球で、大きな悪が動き出してるの」「はあ?」「その悪と戦う事が出来るのは、プリンセスと四人の戦士だけ…。あなたは、その戦士の一人なのよ」「ええ?…戦士??……あ、そうかぁ!」「ん?」「夢かぁ!…夢だこれっ…ありえないからっ」と言いながらベッドに入ってしまいます。「あ、あ…、ちょちょちょちょちょちょっと、ちょっと、うさぎちゃぁん、お願い、一緒に戦って!」。でもうさぎちゃんは、「夢だ夢っ!」の一言で片付けて取り合おうとはせず、結局布団にもぐり込んで「羊が一匹…羊が二匹…」と無視を決め込んでしまいます…でも、まあ、これが至って常識的なリアクションで、きっとワシでも同じような言動を取ったでしょうなぁ…ただ、一応ルナをひっ捕まえてみて、「電池はどこに入ってんだ?」とか確認するとは思いますが…。

       「地球がどうなってもいいのぉ!?」「羊が三匹…羊が四匹…羊が五匹…」「はぁ…、あたしだって、ホントはあなたみたいに普通すぎる女の子が戦士だなんて、信じられないわよっ」「羊が……『ふ、フツーすぎるだあ?!』(←ここでカチンときたか、突然、数えんのやめちゃいました…)。「でも、額の三日月は、あなただって言ってる。信じる気持ちになったら、コレで連絡して」…ルナはそう言うと、額の三日月から光を放ってケータイを出し、それを出窓カウンターに残して、「あ、それと、あのジュエリー・ショーには、近付かない方がいいわ。危険よ」と言って窓から出て行きました。ルナが行ってしまうと、うさぎちゃんはおもむろに上体を起こして振り向き、ナニげにルナの置いてったケータイを見ております…「……『やだ、ケータイのセールス? あとでお金取るのかしら?』

       ちなみにアニメ版では、ルナはこの場でうさぎちゃんを無理やり変身させちゃって強引に信じ込ませ、その足でなるちゃんの危機を察知して助けに行ってましたが(※あとで原作読んだら原作もそうなってました。ただし、原作のセーラームーンは、最初セーラーVみたいなゴーグルを装着してて、危機を察知すると、そこに映像が映し出されると言う仕組みになってました)、実写版ルナは敢えて無理はしませんでしたねぇ…。ワシもそれが正解だと思います。だって、第一話は変身シーンこそ最大のクライマックス。こんな緊張感のない場面で見せちゃったら、このあと、いざ敵と戦う時にイマイチ感動が激減するというもの…(←実は、最初にアニメを見た時、ナニげにそう思ったのでした…)。ひょっとすると実写版は、本人の意思と人権を尊重するというコトなんでしょうか?

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       翌日、ジュエリー・ショー会場にて…。

       控え室で一人待つなるちゃん…。そこになるママが入って来ます。ところが、なるちゃんの顔を見ながらなぜか怪訝そうな顔をして、いきなり「ここは関係者以外立ち入り禁止よ?…『ちっ、誰だよこのガキャ?!』と言います。なるちゃんは一瞬キョトンとして、「…ぅ、ママ…なに言ってるの?」と苦笑い…。「…あは、…あぁ…見間違えたわ…何か用?…『げっ、娘いんのかよ?!』「…え?! だってコレぇ…!」…なるちゃんは持ってきた紙袋をママに見せます。「…なに?!…『まだナンかあんのかよ?!』「…覚えてないの? 昨日持ってくるって言ったじゃん?…『まだボケるには早いわよママ!』「…ああ…うふっ、…そうだったわねぇ…『取り敢えず笑ってごまかせ…』「…中身…、言ってみて?『ボケてないか、試してア・ゲ・ル!』ママがリクエストしたんだよ?」(←あんま余計なコトしない方がいいと思うぞ〜)。「……『ったく、ンなの知るかよクソ〜…せめてヒントぐらいくれよ…ゴハン物とかパン物とか…』『なるママ妖魔』ピ〜ンチ!もとい、なるちゃんピ〜ンチ! やっぱり妖魔に襲われちゃうみたいな展開のなるちゃん。昨晩、なるママに妖魔が取り憑いていてたようです。

        ★  ★  ★  ★  

       一方ちょうどその頃、うさぎちゃんがお目覚めです…。

       「ん、ん…」…寝ぼけ気味にベッドの上で体を起こし、「…今日って……土曜…」…そうです…つまり今日が、記念すべき実写版の放送日初日である「10月4日(土)」とリンクしてる訳なのですね。実写版は、劇中のカレンダーが我々の現実世界と同時進行で流れていくのでしょうか?

       ところで、ちょっとよく分からないのが次のシーンです(↓)

1.       突然カメラがうさぎちゃんの背後に回って背中を映し、うさぎちゃんはゆっくりと首だけ横に向けます。この時、うさぎちゃんの顔は髪の毛に隠れて全く見えません。

2.       しかし次の瞬間カメラが、昨夜ルナが置いてったケータイを映したので、どうやらうさぎちゃんは、恐る恐るそのケータイが本当にそこに置いてあるのか確認したようなのです。しかし顔が見えず目線の行方も全く分からないので、観てるこっちはそうだろうと想像するしかありません。

3.       で、次の瞬間には、うさぎちゃんはもう首を元に戻してて、今度はため息をつくように首を前方に垂れます…。

4.       ところがその直後、うさぎちゃんはいきなり「ぃやったっ!」と両手でガッツポーズを作り、「お休みぃ!…ママぁ〜! ショッピング行こう、ショッピング〜!」とベッドを降りて部屋を飛び出して行くのです。

5.       この間、カメラは終始うさぎちゃんの後ろ姿しか映さず、顔の表情は一切こちらには分かりません。

       で、要するにナニが分らないのかと言うと、うさぎちゃんはその目でケータイをはっきりと確認しながらも、この期に及んでまだ昨夜の一件を認めようとしないのか? それとも、ケータイを確認しようとして、それが本当にそこに置いてあったら怖いので、途中で見るのをやめて強引に気持ちを振り切って部屋を飛び出してしまったのか? それが分からないんですな。ケータイが置いてあるのはうさぎちゃんの背後の出窓カウンターの上です。単に首を横に向けただけでは見たか見てないか微妙です(←昨夜は同じ位置から体ごと振り向いて見てました)。つまりそれによって、うさぎちゃんという子が、『たとえ昨夜の出来事がホントでも、正義の味方なんてまっぴらごめんよっ』と思う子なのか、『もしホントだったら戦わなきゃいけなくなっちゃう…だから真実を知るのが怖い…』と思う子なのか、ずいぶん違ってくると思うんです。でも、敢えてそれを視聴者に想像させる演出なのだとしたら、ワシは後者だろうと…。

        ★  ★  ★  ★  

       こちらはジュエリー・ショー会場のなるちゃん…。

       なるママが一歩一歩なるちゃんに詰め寄り、なるちゃんは顔をこわばらせながら後ずさりします…「言ってよっ…昨日ママがリクエストしたモノ!…『間違ったら食べさせてあげないよ〜だ!』「…いいから早くよこしなさい、ママ忙しいのよ…『う〜ん…じゃあ、タラコのおにぎりでどうよ!?』「!!……違う…ママじゃないっ、…誰?!」「…ママよ…『じゃシャケ?』「…いやっ!」…なるちゃんはママを突き飛ばして控え室を飛び出し、その場から逃げます。なるママは「……『ちっ、梅干だったか…』とそのあとを追います。

       なるちゃんは途中でスタッフの男にぶつかり、彼に助けを求めます。「助けて! ママがヘンなの! ママが!」。ところがその男も様子がヘンで、無表情で無言だったかと思うと、突然ニヤリと笑って目を緑色に光らせ、全身が光に包まれて変身(?)します。え!? この人ダーク・キングダムの人だったんだ!? でも妖魔じゃないよな?…この出で立ちは四天王ですか?! 一番手って事はジェダイト?? 色んな意味でびっくりです。ワシ、てっきりただのチョイ役エキストラだとばっかり思ってました…だってキミ、昨日普通にパシリ仕事してなかった?…「…『フッ、敵を欺くにはまず視聴者からだ…』…その男は指一本でなるちゃんを眠らせると、なるママに向かって、そろそろショーが始まる。女達が美しい宝石に目をくらませた瞬間のエナジー、思いっきり吸い取ってやれっ!…我らがクイン・ベリル様のために…」…って……でもキミ、その今にも舌噛みそうなしゃべり方、違う意味で緊張感あっていいぞっ! がんばれ! たぶんジェダイトの人っ!…なるママはその言葉にうなずくと、上半身から例のスライム状の手のお化けを出現させます。

        ★  ★  ★  ★  

       するとその様子を階下から遠巻きに見てたルナが、「うわぁ! タイヘン! ナンとかしないとぉ…!」と言いつつも、ただその場をぴょこぴょこ歩き回ってうろたえるばかり…。するとそのルナの頭上に、いきなりピンクのバッグが落ちて来て命中します…「イタッ!」…見上げると、ナンとそこにはうさぎちゃんがいて、なんか訳の分からんところに登って、そこから会場に潜入しようと四苦八苦してる模様です。「なるちゃん……今…行くからっ…」

       ところが、うさぎちゃんは乗り移ろうとした場所から足を滑らして、「きゃあ!」と下へ落っこちてしまいます。しかしちょうど運よくその真下にルナがいて、「うわぁ〜っ!」…ぬいぐるみがクッションになってくれたのか(?)、ナンとビルの二階の高さから落下したにも関わらず、「いったぁ〜…」と腰をさする程度で済んでおります(←マジっすか?)。ルナはうさぎちゃんの下敷きになってもがきながら、「う…うさぎちゃん、ナニしてるのぉ?」「チケット持ってなくて、入れなくて…、それで…」「と、と、とにかく…どいてぇ…」「ごめん…」

       「どうしてここに? 危ないって言ったでしょう?」「だって…だって、なんか分かんないけど、なるちゃんが危ないって分かったんだもん!…なんでか分かんないけど…。…早くなるちゃん助けないと!!」(←ってアナタ、昨日も遊びに来てた主催者の娘の親友だってのに、こんな緊急事態にチケットがあるとかないとかってどーなのよ?!)「うさぎちゃん。分かるのは、あなたが戦士だからよ」「ええ?」「それにしても…(ルナはうさぎちゃんが登ってた場所を見上げ)…あなたが戦士である理由が、ちょっとわかった気がする」「え?」「うさぎちゃん、一緒に、なるちゃんを助けましょ!」…ルナはそう言うと、額の三日月から光を放射して、うさぎちゃんに変身アイテムであるブローチとリップ(?)を渡します。「あぁ……『て言うか、アナタ何屋さんなの?!』

        ★  ★  ★  ★  

       会場の楽屋では、モデルさん達が着々と衣裳や宝石を着飾っております…。

       その様子を窓の外からルナとうさぎちゃんが覗き込んでます。「ケータイ・アイテムで、モデルさんを写してみて?」「うん…」うさぎちゃんはジャンバーのポケットから例のケータイを取り出します。

       朝起きた時は完全に無視したこのケータイを、今こうしてここに持って来たという事は、うさぎちゃんは家を出る前にすでになるちゃんの危機を察知し、結局ママとショッピングには行かず、昨夜のルナの言葉を「信じる気持ちになった」という意味ですね。おそらく、『いつも私を助けてくれてる、親友のなるちゃんを助けるためなら…』というのが動機として働いたのでしょう。それがなければ、うさぎちゃんは「戦士であるコト」を受け入れるのをずっとためらい続けてたかもしれません。昔の少年漫画のヒーローじゃあるまいし、いきなり「地球がどうなってもいいのぉ!?」とか言われても、話がデカすぎて実際ピンときませんからねぇ…(←女の子は、もっと身近な問題こそが大問題なのだっ!)。

       で、うさぎちゃんが言われた通りにすると、ナンとうさぎちゃんがモデルさんに! 「ナニこれぇ…!?」「写したものに変身できるの」

       コレはアニメ版で言うところの「変身ペン」ですね。しかしこの人は、化けさすとものの見事に化ける人ですな…。ひょっとすると、こういうタイプの人こそ実写版セーラームーンには打って付けなのかもしれませんな。なぜなら「変身」の魅力とは、その前後のギャップそのもの。被り物で顔を隠さないセーラームーンのようなヒーロー(←て言うかヒロイン?)を実写でやるとなると、そのギャップは中の人の個性とヘアメイクさんの力量一つに委ねられますからな。「これで、堂々と乗り込めるでしょ?」(←そうか! 主催者の身内扱いで会場に入れちゃうと、ここで変身ケータイが使えなくなっちゃうのかっ! こりゃワシとしたコトが…)。

       「スゴすぎっ!」うさぎちゃんは、もう気分もすっかりモデルさんになりきっちゃって、お尻フリフリモンローウォークです…関係者用の裏口の警備員も思わず顔パス状態でドアを開け、VIP待遇でお辞儀しちゃいます。「ありがと…」。うさぎちゃんは『エヘッ』という感じで肩をすくめてルナに微笑みかけます。「ニャヒヒヒ…!」(←モデルさんが持ち歩くにはチト作りの安っぽいぬいぐるみですが…めちゃめちゃ可愛いルナ…)。

        ★  ★  ★  ★  

       波乱含みのまま、いよいよ開催中のジュエリー・ショーが映し出されます…。

       ワシ、まったく知らんのだけど、ジュエリー・ショーってこんなんなんだ?…なんか洋服のファッション・ショーみたいだね?…って、あんなちっこい宝石どうやって客席から見んだよっ! ファッション・ショーの方がまだ至近距離で見れるぞっ! …でも、お客さんはみんな拍手喝采しちゃっております…みんな眼ぇいいんだねぇ…。

       で、舞台挨拶に出て来たなるママが、両手を広げていきなり手の先から紫色のガスを噴き出し、ナンと舞台上のモデルさん達を気絶させてしまいました。それを見て驚いたお客さん達は、大騒ぎして逃げ出そうとしますが、みんなあっという間に気絶させられてしまいます。

       で、なるママが「エナジーをいただくわ…」とモデルさんの一人に手をかけようとしたその時、「待ちなさいっ!」という名ゼリフと共に、うさぎちゃんが颯爽と登場! あれ? モデルさん変身を解いて普通に戻っちゃったんだね?

       「お前…、なぜ平気でいられる」(←確かに…。会場中にまだガスが蔓延しております…)。「それはね! …それはぁ……ン、ルナ、なんで?」「戦士だから!」「そっかっ…。それは私が戦士だからよ!」(←ホントに意味わかってる?)

       「戦士?」すると、なるママの上半身が『手のお化け妖魔』に豹変します。「やだ!? なにアレ?!」「妖魔よ!」「うそっ、きゃあ!」まさか自分の戦う相手がバケモノだとは思ってなかったんでしょうな…(←ルナも言っとけよ)…最初の勢いはどこへやら…取り敢えず大騒ぎで逃げ出すうさぎちゃんなのでした。ちなみに妖魔部分はCGで、それに取り憑かれてるなるママはただ普通に歩いてるだけであります…これなら妖魔役も楽ちんそうです。

       そう言えば、ルナがCGの時とぬいぐるみの時と、描き分けの基準がイマイチ分からんな…。動いてしゃべる時だけCGなのかと思ってましたが、ナニげにぬいぐるみも動いてしゃべってるし…たぶん動作の大小の違いが基準で、決して予算配分ではないと思いたいですが…。…実はこのぬいぐるみ…ナニげに欲しくなってきてたりして…(※で、後日、「もう売ってないのかなぁ〜」とナニげに調べてみたところ、ヤフオクにておしゃべりバージョンのやつを無事入手……ワシが、このワシが、まさかこのようなモノを購入するコトになろうとはな…)。

 

        ★  ★  ★  ★  

       「うさぎちゃんっ、今よ!」「う、うんっ!」いよいよですな。うさぎちゃんは立ち上がると、「ムーンプリズムパワ〜、メーイク・アップ!」…おおっ! 変身してますっ! でも呪文はいつ教えたんだ?! たぶん妖魔が客を襲ってる間にだっ、そうに違いないっ! おおっっセーラームーンだっ! おおおっっっ、なんかかっけぇ〜!! しかも変身前よりずっと可愛くなってるっっ!! 全てはこのギャップを際立たせるための演出だったのかっ!!

       でもさすがに、美少女変身の伝統である「一瞬まっぱ」は無しだね…(※関係ないけど、ちなみに「ギャグマンガ日和」では、なぜかお父さんが「身代わりまっぱ」でした…まさか今頃うさパパも…)。

       「愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン! 月にかわってぇ、お〜しおきよっ!」…この決めゼリフだけはさすがに各版共通ですな。ナンと言っても、誰も言っちゃいねーのに自分で「美少女」って言っちゃうところが画期的でした…。もっとも最近じゃ、芸能人が自分で自分のコト「アイドル」とかヌカシちゃってるような時代ですけどね…(←一度辞書を引いてみなされ…どの意味も自分で言うとものすごく恥ずかしいぞ〜…)。もはや日本では、「アイドル」とは、「ある特定の芸能ジャンル」を意味する和製英語らしい…。ちなみに「ヒーロー」もそうなりつつあるらしい…。

 

 ★  ★  ★  ★   CMタイム― ★  ★  ★  ★  

 

       「セーラームーン…何者だ?!」(←たぶんジェダイトの人が、物陰から様子を伺ってこんなコト言っちゃってますけど、ナニげにこれって、ひょっとしていきなり変身するとこ思いっきり見られちゃってたのでは??)

       で、セーラームーンのコスチュームの各パーツが順にアップで映し出されるんですけど、それがめちゃめちゃ良く出来てて、めちゃめちゃきれいで、めちゃめちゃカッコイイ!! で、中の人がめちゃめちゃ似合ってて、髪型から何から全く違和感なくフィットしてます。冒頭でタキシード仮面とセーラーVを見た時は正直どうなるコトかと思いましたが、これで「ほほ〜う…!」と感心させられましたねぇ…。「…(心の声→)なんかコレって…すごくない?」(←なんでも、一着何百万もするとかしないとか…)。

       「セーラームーンっ、来るわよ!」。しかし迫り来る『なるママ妖魔』を見るなり、思わず「いやあ!」と逃げ出す我らがセーラームーン…。いざ初陣となると、やっぱりヘタレっぷり全快です(←変身前は意外と勇ましかったのに…でもこれはお約束だもんね)。「やだやだやだ! こわい!!」「大丈夫、落ち着いて。戦い方は、分かってるはずよ。あなたは、選ばれた戦士なんだから!」。その言葉に、ティアラの宝石がキラリと光り、一気に顔つきが変わって勇敢になる我らがセーラームーン。…で、なぜか動きがバレリーナさんだっ! 回ってる〜っ! 跳んでる〜っ!(←そう言やアニメの技ポーズはナニげに新体操だったっけ)…で、やっぱり教えてないのに技出してるっ!(※あとで調べたら、原作でも教えてませんでした。アニメ版ルナがやたら親切だったんですね)。きっと、変身アイテムをもらった瞬間に、前世の記憶の一部が甦るのだ! そうに違いないっ! そうなんだろルナ?

       で、胸のブローチからスティックを出して構えると、「ムーン・ヒーリ〜〜ング・エスカレーショ〜〜ン!」(←おおっ! このポーズは正しくフィギュア・スケートのビールマンスピン! もちろん自分で回っちゃいないだろうが、ポーズそのものはかなり柔軟性がないと出来ないぞ! ワシがやったら確実に背骨が砕ける危険なポーズだっ!…ちなみに「ムーン・ヒーリーング・エスカレーション」とは、妖魔が人間に取り憑いてる時などに、人間を傷つけずに妖魔だけを倒すという高度な必殺技で、確かアニメ版では、スティック共々比較的あとの方に出てきた技実写ムーンはいきなりスキルが高いぞ!)。

       ところでこの番組…、当初パンチラ、パンチラってバカみたいに騒がれてたらしいけど、これって実はレオタードだよね? だって土曜の朝7:30だぞ! とっても健全で全く問題ないじゃないかっ! ンなコト言ってたら本物の新体操とかどうなるんだよっ!

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       見事『手のお化け妖魔』だけを倒し、無事、なるママを救出したセーラームーン。「やったぁ! スゴイじゃ〜んっ!」飛び上がって喜ぶセーラームーン。「やったね! セーラームーン!」「ルナぁ!」セーラームーンがルナに駆け寄ろうとすると、遠巻きに戦況を見守っていた、たぶんジェダイトの人が、いきなりセーラームーンの背中めがけて短剣(?)を投げつけます。「あぶないっ!」。セーラームーンが振り向いて「あっ!」と気付いた時には、短剣はすでに目の前! するとここで、もう一つ忘れちゃならないお約束、セーラームーンのピンチに必ず出てくるタキシード仮面様が!!

       間一髪でセーラームーンに飛びつき、身を伏せさせて短剣を避けます。たぶんジェダイトの人が『ちっ…!』という感じで逃げて行きます。両者は無事を確認して上体を起すと、しばし不思議な感じで顔を見合わせます…「…あの…?」。タキシード仮面は紳士っぽくセーラームーンに手を差し伸べて立たせると、「目当てのものは見つからなかったが、面白いものが見れたな」(←そう言うアナタの方が面白いよ…)と言ってその場を去って行きます…。セーラームーンはその後ろ姿を追い、「助けてくれてありがとう!」と呼び止めます「…あのぉ…あなたは…?」。タキシード仮面は振り向きざま、ばさっ!とマントで口元を隠しながら、「…タキシード仮面…」…って…ちなみにその名前…前もって自分で考えておいたの?…そんで…、口元を隠したのは自分で言ってても『ぷっ…』って笑っちゃうから?

       セーラームーン曰く、「タキシード…仮面?…ヘェンなのぉ〜(←あ、やっぱヘンなんだ)…でもぉ…、なぁんかカッコイイ!」(←ってどっちなの〜!? でも、そもそも、そういうキャラだよね? あのお方って…)。

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       一方、いつの間にか控え室のテーブルに突っ伏して寝てたなるちゃんがお目覚めです…。

       「あれ…?」部屋の中をきょろきょろと見回すと、「…夢かなぁ…?」どうやら、事件は、悪の組織側の記憶操作によって揉み消されるシステムになってるようですな…。

        ★  ★  ★  ★  

       ところ変わって、こちらはダーク・キングダムの秘密基地…。これは地下帝国のような感じの、いかにも怪しげな城ですな…。

       出たっ、クイン・ベリル!…って、おおっ! このお方は!! なんでこげなビッグネームがこげな所に!?って言うか、役ハマリ過ぎ! 違和感ゼロっ! あの五人の美少女相手に一人で対抗出来るベリル役って、たぶんこの人以外想像できないっ! 「誰だっ!? 我が行く手を邪魔だてする者は!……許さぬっ!」

       まさか、このたった数秒のためにギャラと衣裳代を使い過ぎて、四天王まで回らな…いやっ、そんなはずあるものか! 彼はきっとやってくれるハズだっ! …たぶんジェダイトの人…。

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       いきなり海の見える場所に立って港を見つめながら、しみじみと、「私が…セーラームーン…『でいいの…?』とつぶやくセーラームーン…。

       「そうよ。プリンセスを守る戦士の一人…。戦いが始まるわっ、これから!」。ここで主な登場人物達のシルエットが映し出され、「なんか…ワクワクなのか、不安なのか、よく分かんないけど…胸が、ドキドキしてる…」「うふふ…」。この最後のセリフは、ナニげに、セーラームーンとしてのコメントのような、中の人のコメントのような、番組制作サイドのコメントのような、ファンの心理を代弁したコメントのような…、まあ、何はともあれ、そんな言葉で締めくくられた、記念すべき実写版セーラームーンの「Act.1」なのでありました…ぱちぱちぱち…。

       アニメ版を見てるので、この先の大まかな話の筋は知ってるだけに、この段階では、まだまだ嵐の前の静けさと言った印象ではありますが、この手の作品の第1話って、どれもだいたいそんな感じですよね…。ところがワシは、ナニげに予告編で、強烈にこの番組への興味がつながれた感がありました…。だって…予告でこんな映像を見せられたあげく、「私……戦士なんかになりたくない…」とか言っちゃってるんですよぉ!?

       次回は、セーラーマーキュリー登場編だっ!

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       セーラームーン:うさぎちゃん(沢井美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(沢井美優さん編)▼】

       マーキュリー:亜美ちゃん浜千咲咲(現・泉里香)さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(浜千咲(現・泉里香)さん編)▼】

       マーズ:レイちゃん(北川景子さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(北川景子さん編)▼】

       ジュピター:まこちゃん(安座間美優さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(安座間美優さん編)▼】

       セーラーV:美奈子(小松彩夏さん):「」『』【キャスト関連商品リスト(小松彩夏さん編)▼】

       ルナ(声・潘 恵子さん):「」『』

       その他:「」『』

[2008年10月4日(土)初稿(←偶然にも5年前の本放送と一緒! この日を実写版記念日と名付けよう…) トモロー]


Act.2:セーラーマーキュリー登場編

 

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       今回レビューしたAct.1は、「美少女戦士セーラームーン DVD 第1巻(バンダイビジュアル)に収録されております(↓)

 

DVD第1巻 作品本編(4話収録)

 

Act.1 Act.2 Act.3 Act.4 

毎回映像特典(10分)

 

「セーラームーン」におしおきよ 沢井美優浜 千咲@

Act.1 ゲストキャスト

 

大阪まゆみ(なるの母):

渡辺典子 

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セーラー戦士アクション:

小牧祥子
半澤友美

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